昔からある場所…<つかつく> 9.
つくしは、F4&T3の前で、話しし始めた。
「実は、私は、私の秘書を通じて、お祖父様から、言われて居た事が在るの。
今度、開催される私の『お披露目party』で、“政治家の息子(さん)をパートナーにし
て、『party』に出席しなさい。”って…。
実は、其の政治家の息子さんと言うのが、現在は、ご自身の父親の公設秘書をして居る
んだけど…。
後には、世襲政治家として、デビューを目論んで居るらしいの。
お祖父様は、お祖父様で、“日本の政界とのパイプが欲しい。”と、考えて居るらしく
て、其の政治家とお近付きに成ろうとして居るの。
はっきり言って、パパの時と、遣り方は、全く変わって居ない。
何を考えて居るんだか?
だから、今回、私を日本に帰国させたの。
多分だけど…。」
F4&T2は、つくしの境遇を理解していた。
唯一、優紀だけは、“凄い世界‼”と、思って居た。
で、つくしは、話しを繋げていた。
「実は、私は、お祖父様と、戦う事にしたの‼」
司は、ニヤッと、笑って言って来た。
「お前、また、戦うのかよ⁉
物好きだよな‼」
つくしは、“心外‼”と、ばかりに、司に言って除けていた。
「好きで、戦っている訳ないでしょ?」
司は、尚、ニヤっと、して居た。
で、つくしは、司に、“ふん‼”と、呟きながら、尚、話しを続けて居た。
「『分かった。
其処まで言うのなら、遣ってみるが良い。
だが、儂は、一切、助けん。
其れだけは、肝に銘じなさい。』って…私は、お祖父様から、一応、了承されたの。
だから、取り敢えず、今回の『政略結婚』と『パートナー』の話しは、無しには成った
の。
でも、お祖父様は、私が、泣き着いて来ると持って居るのよね。
其れを待ってると、思うの。
だから、此のプロジェクトは、極秘で行いたいの。
協力してもらえるかな?」
「「「「「了解‼」」」」」
「了解しました。」
F4&T2は、“喜んでぇ~‼”と、言いそうな勢いで、了承していた。
唯、優紀だけは、“つくしに協力したくても、何の協力も出来ない‼”と、嘆いて居る様子だった。
其の様子を見ていた総二郎が、優紀に話し掛けた。
「優紀…?
そんな顔をするなよ‼
政界に顔が効くのは、俺と桜子…位ぇなもんだろ?
まあ、司ん所もそうだろうけど…よ。
桜子なら、尚、華族関係も、顔が効くだろ?」
桜子は、頷いた。
其の様子を見た総二郎は、尚、優紀に声を掛けていた。
「だからよ。
優紀は、俺と一緒に、動けば良いだろ?」
「えっ??」
優紀は、其の言葉に驚愕していた。
だが、F3&T3は、其処は、“桜子と一緒に…。”と、総二郎は、言わない事に納得していた。
総二郎は、“優紀は、俺の彼女、何だから、当然だろ‼”と、思って居た。
で、優紀は、そんな総二郎を心強く思って居た。
で、あきらが、つくしに話しを進める様に、口を開いて来た。
「で、俺等は、如何したら良いんだ?」
つくしは、“あっ‼”と、我に返り、話しし始めていた。
「実は、詳しくは、まだ、言えないんだけど…。
或るプロジェクトを進行する為、進にも、話しを進めて居るの。
唯、其れには、国に認可してもらわなければ、先には、進めないの。
唯、下手に私が動けば…。
全て、お祖父様にバレてしまう。
例の政治家から、お祖父様に話しが行かないとも限らない。
だから、“極秘に…。”って、訳には、中々、行かないと思うの。
だから、滋さんに協力してもらって、認可を取り付けてもらおうとして居たの。」
滋は、“喜んでぇ~‼”と、言わんばかりに、つくしに了承していた。
「良いに決まってるじゃん‼
遣って遣ろうじゃない‼」
「滋さん…。
有難う‼」
「当り前でしょ‼」
其処で、司が、滋とつくしの会話を遮る様に話しする為に入って来た。
「つくし…?
其のプロジェクトの件、俺に仕切らせてくれ‼」
つくしは、驚愕していた。
「其れって、如何言う意味…?」
司は、つくしに諭す様に言って居た。
「お前が言ってる様に、下手に動かねぇ方が良いだろ‼
其れに、総二郎も言って居たが…。
うち(道明寺財閥)は、昔から、政界との繋がりは、強い。
其処は、俺より、ババアに動いてもらう。」
「………、えっ??」
つくしは、驚愕と言う寄り、目が点だった。
だったが…。
つくしは、我に返り、司に訊いて居た。
「お祖父様は、道明寺社長と道明寺と私との経緯を知っているのよ。
私が、道明寺HDと絡んで居ると分かれば、絶対、動いて来る事は目に見えて居るの。
無理に決まっているでしょ?」
司は、ニヤッと、笑って、つくしに諭していた。
「だからこそ…だろ?」
其れには、あきらも、司に訊き出して来た。
「司…。
其れって、如何いう意味だ?」
「あのな、其処を逆手に取るんだよ‼
表向きは、道明寺HDのプロジェクトにして於く。
だが、実は、つくしのプロジェクト…。
つくしは、陰で動けば良いだろ?」
類も、納得して居た。
「牧野…?
その方が良いと、俺も思うよ‼
牧野がバレない様に動いて居るつもりでも、牧野が動けば…秘書にもバレるでしょ?」
更に、司は、つくしを諭し出した。
「ババアは、つくしとの事を後悔してやがる。
一早く、乙和会長の動きを察知して、俺に言って来やがった。
しかも、“早く、つくし(さん)を取り込め‼”だとよ。
だから、ババアに協力させる。
ババアには、つくしに償いをさせる。
良いだろ?
つくし…?
俺と一緒に組め‼」
「………」
つくしは、直ぐには、何も答えられずに居た。
<【追加記載】
此の二次小説『昔からある場所…<つかつく> 9.』は、私が、良くマスコミ
報道等で、企業と政治家の癒着に関して聞いた事が有り、其れに基いて、掲載して
おります。
しかしながら、詳しくは、存じ上げておりません。
不手際が御座いました成らば、お詫び申し上げます。
不手際が御座いましても、此処は『二次小説の世界』と、スルーして頂ければ、
幸いです。
関係者各位 様、勝手致して折ります事を、お詫び申し上げます。
追加記載…2019.10.4 0:50>