tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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俺の為だけの、俺の女…<つかつく>  14.




<司side>


俺は、ジュエリー・ショップで、ショップの責任者に、『ペアリング』の刻印のメッセージを口頭では無く、メモに記載して渡していた。


其のメッセージとは…。


『My woman only for me.  T & T 』


意味は…。


俺の為だけの、俺の女


俺は、“やっと、俺が求めて居た女を見付け出せた‼”と、思って居た。


そして、“一生、離さねぇ‼”とも、誓って居た俺だった。



<つくしside>


私は、司の言付け(いいつけ)通り、司が買ってくれた『ペアリング』を、片時も外す事無く、左手 薬指に嵌めていた。


そう、あの時のショップで、司が、私の左手 薬指に嵌めてくれたその日から、ずーっと、嵌めていた。


其の事が、桜子にバレた。



そんな或る日…。
桜子から呼び出しが有り、久し振りの女子会を開く事に成った。


桜子は、私が言うのも何だけど…。
目敏い所が有り、はっとする事も、これまでにも、しばしば、在った。


だからっていう訳じゃないけど…。
桜子に見付からない様にしていたつもりだった。


其れが、何故か?
桜子に見付かってしまった。


私は、桜子から言われた言葉に、はっとしていた。


「先輩…?
 先輩の左手 薬指に光っている物って…?
 もしかしなくても、其れって…?
 『ペアリング』ですよね?
 先輩…?
 何時の間に、その様な『ペアリング』を嵌め合う仲の方が、いらっしゃったんです
 か?」
「………」


私は、何も、答えられなかった。


そしたら、桜子から、続けて言葉を発して来た。


「先輩…?
 桜子の瞳(め)は、節穴ですか?
 先輩は、騙せているつもりでも、先輩の顔付きを見れば、分かるんですよ‼
 如何、何ですか?」
「………」


私から、答えられる訳無いっつーの‼


如何しよう‼


だって、司の幼馴染で親友なのは…。
言わずと知れたF4のメンバー…。


しかも、類は、私が、尊敬する弁護士の先輩の静さんの彼氏…。


で、私の幼馴染で親友の優紀の彼氏は、F4メンバーの一人…西門さん。


で、私の親友の桜子の彼氏は、同じくF4メンバーの一人…美作さん。



今、此処(女子会をしているレストラン)で、私が先に、言ってしまって…。
司と、揉める様な事だけには、成りたくない。


だから、取り敢えず、誤魔化す事にした。


あの桜子が、それで、許してくれるとは思わないけど…。


「うん。
 彼氏が出来たんだ‼」


桜子は、間髪入れずに、訊いて来た。


「何方ですの?」


私の頭の中を総動員するかの様に…。
今後の事も在るので、目紛るしく私の頭の中は動いて居た。


で、結論的に言うと…。
言い訳の言葉は、多分、有り触れた言葉だったと、思う。


けれど、今の私には、こうとしか言い様が無かった。


「また、報告するね。
 彼にも立場って、いうモノが在るから…ね。」


桜子は、首を横に振りながら、言って来た。


私の横では、優紀が苦笑いしていた。


「ほんと、弁護士さんって、遣り難くて敵いませんわ。」


やっと、この話しは、“私なりに回避出来た‼”と、思って居たのに…。
この後、“司がバレて、如何するのよ‼”と、叫び出したい心境に成る私だった。



其れは、何故かと言えば…。


私と桜子が、そんな話しをして居た所に…。
桜子の携帯が鳴り出した。


如何も、美作さんからだった様だ。


桜子は、美作さんとのTELの会話が済んだ後…。
桜子は、急に、立ち上がり、私の腕を掴むと、立ち上がらせて、一言、言って来た。


「先輩、優紀さん…。
 行きますよ‼」
「「えっ??」」


私と優紀は、唖然で在った。


で、私が、桜子に訊いて居た。


「何処に行くのよ?」
「良いですから、就いて来て下さい‼」


そう言われて、無理矢理、桜子は、私と優紀を、レストランから連れ出した。


この後の展開に疲弊するしか無かった私だった事は、言うまでも無かった。

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