tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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俺の為だけの、俺の女…<つかつく>  15.




<司side>


俺は、こいつ等の作戦に満々と、引っ掛かってしまった。


其れは、単純明快な事だった。


いつも、仕切らねぇ類が、口火を切って来た。


“この時点で、俺は、不思議がれば、何て事、無かったのに…よ。”と、浮かれ過ぎていた俺自身に活を入れていた。


だが、其処は、F3…何だよな。


俺の性格を知る尽くしてやがるから、言葉巧みに、俺を操りやがる。


この事を知ったつくしは、俺に如何、罵倒して来るか?
悩み処だった事は、言うまでもねぇ。


「総二郎とあきら…。
 良く出て来れたよね?
 彼女は、大丈夫だったの?」


あきらが、返答していた。


「今日は、女子会だってよ‼」
「ふ~ん、そう言う事ね。」


で、俺は、口走ってしまった。


「そうらしいな。
 つくしが、“久し振りの女子会だから…楽しみ‼”と、昨日のTELで言ってたぞ。」


俺の言葉に、一斉にF3は、俺を見て来た。


で、総二郎が、俺に訊き出し始めた。


「司…?
 もしかしなくても、其の『つくし』とは、牧野の事か?」
「………」


で、類も参戦してきた。


「何時から、付き合い出したの?
 もしかして…?
 あの日から…?」
「………」


俺は、返答出来ずに居ると、類の言葉に反応して来た奴が居た。


そうなのだ。
総二郎とあきらだった。


そして、類からの俺に対する質問に、“答えろ‼”と、言わんばかりに、あきらが類に訊いて居た。


「おい、類…?
 さっき、言ってた、『あの日から…?』って、如何いう意味だよ?」


類は、ニヤニヤしながら、俺とつくし・類と静で、ディナーしていた時の事を、総二郎とあきらに話しし始めていた。


俺は、もう、バレたんなら、それはそれで、降参する事にした。



で、あきらは、誰かに、TELし始めていた。


其れって、もしかしなくても、彼女にTELしてるよな?


“俺、ヤバくねぇか?
 まあ、いつかは、バレるんだから、早いに越した事はねぇよな‼”と…。


俺は、誰に良い訳してんだか?
分からない状態で、ゴチていた。


だが、俺は、この事に、後に成って後悔していた。



<つくしside>


桜子に引き摺られる様に、連れて来られた場所は…?
いつも、F4が集まっている場所だった。


所謂、F4の堪り場で在る。


そう、メープルのラウンジのVIPルーム…。



で、個室(メープルのラウンジのVIPルーム)に入った途端…。
私は、司から、渋い顔を魅せられた。


如何いう意味か?
一瞬は、分からなかったが…。


類を始めとするF3の面々に、ニヤニヤされれば、嫌でも、自ずと分かるもので在る。


多分、司は、誘導尋問にでも、引っ掛かったのだろう。


仕方ないか?


私も、司の強要とは言え…。


『ペアリング』を、左手 薬指に嵌めたままだったし…。
バレても、仕方ないよね?


でも、私は、司の顔を見るなり、溜息しか出なかった。
“はぁ~。”


私のそんな態度を見ただろう司は、私に謝る素振りを魅せていた。


誘導自問に引っ掛かった事を後悔して居るんだろう事が分かったので…。
司を許して上げる事にした。


どうせ、私も、『ペアリング』の事が、桜子にバレてるし…。
相手が、誰とは、まだ、言って無いけど…。



だが、正直言って、この展開に、私は、両親に対して、負けた感MAXだった。


何故なら…。


*ママの思惑に嵌まってしまって居る事…。


*桜子に相談された西門さんと美作さんが、思って居た通りに、司と私が付き合い出した
 事…。


そして、一番は…。


*お互いの両親の思惑に、まんまと嵌まってしまった事…。



どんな顔をして、この展開を両親に話しすれば良いのか?


司からは…。


「そのまんまだろ?」


と、言われたが、そう言う事では無いのだ。



私は、父親に、あれだけ、直談判して、司の事を拒んだんだ。


成る様に成ったでは、収まらない話しの様に思えていた。


父親から言われる言葉は、目に見えて居る様で、憂鬱だった。


多分、父親から、言われる言葉は…。


「だったら、初めから、反抗しないで於いた方が得策だったんじゃないのか?」


勝ち誇ったかの様に言われる事も、また、然りだった。


その日が来る事が、今から、憂鬱な私だった。

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