懊悩(おうのう)≒ OH NO‼…<F4&T4> 1.
T4の由来とは…。
T4リーダー格と言われている『牧野つくし』女史を守る会=『つくし』を守る会=通称 T4。
T4とは、今や、『パーティーの華』と、呼ばれている『桜林女学院高校お嬢様4人組』の事。
滅多にパーティーに4人が揃って出席する事は無く、稀では有るが、出席すれば、注目の的となる。
ルックスも群を抜いているが、それぞれの出身家系が羨ましがられる所以だろう。
T4のメンバーとは…。
牧野つくし…T4のリーダー格と言われているのが、牧野財閥の流れを汲む、現在の牧野コーポレーション(道明寺HDに次ぐ、日本企業業績第2位)のご令嬢。
桜林女学院高校2年。
桜林女学院高校では、常に、学年トップの成績を誇る。
大河原滋…T4では、年齢が一番上の桜林女学院高校3年。
一番明るいと言われている。
大河原財閥の流れを汲む、現在の大河原グループ(日本企業業績第5位)のご令嬢。
松岡優紀…T4では、一番お淑やかで品が在ると言われているのが、華道 花咲流 次期家元と評されている(華道の際の別名…)花咲優紀。
お父様は、松岡総合病院の院長(お母様は、理事長をされている。)。
桜林女学院高校2年。
三条桜子…T4では一番年下の桜林女学院高校1年。
旧華族 三条家のお嬢様。
T4では、一番年下で在りながら、一番しっかりしていると、言われている。
T4、それぞれのお母様方が、幼少期の頃より、幼馴染で親友でいらっしゃる為、お嬢様で在るT4も、自然に幼馴染で親友に成った様だ。
実は、どのファッション誌も、T4の特集を組み入れたいと熱望する程…。
今や、巷の女子中高生のファッションリーダーと言われていた。
プライベートの隠し撮り画像をゴシップ誌や雑誌に、掲載された事が在る程だった。
そんなT4の下に、ファッション誌から、オファーが入って来た。
所謂、海外ブランドとのコラボと成るそうで、セレブとしては、顔を売るには持って来いのオファーでは有った。
T4の4人の内、『牧野つくし』と『松岡優紀』は可愛い系。
『大河原滋』と『三条桜子』は、美人系。
身長は…。
『牧野つくし』は、160㎝。
『松岡優紀』は、162㎝。
と、小柄なのに対し…。
『大河原滋』は、175㎝。
『三条桜子』は、172㎝。
と、モデル体型。
その為、つくしと優紀は、乗り気ではなかった。
更に、つくしは…。
滋と桜子と並べば、見劣りする事は間違い無いと思うつくしだった。
そんな時、発覚したのが…。
撮影は、T4のみでは無かったと言う事…。
実は、此のオファーには、裏が有ったのだった。
あきらの父親の経営する会社(美作商事)には、子会社として、雑誌社が在った。
其処の雑誌社のオファーで、F4と例の海外ブランドとのコラボ企画が計画された。
其れに悪乗りしたのが、総二郎とあきらだった。
先ずは、あきらから、提案が有った。
「俺等だけだったら、詰まんねぇからよ。
今、噂のT4とコラボしねぇか?」
「おぉ、其れ良い考えだな?」
「だろ⁉」
其れを渋って居たのが…司と類。
女性嫌いで有名なお二人さんなのだ。
だからこそ、この機会を良い切っ掛けにして遣ろうと画策して居た総二郎とあきらだったのだ。
一方、T4では…。
滋が大盛り上がりしていた。
如何しても、遣ってみたい滋は、つくしと優紀を如何遣って、了承させ様か?
画策するのだった。
勿論の桜子を巻き起こんで画策しようとして居る事は、言うまでも無かった。
なんせ、F4のお祭り男の総二郎とあきら…。
T4のお祭り女の滋…。
また、『F4のメンバーという人種は、自分自身の遣りたい事は、周りを振り回そうが関係なく、コトを動かしていく面々だ』と、言われていた。
だが、司と類の喧嘩を止めるのは、いつも、総二郎とあきらの役目だったので…。
其処まで、総二郎とあきらは、コトを動かすタイプでも無かったのだ。
まあ、総二郎とあきらに関しては、『司』程、傲慢でも無く、類の様に我儘でも無かったみたいだった。
『自分自身の遣りたい事は、周りを振り回そうが関係なく、コトを動かしていく面々』と、言う事は…。
必然的に、司と類という事は間違い無かった様だ。
流石のお坊ちゃまと言った処だろうか?
滋に関しては、流石のお嬢ちゃまと言った処だろうか?
何方にしても、巻き込まれて行く事は間違い無いので…。
諦めるしか無いつくしと優紀…それに、桜子だったのだ。
また、当日は、司と類も、総二郎とあきらに寄って、無理矢理、引っ張られて会場入りする事に成るのだった。
其処で、F4&T4…。
それぞれ、予期せぬ事が起ころうとは…。
所謂、『OH NO‼』【まさか、信じられねぇ(ない)‼】と言った出来事が、今後、起ころうとは…。
その時は、誰も、予想だにして居なかったのだった。
<T4の身長に関しましては、amiの妄想です。
関係者各位 様、手違いが有りました成らば、お詫び申し上げます。>