tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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懊悩(おうのう)≒ OH NO‼…<F4&T4>  2.




撮影の日の当日が遣って来た。


撮影に臨む事に覚悟を決めた司と類…。
そして、つくしと優紀、そして、桜子だった。



撮影は、F4は、F4だけでの4ショット画像 と 2人ずつに分かれての2ショット画像…。
T4は、T4だけの4ショット画像 と 2人ずつに分かれての2ショット画像…の数枚を、先ずは、撮影していた。



一応、『party』仕様のF4は、タキシード…。
T4は、『dress』…。


後、F4・T4 それぞれの『offショット画像』撮影…。


F4に関して、スーツスタイルに、カジュアルスタイル…。
T4は、カジュアルスタイルに、海外ブランドが手掛ける初めての制服スタイル…。


撮影は、順調に進んでいた。



F4が撮影している間は、T4は、休憩と成る。


そんな時に、滋が、T3に提案して来た。


「もしね…?
 男女ペアで、撮影って成ったら…。
 F4の中で、誰が良い?」
「「「………」」」


T3の誰からも、言葉を発しなかった。


そんな中…。
滋が、先頭を切って、言って除けていた。


「私…。
 道明寺司に行って良い?」


つくしは、“如何でも良いよ。”と、言う様な態度で、滋の言葉に答えていた。


「良いんじゃないの?
 私は、誰でも良いよ‼
 そう言う事には、興味無いから…。」


滋は、つくしに了承の返答をしながらも、興味津々に、優紀と桜子にも、訊き出した。


「つくしらしいね‼
 じゃあ、優紀は…?」
「F4の皆さんに失礼じゃ無ければ…ですが。
 私は、西門さんが良いかも…。」
「じゃあ、桜子は…?」
「う~ん、やっぱり、美作さんでしょうか?」


滋は、お祭り女の如く、浮かれ出した。


「じゃあ、決まりじゃん‼
 そう成ったら、良いのに…ね。
 楽しみ~。」



一方、T4が、撮影して居る間は、F4も休憩だった。


で、いつもの、お祭り男の総二郎とあきらが、この場を盛り上げようとしていた。


先ずは、あきらが、声を掛け出した。


「もし…よ。
 男女ペアで、撮影って成ったら…。
 T4の中で、誰が良い?」


司は、間髪入れずに言って除けていた。


「俺は、あの牧野が良い‼」


類も、つくしに興味を持った様子だった。


「えっ??
 司も気に入ったの?」
「類、てめぇ~‼
 許さねぇからな‼
 あいつは、俺んだ‼」


実は、司は、T4の中で、屈託の無い笑顔のつくしに、一目惚れして居たのだ。
しかも、司は、つくしの意思のしっかりしている瞳(め)にも、惹かれていたのだった。



其れは、類とて、同じだった。


意思はしっかり持って居そうなのに…。
つくしの中に、何処か放って置けない様な所が見えた類は、“牧野(つくし)を放って置けない‼”と、思って居たのだった。


だから、類は、司の言葉に、言い返しても居た。


「其れは、あの娘(こ)が決める事でしょ?」


司は、この時、“類には、ぜってぇ渡さねぇ‼”と、誓って居たのだった。


一触即発しそうな司と類を総二郎とあきらは、警戒していた。


此の場の雰囲気を壊しては、今までが無駄に成ると思っていたからだった。


総二郎とあきらにとっては、“やっと、T4と、お近付きに成れた‼”と、思って居たのだ。


何の為に、今回の撮影の計画を立てたのか?


無駄足と成るかも知れないのだから…。
総二郎とあきらにとっては、この場の雰囲気を、慎重に、しかも、コトを進めざるを得ない状態だったのだ。



だが、撮影が進むにつれ、本当に、総二郎とあきら、そして、滋が思っていたシチュエーションに成ったのだった。


カメラマンが、F4&T4に声を掛けて来た。


「次は、男女ペアで組んでの撮影にしようと思うんだけど…?
 皆で、相談して、決めてくれる。」


其のカメラマンの言葉に、司は、いの一番に動いた。


何故なら、類より、先につくしを捕まえたかったからだった。


「おい、牧野…?
 俺と組んで、撮るぞ‼」


そう言いながら、つくしの右腕を捕まえて離さなかった司だった。


此れには、類 そして、滋は、『目が点』状態だった。


しかも、司は、言葉を付け加えた。


「俺は、こいつ以外とは撮らねぇぞ‼」


なので、カメラマンは、納得して、頷いて居た。



で、総二郎とあきらも動いた。


総二郎は、優紀を指名した。


あきらは、桜子を指名した。


優紀と桜子は、意中の人に指名されて、笑顔が弾けていた。


優紀は、兎も角として、普段、クールビューティーの桜子までもが、笑顔なのは…。
T3は、面食らっていた。



で、必然的に、類と滋が、ペアに成った。


何方も、思惑が外れて、類と滋にとっては、不機嫌気味の撮影に成った事は、言うまでも無かった。


後のペア(司&つくし・総二郎&優紀・あきら&桜子)の撮影は、順調そのものだった。


つくしも、ブツブツ、不満は言って居る様でも、いざ、撮影に入ると、笑顔が弾けていた。


つくしの其の姿に、尚、遣られてしまった司だった。



F3(類以外)&T3(滋以外)の行動は、それぞれ、今までとは、考えられない仕草だった。


誰もが思うだろう?
OH NO‼』【まさか、信じられない‼】と…。



そして、全ての撮影は、終了した。


その後(あと)、“今後の親睦を深める意味でも、一度、F4&T4で、集まろう‼”と、言う事に成って居た。


此れは、滋が提案していた。


何故なら、滋は、今度こそ、司に滋自身の良さを知って欲しいと思っていたからだった。

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