tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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会いたい…<つかつく>  続編③




<司side>


ひなの存在は、親父とババアにも、西田から、報告が上がっていた。


また、姉ちゃんには、ババアから、連絡したそうだ。



で、俺はと言えば、ひなからの連絡を待ち続けた。



だが、幾日経っても、ひなからの連絡は来なかった。


俺を通して西田からの報告の無い状態が続いた事で、痺れを切らしたババアが、日本に帰国して帰って来た。


そして、俺に何も言わず、勝手に、ババアは、ひなに逢いに行ったみてぇだった。



<ひなside>


大学の講義が終了し、バイトに行く為、門を出ようとして居た所に、見知らぬご婦人が、私に近付いて来られていた。


そして、私は、其の見知らぬご婦人から、声を掛けられた。


「ひな…?
 ひな…何でしょ?」
「えっ??」


私は、驚愕で何も返答出来ずに居た。


そしたら、リムジンに乗る様に言われたが…。
私は、戸惑っていた為、その場に佇んで居た。


そしたら、其のご婦人の方が、女性の秘書らしき方に声を掛けて、私を連れて来る様に伝えて居た。


だから、私は、渋々、言われる様に、リムジンに乗り込んだ。


其処で、私は、飛んでも無い事を聞かされた。


「私の名前は、『道明寺楓』と言うの。
 そう、貴女の父親の母親…。
 所謂、貴女にとっては、祖母に成るわね。
 そして、私は、道明寺HDの社長よ。
 ひな…。
 今日は…ね。
 貴女に、道明寺HDの社長の立場と、貴女の祖母の立場の両方から、お話しするわね。
 宜しいかしら?」
「………」


私は、何も、答えず、頷くだけに留めた。


そうしたら、また、話しが始まった。


「貴女は、私(わたくし)の孫…。
 そして、貴女は、道明寺HDの次期後継者よ‼
 お分かりかしら?」
「………」


私は、何も、返答出来ずに居た。


そしたら、また、諭す様に話しが始まった。


「例え、貴女の母親…。
 つくしさんが、遺言で、“ひなを道明寺家と、拘らせない様に…。”と、言って居たとし
 ても…。
 貴女は、歴とした『道明寺司』の娘なの。
 其れは、お分かりよね。」
「………」


私は、此処では、また、何も答えずに頷くだけに留めた。


そうしたら、また、話しが始まった。


「って事は、貴女は、間違い無く、道明寺HDの次期後継者なの。
 貴女が如何思うとね。
 って事は、貴女は、道明寺HDに入社する義務が在るの。
 其れも、お分かりよね。」
「………」


今度は、私は、何も言わず、黙ったまま、微動だにしなかった。


そしたら、今度は、祖母の立場で、話しが為された。


「ひな…。
 貴女を、道明寺家の娘として、受け入れたいの。
 ひなは、ひなが如何思うと、私(わたくし)の孫なのよ。
 ひなのお祖父様もね、ひなに逢いたがって居るのよ。
 其れに…ね。
 つくしさんを道明寺家の嫁として、迎え入れようと思って居るのよ。」
「えっ??」


私は、この人が言って居る意味が、全く、分からずに居た。


「つくしさんを司の嫁として、迎え入れるという意味よ。
 司がその事を望んで居るのよ。
 つくしさんのお墓を立てて差し上げようと思って居るのよ。
 勿論、『道明寺つくし』として…ね。
 其れと、牧野のご両親のお墓も…ね。
 道明寺家の身内が、いつもでも、お寺に亡骸をお預けすると言うのは、如何なモノかと
 思うし…ね。
 だから、ひなが、『道明寺ひな』じゃ無ければ、可笑しいでしょ?」
「でも………。」


私は、迷って居た。


この事を知った(進)叔父さんが、如何思うか?
分からなかったからだった。


けれど…。
私の心の中を見透かして居るかの様に、話しが為されていた。


「進さんの事を心配して居るの?
 其れは、大丈夫よ。
 つくしさんの弟さんという事は、司にとっても弟に成るのよ。
 道明寺家で、受け入れるつもりよ。」
「………」


私は、何も言えなかった。
決めるのは、(進)叔父さんだから…。


でも、何処までも、上から目線の言葉に、私は、苦笑いしか無かった。


「ひな…。
 貴女は、もう、道明寺家に来てもらうわよ‼」
「………」


私は、強引な言葉に、何も、答えずに居た。


そして、私は、その後、バイト先に送ってもらった。



そして、その後、バイト終了後に、自宅に戻って、(進)叔父さんが帰宅後…。
取り敢えず、此の事は、叔父さんにも、相談してみた。

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