もう、逃がさねぇ…<あき桜> 後編
<あきらside>
俺は、桜子から声を掛けられた。
「お伺いしたい事が有るので、二人で、お話し出来ませんか?」
「じゃあ、俺の部屋にでも、行くか?」
「はい。」
で、俺は、桜子を俺の自室に連れて行き、話しする事に成った。
で、桜子から口火を切って来た。
「美作さん、私と付き合うと大変だとは思わないんですか?
私を、“『女策士』だ‼”と、散々、西門さんとご一緒に成って、弄っていたのに…。
今更ですよね?」
俺は、“ヤバい‼”って、思った。
「………。
そうだよな、嫌がらせだったよな?
反省してるよ。
俺な、桜子に此処まで入れ込むとは思って居なかったんだ。」
「………。
そうでしょうね。
そんな素振り、見た事、無いですもん。」
「なぁ、桜子、俺にしとけって…⁉
後悔はさせねぇから。」
「………」
俺は、黙ったままの桜子に不安を抱いた。
「桜子…??」
「私を大切にして下さいますか?」
「勿論、当然だろ‼」
「じゃあ、分かりました。
宜しくお願いします。」
了承してくれた桜子の気持ちが、疑わしい訳じゃねぇが…。
不安に成り、再度、訊き直していた。
「マジ、何だな?
OK、何だな?」
「はい。」
「よっしゃー!
桜子、サンキューな。
これから、宜しくな‼」
こうして、俺達は付き合う事となった。
"付き合う事に成った‼”と、絵夢と芽夢に話しする為、また、俺と桜子は、リビングに下りて行った。
絵夢と芽夢は喜んでくれた。
で、絵夢と芽夢からは、俺に取っちゃあ、当然な事を言われた。
「「早く、お兄ちゃまと結婚して、絵夢と芽夢の本当のお姉ちゃまに成ってね‼」」
“俺が実現して遣るよ、絵夢、芽夢…‼
待ってろ‼”と、俺は、心の中で、叫んでいた。
だから、俺は、桜子と付き合う様に成って直ぐ…。
桜子の俺の呼び名を、『美作さん』呼び➡『あきらさん』呼びに変えさせた。
まあ、桜子は、初めは、驚愕していたが…。
その内、自然な形で、呼ばせていた俺だった。
所謂、自然に桜子は、俺の事を『あきらさん』と、呼んでくれる様に成って居た。
で、俺と桜子は、親のプッシュも有り、俺の誕生日の2月28日に結婚する事に成った。
俺は、桜子を『もう、逃がさねぇ‼』と、誓った。
否、うち(美作家)の親に取っちゃあ、桜子を『もう、逃がさねぇ』だろうな‼
悪ぃな、桜子…‼
美作家だけじゃ無く、俺からも、桜子は、『もう、逃がさねぇ』よ‼
fin
<此の二次小説『もう、逃がさねぇ…<あき桜> 後編』は、『もう、逃がさねぇ…<
あき桜> 前編』と、一括りにすると、かなり、長々と成ってしまう為、『前編』と
『後編』に分けさせて頂きました。
ですので…。
『もう、逃がさねぇ…<あき桜> 後編』は、短めに成ってしまいました事をお詫び
します。
了承下さいませ。>