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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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ごめんな~The age of engagement~…<総優>  1.




総二郎と優紀は、紆余曲折を乗り越えて、婚約した。


という事で…。


現在の総二郎と優紀は…。
恋人時代➡婚約時代(=The age of engagement)を過ごして居た。


総二郎と優紀の二人は、幸せだった。


特に、“総二郎(ニッシー;西門さん)は、浮かれ気味だろ(だよね)?”と…。
F3&T3は、思って居た位だった。


何故なら、上機嫌な総二郎が其処には居たのだから…。



其の総二郎の姿を、良しとしない重鎮達が居た事も、また、事実だった。


そんな重鎮達にとっては、優紀が邪魔だった。


今や、西門家だけじゃ無く、西門流にとっても、無くては成らない存在に成っていた優紀だった。


特に、家元と家元夫人にとっては、『総二郎を真の次期家元』にしてくれた優紀を称えていた。


なので、優紀の存在を反発して居る重鎮達が、幾ら家元と家元夫人に助言しても、聴く耳を持たなかった事も頷ける処だった。



だからだろう。


婚約発表を済ました総二郎と優紀を引き剥がす為には、“総二郎をその気にさせられる優紀以外の女性が必要だろう‼”と、重鎮達が考えた事も、頷ける処だった。


総二郎は、優紀への気持ちに気付き、そして、優紀と恋人として付き合う様に成った。


其れまでの総二郎なら、重鎮の企みに、十中八九、嵌まって居たかも知れなかった。


だが…。
今の総二郎は、優紀以外、『目も呉れない』状態だった。


その事を知らない重鎮達が居る事も、また、事実な事で…。


総二郎は、優紀さえ、傍に居れば、『人生バラ色』状態だったのだ。



だから、重鎮達が考えた事は…。
『ハニートラップ』…。
所謂、重鎮達の娘・姪っ子の中から、“誰かを総二郎に宛がう‼”という意図だった。


余りにも、歓楽的過ぎて…。
クールな総二郎が、引っ掛かる様な策略でも無い様にも思えた。


だが…。
今の浮かれ気味の総二郎には、優紀の事を褒めちぎれば、上手く行くと考えて居た重鎮達だった。


なので、茶会の後…。
優紀の事を良く思って居ない重鎮達は、総二郎を飲みに誘い出した。


そして、其処で、策略は、決行されたのだった。



其の策略とは…。


優紀の事を、総二郎の前で褒めちぎり、総二郎の気を良くした所で…。
グラスに入っているビールの中に睡眠薬を導入した其のビールを飲ませ、総二郎を眠りに付かせた。


そして、此の重鎮達の中のSPに、事前に用意していたホテルに総二郎を連れて行く様に、伝えていた。


その際、此の重鎮達は、事前に準備されて居た重鎮達の中から選ばれた重鎮の娘を、其処に、総二郎と一緒に行かせていた。


また、此の重鎮達は、事前に総二郎のSPには、その場を離れる様に伝えていた。


「後は、私達が就いて居るので、この場を離れても大丈夫だ。」と…。



で、睡眠薬に寄って、眠らされた総二郎は、ベッドに寝かされていた。


そして、重鎮の娘は、バスローブ姿に成り、総二郎の服を脱がせ始めた。


そして、証拠画像が欲しい重鎮の娘は、ベッドに入って、裸の総二郎に抱かれて眠って居る様に見せ掛けた画像を、SPの一人に、撮らせていた。


そして、其の重鎮の娘は、撮れた画像を確認後…。
その場から、SPを退席させていた。



其の騒々しさに、目を覚ました総二郎は、驚愕していた。


で、慌てて、其の重鎮の娘を、総二郎から跳ね除け、総二郎は、ベッドから下りた。


そして、其の重鎮の娘を睨み付けて、総二郎は、怒鳴り出した。


「お前…?
 俺に、何を遣るつもりだった?」


其の重鎮の娘は、飄々と、総二郎に言って除けていた。


「あら、私(わたくし)をお抱きに成ったら、宜しい事よ‼」


総二郎は、苛付きを露わにして居た。


「俺には、婚約者が居る事は、知って居るよな?
 お前ぇみてぇな、女狐には、興味がねぇ‼
 俺には、あいつ以外、興味はねぇ‼」


総二郎から、『女狐』と言われた其の重鎮の娘は、態度と表情が豹変し始めて、怒り始めた。


「私(わたくし)寄り、あの女の方が良いと仰るの?
 あの女より、私(わたくし)が、劣って居ると仰るの?」
「ああ。
 その通りだ‼」


総二郎は、何の感慨も無く、其の重鎮の娘に答えていた。


其の姿に、また、其の重鎮の娘は、怒りを込めて、総二郎に言い返していた。


「後で、後悔為さっても、知らなくてよ‼」


だが、総二郎は、もっと、其の重鎮の娘が怒り出す様な言葉を言って除けていた。


「俺が、後悔する時は、あいつ…。
 俺の婚約者を失う時だ‼」


そして、其の重鎮の娘は、不敵な笑みを浮かべながら、総二郎に、挑戦的な言葉を発して来ていた。


「そう成らなければ、宜しいけど…。」


そう成る筈等無いと思って居る総二郎は、不敵な笑みで、其の重鎮の娘を睨み付けながら、何も言わず、その場を後にした。


本当は、直ぐにでも、(総二郎と優紀が、既に、同棲して居る)マンションに帰って、優紀に会いたかったが…。


総二郎は、その日の出来事を優紀にバレたく無かったという事も有り…。
また、シャワーを浴びたかったという事も有り…。
また、むしゃくしゃした気持ちのまま、優紀に会いたく無いという事も有り…。


マンションに帰らず、西門邸に帰って来ていた。



だが、其の事が、後には、此の行動も含めて、厄介な事に成るとは、其の時の総二郎には、思っても視なかったのだった。

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