tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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司とつくしは兄妹?…<つかつく>  2.




<一部の言葉に不快に感じられるやも知れない言葉が入って居ます。
 お詫びします。>



<司side>


姉ちゃんと俺は、ババアから、メープルのババアの執務室に呼び出されていた。


其処で、本当の事を話すと言われていた。


「あなた達が疑問に思って居る事を、今から、話すわ。
 でも…ね。
 他言無用でお願い出来るかしら。」
「了承しました。」
「ああ。」


姉ちゃんと俺は、了承した。


で、ババアは、口籠り乍らも、話しし始めて居た。


「実は…ね。
 椿は、覚えてるかしら?
 私(わたくし)が、司を出産して、1ケ月過ぎて直ぐの頃には、既に、妊娠していた
 事を…?」


姉ちゃんは、首を傾げ乍ら、返答していた。


「ええ、うろ覚えですが…。
 タマさんから、訊いて居た事は、覚えて居ます。」


ババアも、姉ちゃんの言葉に、納得しているのか?
話しを続けていた。


「そうよね?
 椿も、4歳頃の事だったから、覚えて居る訳無いわね。
 私(わたくし)は、妊娠したまま、保さんの後を追う様に、NYに渡米してしまったか
 ら…。
 其の後の事は、椿も司も、覚えて居ないでしょ?
 特に、司は…。
 貴方を産んで直ぐに、私(わたくし)が妊娠してしまったから、司への授乳も、極力、
 控える様にして居たのよ。
 だから、司には、申し訳無く思って居たのよ。」


ババアは、俺の顔を見乍ら話しして居た様だが…。
俺には、何の感慨も無かった。


で、ババアは、また、話しを続けて居た。


「そんな時だったわ。
 NYに渡米して少ししてからだったわね。
 妊娠8か月の頃に、切迫流産をしてしまって…ね。
 安静にして居れば、如何って事無い筈なのに…。
 私(わたくし)は、仕事を放り出す事も出来なくて…ね。
 本当に、流産してしまったの。
 私(わたくし)は、無理し過ぎたのかも知れないんだけど…。
 其の時は、司を放って置いた私(わたくし)への罰だと、思って居たの。
 そんな失意の淵に居た私(わたくし)の下に、保さんから話しが有ったの。
 私(わたくし)が、流産してから、何ヶ月か経った頃に…ね。
 孝(こう)さん…。
 類さんのお父様から、保さんに連絡が来たらしいの。
 私(わたくし)が、流産をしてしまった事を聞き付けて、“此の子を、我が子として育
 ててもらえ無いか?”と…。」


姉ちゃんは、俺も疑問に思った事を、ババアに質問していた。


「其れって、如何いう意味ですの?」


ババアは、言い難そうに話しし始めて居た。


「そう…ね。
 言わなくてはいけないわね。
 つくしは、本当は、孝(こう)さんのお子さんなの。」


姉ちゃんと俺は、目が2倍以上、見開いたんじゃねぇかって位ぇ、驚愕していた。


「「はぁ~??」」


ババアは、溜息を付き乍ら、更に、話しし始めて居た。


「はぁ~
 普通、そう成るわよね。
 でも、本当の事なのよ。
 実は、孝(こう)さんは、類さんのお母様のかすみさんとは、政略結婚だったの。
 孝(こう)さんには、其の当時、お付き合いされて居る方がいらっしゃったのよ。
 類さんで言えば、お爺様…。
 孝(こう)さんのお父様の秘書をされて居た方だったの。
 其の方とのお付き合いが、孝(こう)さんのお父様にバレて、孝(こう)さんと其の秘
 書の方とを引き剥がす為に、孝さんは、政略結婚をさせられた様なものだったの。
 其の秘書の方は…ね。
 孝(こう)さんの政略結婚が決まった時…。
 別れる為に、花沢物産を退職する事を決めて居たらしいの。
 でも、孝(こう)さんが、其れを許さなかった。
 孝(こう)さんは、かすみさんと結婚しても、其の秘書の方とのお付き合いを続けて居
 たの。
 そして、かすみさんが妊娠して出産した事で、油断したんでしょうね。
 其の秘書の方は、其の後、孝(こう)さんの前から、姿を消したのよ。
 実は、其の秘書の方は、妊娠してしまって居たの。
 で、一人で、産んで、子育てするつもりだったんじゃないかしら。
 其れが、其の秘書の方は、出産後、出血多量で、お亡くなりに成ってしまったの。
 其の子が、誰の子か?
 分かる様にしたかったのか如何かは、今と成っては、分からないけれど…。
 其の秘書の方は…ね。
 しっかり、母子手帳と孝(こう)さんに宛てた手紙を残して居たの。」
「「………」」


姉ちゃんと俺は、答え様が無かった。


「で、警察からの連絡で、孝(こう)さんは、つくしの存在を知った。
 でも、孝(こう)さんは、つくしを手元に置いて育てたくても、つくしを育てる事は出
 来ない。
 其の当時は、まだ、孝(こう)さんのお父様は、ご健在だったから…。
 だから、私(わたくし)達 夫婦に、つくしの事を委ねる為に頼んで来たの。
 私(わたくし)は、其の当時、流産した事で、後悔して居たから…。
 其の話しに乗ったの。
 流産した事を公表もして居なかったし…ね。」
「そう言う事だったんだ‼」
「………」


姉ちゃんは、納得して居たみてぇだった。
だが、俺は、納得出来なかった。


だから、俺は、言えた言葉だったのだろう。


「じゃあ、つくしの兄貴は、俺じゃ無く、類って事か?」
「そう言う事に成るわね。」


だから、俺は、そんなババアに、何故か、ムカ付いて、言ってしまった。


「じゃあ、何故、今頃に成って、つくしを帰国させたんだ⁉」


ババアは、俺の言葉に、更に、顔を引き攣らせ乍ら、話しし始めていた。


「つくしは…ね。
 其の秘書の方にそっくりなのよ。
 寸分の狂い無く…。
 性格まで…ね。
 だから、もう、道明寺家の娘だと言えない事を、つくし自身で悟り始めて居るのよ。
 此の事で、“つくしが、苦しみ始めて居る様だ‼”と、タマから連絡が来たのよ。
 それに、類さんは、司の幼馴染で親友。
 つくしは、類さんと知り合う可能性が高い。
 私(わたくし)達の知らない所で、知り合って居たら…。
 大変な事に成り兼ねない。
 だったら、意図として、知り合わせれば、良いだけの事…。
 だから、保さんと相談して、そろそろ、孝(こう)さんにお返しし様と言う事に成った
 のよ。」


だが、俺は、ババアが驚愕するで在ろう言葉を言って遣った。


「もう、既に、類とつくしは、知り合ってるぜ‼
 総二郎とあきらが言うには、類とつくしは、英徳学園の非常階段で密会してるらしい
 ぞ‼」


ババアは、慌て始めて居た。


そして、直ぐ様、親父に連絡を入れて居るみてぇだった。



其の時の俺は、何故かは分からなかったのだが…。
ホッとしている自分自身に、俺は、驚愕していた。

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