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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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ごめんな~The age of engagement~…<総優>  4.




総二郎が、あの日、重鎮の娘に連れ込まれたホテルから、去った後…。


実は、有ろう事か?
重鎮の娘は、総二郎を睡眠薬で眠らせて、ベッドに一緒に寝て居る姿を映した画像を、優紀の携帯(iPhone)に、送り付けていた。


如何遣って、優紀のアドレスを調べ出したのか?
気に成る処では在るのだが…。


優紀のメールには、ベッドシーンの画像が、3枚程度、送り付けられていた。


優紀は、驚愕で、1枚目の画像しか見れない程、ショックを受けていた。


その画像と言うのが…。
総二郎も、其の重鎮の娘も、上半身裸の様で(上掛けが、デコルテから下に掛かって居たので、定かではないのだが…。)、総二郎が、其の重鎮の娘を腕枕して、寄り添いながら眠って居る様に見える画像だった。


優紀が、総二郎との好きな寝方の一つだった。


優紀は、余りのショックで、涙も出て来なかった。
代わりに、狼狽える様に、腰が砕けてしまい、そのまま、絨毯の上に、腰から崩れる様に座り込んでしまった。


また、メールに添えられて居たのは、画像だけでは無く、其の重鎮の娘のコメントだった。


『貴女は、総二郎さんに、捨てられたのよ‼
 いい気味だわ‼』と…。


"何故、こんな事に…。”と、優紀は、震える身体を抑える事が出来なかった。



また、その日は、総二郎は、マンションには、帰って来なかった。


総二郎が、マンションに帰って来なかった事で、此の画像の件が、返って、優紀の心の中で、決定事項に成ってしまった。


総二郎の取った行動は、迂闊だった。



そんな優紀は、一睡も出来ないまま、夜が明けてしまった。


優紀は、何も考えられず、朝方6:00頃…。


ふらふらと、一人、マンションを出た。


最低限のお金と荷物を持ったまま…。
勿論、優紀は、SPに見付からない様に、裏口から出ていた。


そして、思い出のあの祖父母の住んで居た海辺の町に向かって居た。
心を落ち着かせる為に…。


観光客も、まばらなこの時期のこの町では…。
海風が骨身に染みる為…。
地元の人間でも、余り、海辺には、近付かない。


その事を優紀が、分かって居たのか? or 知らなかったのか? は、定かではない。


だが、総二郎の発見が、もう少し、遅れて居れば、“優紀は、危なかった。”と、ドクターから言われていた優紀の両親だった。


総二郎は、何故か分からなかったが…。
“頻りに誰かから、海辺に行け‼”と、言われて居る様な気がしていた。


だから、海辺に向かって居た総二郎だった。


優紀を発見した時の総二郎は、優紀を見付けられた安堵感で一杯だった。



其の話しを後で、総二郎から聞いた優紀の父親は…。
“(自分自身の)両親が、総二郎君を、優紀に向かわせる様に、動かせてくれたのだろう?”と、思って居た。



そして、総二郎は、優紀の傍から、離れ様としなかった。


優紀は、そんな総二郎を見る事が辛かった。



実は、優紀が、目を覚ました時…。
総二郎から謝られた事で、勝手に認識してしまって居た。


優紀は、総二郎から謝られた事で、“あの画像には、信憑性が有る‼”と、勝手に認識してしまって居たのだ。


“もしかしたら、また、総二郎に『3回ルール』が、復活したのではないか?”と、不安を募らせる優紀だった。


そんな事が重なり、自然と、優紀は、総二郎を避ける様に成ってしまって居た。



そんな様子を知ったつくしは、司と共に、優紀を東京に戻す様に、総二郎を諭し、総二郎に提案し始めていた。


「西門さん…。
 優紀をそろそろ、東京に戻さない?
 そして、私が、優紀の傍に居るよ‼」


総二郎は、驚愕処では無かった。


寧ろ、総二郎は、つくしを睨み付けていた。


そう成るだろうと予想が着いて居たつくしは、総二郎を、またもや、諭し出した。


「勿論、優紀の気が済むまでだよ‼
 今のままじゃあ、埒が明かないでしょ?
 このお話しを、お義母様にしてみたの。
 そしたら、“(道明寺)邸で、暫く、住んでもらいなさい。”と、言って下さったの。
 だから、優紀を私が預かるから。」


総二郎は、優紀が、居ない生活等、考えられなかった。


総二郎自身、此れからの自分(総二郎)自身と優紀が如何成るのか?
不安しか無かったのだ。


総二郎は、つくしの提案に了承出来なかった。


だが、話しは、司の父親の保と総二郎の父親の家元との間で決まっていた。


総二郎は、反論出来ない状態だった事は、言うまでも無かった。


総二郎は、悔しくて、辛くて、仕方なかった。



そして、東京に帰って来た総二郎と優紀は、総二郎は西門邸に、優紀は道明寺邸に、それぞれ、別れて、当分、暮らす事に成っていた。


其れからの総二郎は、眠れぬ日々を過ごして居た。


優紀が、横に居ない事に、辛く、寂しい日々を過ごすしかなかった。


心の中で叫ぶしかなかった総二郎が、其処には居たのだった。


“優紀…?
 ごめんな
 ごめんな、優紀…‼”と…。


総二郎は、“生まれて始めてでは無いだろうか?”と、思う程に、男泣きに明け暮れていた。



<此の二次小説『ごめんな~The age of engagement~…<総優>  4.』の掲載
 は、『ごめんな~The age of engagement~…<総優>  3.』でもお伝えして
 折りました通り…。
 投稿の時期は、残暑の頃では在りますが…。
 お話しの設定上、季節は、冬の頃を想定しております事をお詫び申し上げます。
 また、了承願います。>

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