tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

PVアクセスランキング にほんブログ村

俺の為だけの、俺の女…<つかつく>  5.




<司side>


俺は、本心のままに、F3に喋ってしまっていた。


「俺は、牧野の事が好きに成った。」



あきらは、納得した様に、口を開いて来た。


「やっぱり…な‼
 牧野は、司の好きな女のタイプだろ?
 牧野の容姿は…如何見ても違ぇけど…よ。
 牧野の中身は、丸ごと、姉ちゃんだろ?
 司の女の好みは、姉ちゃんだよな?
 司は、ガキの頃から、シスコンだったもんな‼」


俺は、あきらに見透かされている事が、鬱陶しかった。
まあ、言う成れば、居た堪れなかった。


だから、あきらを睨み付けて遣った。


で、序でに、悪態を突く事も忘れては居なかった俺だった。


「うっせぇ~んだよ‼」



総二郎も、苦笑いを浮かべてやがる。


で、総二郎は、俺を宥めに入って来やがった。


「司…?
 まあまあ、そう、カリカリすんなって(苦笑)‼」



其処で、類が、更に、俺に訊いて来やがった。


「司は、牧野とは、此処(メープルのラウンジのVIPルーム)で、会っただけ…?」
「否、偶然、『party』で、逢った。
 牧野が、一人に成った所に、俺から、声を掛けた。
 俺の事を知らねぇ奴、みてぇな態度をしたかと思えば…。
 俺の腹を殴りやがった。」


俺は、こいつ等 F3に言わなくても良い事まで、言ってしまっていた。


其処に反応したのは…。
やはりの類だった。


「司…?
 牧野に、何したの?
 牧野と言う人間は、何もして来ない相手には、何も遣り返さないよ‼
 司が、“牧野から、(司の)腹を殴られた‼”って、いう事は…?
 司が、牧野に何かしたって事でしょ?」
「………」


俺は、苦笑いを浮かべるしかなかった。


だってよ…。
明らかに、分が悪ぃのは、俺の方だし…よ。


だからだろ?
返答出来ない俺に、類が、俺を嗜めてきた。


「司…?
 其れだけで、済んで良かったと思いなよ‼
 牧野には、気を付けた方が良いよ‼
 牧野は、危機管理の為、合気道を習って居て、有段者だから…ね。
 それに、司は、その気でも、牧野は、超が付く程の、『鈍感 娘』だから…。
 嘘とか、誤魔化しは、通用しないんだよ‼
 牧野には、真っ正面からぶつかって行って、丁度、良い感じかな?」


だから、其の真っ正面から向かって、“腹を殴られたんだ‼”って言うんだよ。


その場合は、如何すりゃあ良いんだよ⁉


俺は、尚、悩むしかなかった。



其れから、数日経った頃…。
類から、連絡が入った。


如何も、静の帰国に合わせて、牧野と会う予定らしい。


“今日、静が、日本に帰国するらしくてね。
 牧野も交えて、“ディナーでも…。”って、話しに成ってるんだけど…。
 司…?
 良かったら来る?”


類の上から目線は、度外視するとして、“牧野に逢えるんなら…。”と、俺は、喜んで、了承していた。


「ああ。」
“じゃあ、後で、場所の連絡するね。”


で、俺は、牧野と逢える事に成った。


久し振りに牧野に逢える事に、俺は、興奮して居たのは、言うまでも無かった。



で、類から連絡の在ったレストランに、態と、時間に遅れる様に向かった。



俺が、レストランの個室に入って来た時の牧野の驚愕した顔を、暫く、忘れる事は、出来そうも無かった。


俺は、その時、この場にお呼びではねぇだろう事が分かる位ぇだった。


其処を、類は、笑いながら、フォローしていた。


「あっ、司は、俺が、誘ったんだ‼
 牧野は、司と面識が在るんでしょ(笑)?」
「えっ??
 つくしちゃん、そうなの?」
「まあ、西門さんと美作さんに嵌められる様に、道明寺さんとは、知り合ったという方が
 正しいですけど…。」
「………」


俺は、牧野の言葉に、居た堪れなく成った事は、言うまでも無かった。


此のアウェー感…。
如何すれば良いんだよ?


静には、睨まれるし…。
類は、笑ってやがるし…よ。


まあ、仕方ねぇか?
俺は、苦笑いしか出来ずに居た。



<つくしside>


何故、類が、あの人を誘ったのか?
意味が分からずに居た。


終始、笑い転げる様に笑っている類を、静さんと私は、暫く、驚愕顔で見詰めるしか出来ずに居た。


だって、多分、静さんもだと思うけど…?
こんなに、笑い転げる様に笑っている類を見たのは、初めてかも知れなかった。


だが、あの人も、居た堪れない様な顔付きで居た。


じゃあ、何故、あの人は、此処(私たちが、ディナーをして居たレストラン)に来たのだろうか?
私は、その意味の方が、驚愕だったかも知れなかった。


まあ、私にとっては、如何でも良いけど…。

×

非ログインユーザーとして返信する