父の日参観【泣かずに居られるのなら】…<つかつく> 番外編①
<此の二次小説『父の日参観【泣かずに居られるのなら】…<つかつく>』は、『泣かず
に居られるのなら…<つかつく>』の番外編として、お送りします。
また、此の二次小説『父の日参観【泣かずに居られるのなら】…<つかつく>』は、
『母の日参観【泣かずに居られるのなら】…<つかつく>』の『spin off』として、
及び、『answer story』として、『母の日参観【泣かずに居られるのなら】…<つか
つく>』の記載修了後の5月初旬の『GW』中に綴らせて頂きました。
合わせてご覧下さいました成らば幸いです。
宜しくお願いします。>
司は、航の『母の日参観』の数日後…。
F3を呼び出して居た。
司は、総二郎とあきらにお礼と相談を言うつもりだった。
何故なら、あの『母の日参観』の後から、航は、素直に早く就寝する様に成って居た。
其のお陰で、つくしは、航が、寝付くまで、傍に居ないといけない日が減って来ていた。
実は、離れていた期間が長かった司とつくしと航の親子3人は、司のキングサイズのベッドに親子3人で、『川の字』に成って寝ていた。
勿論、航が、真ん中に寝ていた。
実の処、つくしにも、航にも、自室は設けられていた。
だが、寝る時だけは、航が、“もう、一緒に寝たくない‼”と、言うまでは…。
“親子3人で、『川の字』に成って一緒に寝たい‼”と、言うのが、つくしの申し出だった。
本当は、司は、“無理だ‼”と、言いたい所だったが…。
つくしの懇願する態度に負けて、了承していた。
しかし、司からも、つくしには、懇願していた。
其れは、航が、寝た後、つくしの部屋に行き、“毎日…。”と、言うのが、司からの懇願だった。
其れには、“無理‼”と、つくしは、拒否るつもりで居た。
だが…。
拒否れる筈等、つくしには出来なかった。
高校の頃のつくしは、司の態度(顔付き)で、拒否る事の出来ない行動が在った。
其の事を知っていた司が、居たのだった。
其れは、拗ねた様な、辛そうな顔付きをする司の態度(顔付き)だった。
で、何も、言い返せないつくしが出来上がっていた。
だから、司は、毎日が上機嫌だった。
司は、帰宅が早い日は、『川の字』に成って、親子3人で寝た振りをして、つくしが、寝て居れば、叩き起こすか? or 司が、抱き抱えて、司の部屋と続き部屋に成って居るつくしの部屋に連れて行って居た。
勿論、司が、深夜に帰って来た時は、速攻、拉致られていたつくしだった。
まあ、ほぼ毎日に近い位、寝ているつくしは、司に寄って、拉致られていた。
つくしが、女の子の日以外は…。
其れも、バスルームに連れて行かれる日も在った。
出張から帰って来た司に寄って…。
で、朝には、航が起き出す時間までに、司とつくしは、司の部屋に戻るという日々が続いて居た。
其れも、司には、そろそろ限界で…。
司は、つくしを抱き締めて、朝を迎えたがって居た。
なので、司は、総二郎とあきらに、もう一度、航と話しさせ様と画策して居た。
航は、“航の部屋で寝る様に…。”と…。
で、司が、F3を呼び出した日が遣って来た。
F3は、いつもの集まりの場所…。
メープルのラウンジのVIPルームに居た。
あきらが、呼び出された意図を司に訊いて来た。
「司…?
俺等 F3が呼び出された意図は…?」
司は、ニヤッと、不敵な笑みをF3に魅せていた。
其の顔付きに、あきらは、訊かずには居られない程だった。
「おいおい、司…?
其の笑みの意味…は?」
「お前等に、頼みが有んだよ‼」
司のこういう態度の時は、何か良からぬ事を考えて居る事は、分かり切って居るF3だった。
それだけに…。
寒気のするF3だった。
何故なら、あの航の『母の日参観』の数日後…。
総二郎とあきらは、つくしから、かなり怒られ、逆襲されて居た。
つくしの怒りを収める為に、優紀と桜子を呼び出した事は、言うまでも無かった総二郎とあきらだった。
しかし、司の話しを聞いたF3は、納得せざるを得ない状態だったのだ。
特に、総二郎とあきらは、“まあ、仕方ねぇか?”と、思うのだった。
また、“司の今後の為と、航の願いを訊き退けて遣る事も、俺等の仕事だろ⁉”と、思う総二郎とあきらだった。
で、総二郎とあきらは、航に言い聞かせていた。
だが、類は、“俺は、知らないよ‼”と、一人、素知らぬ振りをするつもりで居たのだった。
知らぬは、つくしだけ成り…。
<『番外編』を1話では、長すぎる為、2話に分けて投稿させて頂きます。
その為、1話毎の長さが、少々、短めに成って居ます。
②は、明日、投稿予定です。
了承の程、宜しくお願いします。>