tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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昔からある場所…<つかつく>  10.




つくしは、司を頼って良いのか?
悩んでいた。


其処に、司は、つくしの気持ちを見透かした様に、つくしを諭し出した。


「つくし…?
 何、悩んでんだ?
 俺とつくしは、恋人同士だろ‼
 助け合う事は、当然だろ‼
 俺は、お前を救い出してぇんだ‼
 俺を信頼しろ‼」


F3&T3は、全員、つくしに頷いて見せていた。


其処には、仲間としての深い繋がりが蘇って居た。


桜子も、つくしを諭し出した。


「先輩…?
 一緒に、乗った船です。
 一緒に、乙和会長を、“ぎゃふん‼”って、言わせましょうよ‼」


つくしは、俯きながら、F4&T3にお礼を言って居た。


「皆、有難う‼」


そして、後日、また、集まり…。
プロジェクトの話しを進めて行く事に決まった。



其れから、数日後…。


F4&T4は、集まった。



其処で、つくしは、今回のプロジェクトに関しての詳細を話しし始めていた。


本来は、滋を巻き込んで、この計画を実行しようとして居た。


つくしも理解はしていた。
企業としての協力者が、滋だけでは、難しい事は予想出来て居た。


だから、つくしは、F4&T3には、感謝しかなかった。



つくしは、F4&T3に、プロジェクトの概要を記した資料を配った。


其れは、大掛かりなものだった。


「此の資料にも記しているんだけど…。
 実は、乙和カンパニーとしてでは無く、名目は、私名義にして、無人島を購入して有る
 の。
 購入して有る事が、お祖父様、強いては、私の秘書にバレない為に…私名義にして在
 るの。
 此の購入した無人島の立地的には、リゾート地として、展開したいと思ってるの。
 其れに、此の購入した無人島は、東京都には属されて居るんだけど…。
 唯、開発するには、まだ、国と東京都の認可が下りていないの。
 その為、先に話しが進んでいないのが、実情なの。」


此処で、つくしは、一拍置いた。


少し、ウォーターで口を湿らせていたつくしだった。


其の様子さえも、じーっと、つくしを見詰めている司が、つくしの横に座って居た。


其の様子を見たF3&T3は、苦笑いするより、他無かった。


「実は、会長…。
 お祖父様は、実際は、此の件には、絡んでいないの。
 此の件は、私の秘書も知らない案件なの。
 お祖父様に勝負を挑む為に、私始動で、行った案件なの。」


つくしは、司の顔を見た。


司は、つくしを羨望の眼差しで見詰めて居た事は、言うまでも無かった。


つくしの企業人としての力を思い知った様に感じていた司だった。


否、其れは、F3&T3も同じだった。



そして、司は、つくしに言って除けていた。


「尚更、俺と組むべきだろ?
 つくし一人に、危ない橋を渡らせる訳には行かねぇんだよ‼」


つくしは、本当に、司に頼って良いモノなのかを、考えあぐねていた。


だが、司は、ニヤッと、笑って見せた。


F3&T3は、司とつくしの動向をじーっと見詰めていた。


「俺を誰だと思ってんだよ?
 つくしは…よ?
 俺が、ヘマをすると思ってんのか?
 強いては、この案件が、俺という人間を、お前の祖父さんに認めさせる切っ掛けにもし
 てんだよ‼
 俺に、任せとけ‼」


つくしは、力強い司の言葉に、頼ってみる事にした。


「うん、分かった。
 有難う‼
 宜しくお願いします。」


つくしは、司に頭を下げていた。



其処で、あきらが、口火を切って来た。


「で、牧野…?
 俺等は、何を遣れば良いんだ?」


つくしは、皆の顔を見ながら、資料に基いて、話しを進め出した。


「実は、乙和カンパニーは、EU圏で力を付けて来た会社なの。
 で、EU圏の中では、うち(乙和カンパニー)と、手を組んで、日本資本から撤退させ
 様として居る動きが在るの。
 でも、お祖父様は、そんなつもりは、毛頭ない。
 実は、日本からも、うち(乙和カンパニー)に、日本資本を優先する様に、打診されて
 居たの。
 で、実は、お祖父様は、例の政治家とお近付きに成る事で、日本資本だけじゃなく、政
 界にまで、揺さ振りを掛けるつもりで居たの。
 だから、そう長くは、私を一人で行動させないと思うのよね?
 お祖父様が、私を待てたとしても、半年…?
 だから、進と相談して、進の研究を活かせないかと考えて居たの。」


つくしは、また、少し、ウォーターで口を潤わせて居た。


「進が進めている再生可能エネルギーだけで、此の無人島を賄うという、大掛かりなプロ
 ジェクトなの‼
 其れが、EU圏には魅力らしいの。
 日本に持っていかれない様に、EU圏内で、動こうとしてるらしいのよ。
 お祖父様でも巻き込まれないとも限らない。
 だから、慎重に『コト』を進めたいの。」


つくしは、“極秘だ。”と、いう事を付け加えてから、更に、話しを進めた。


「近い内に進を日本に戻そうと思って居るの。
 唯、誘拐されても困るから、慎重にしなきゃ成らないんだけど…。
 勿論、お祖父様にも、バレてもヤバいんだけど…。」


司は、将来の弟に、何か遭ったら…つくしが如何成るか?
“目に見える様だ‼”と、思いながら、司は、つくしに提案して来た。


「うち(道明寺家)のPJを使えよ‼
 前日に、進をリムジンで迎えに寄越す。
 で、ロンドンのうちの(道明寺)邸から、PJで、進をイギリスから出国させれば良
 い。
 それで、如何だ‼」


つくしは、戸惑った。


「其処まで、道明寺家にお世話に成る訳には…?」
「俺は、お前の婚約者だ‼
 将来の弟に何か遭ってからじゃ、遅ぇだろ?
 俺の言う事を聞いとけ‼」


つくしは、“何時の間に、私は、司の婚約者に成ったの?”と、言う言葉は、喉の奥に押し込んだ。


進にとっては、有難い提案なので、司の厚意を有難く受け取る事にしたつくしだった。


「有難う‼
 宜しくお願いします。」
「おお。
 任せとけ‼」
  
司は、満面の笑みを浮かべて、隣に座って居るつくしに向けて、笑顔を振り撒いて居た。




<上記の様な案件が有るのか如何かは不明ですが、お話として綴らせて頂きました。
 勿論、EU圏の件に関しても、然りですが…。
 また、『再生可能エネルギー』に関しましても、然りです。
 勿論、私では、知る由も在りません。
 ですが、此処は、『二次小説の世界』…。
 スルーして頂けましたら、幸いです。
 宜しくお願い致します。
 関係者各位 様、勝手致しております事をお詫び申し上げます。>

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