At the time of two years~二年の時~…<総優> 短編
<優紀side>
私は、西門さんと別れて、二年が経った。
西門さんと私が、別れた理由…。
其れは、西門さんの『政略結婚』だった。
私は、一般家庭の娘…。
「だから、総二郎とは、結婚はさせられない。」
そう、西門さんのご両親で在る 家元と家元夫人から、言われてしまった。
だから、それ以上…。
何も、言えなかった私だった。
西門さんからも…。
「俺は、西門流を継承して行く身…。
次期家元を継いで行かなければいけない。
ごめん…な。
でも、今でも、俺は、優紀を愛してる‼
其れは、嘘じゃねぇ‼」
西門さんは、私にそう言いながら、最後に私を抱き締めてくれた。
そして、私は、西門さんから、深く成るkissを施されていた。
私は、その場では、泣けなかった。
ううん…。
私は、泣いちゃあ、いけないと思って居た。
でも、つくしの前では、泣くだけで泣いた。
つくしが、何も言わず、泣かせてくれた。
そして、あれから、二年が経った。
やっと、心の傷が癒えた頃に成って、また、貴方に、出逢ってしまった。
ううん…。
見掛けてしまった。
『二年の時』が経って、貴方と私の二人を変えてしまったモノ…。
其れは…。
そう、貴方の眼差し と ショートだった私の此の髪…。
貴方の眼差しは、もう、私を見て居ない。
貴方の俯く横顔を見て居たら、思わず、涙が溢れて来そう‼
今に成って、貴方の気持ち…。
始めて分かるの、痛い程…。
私だけ、愛してた事も…。
懐かしさの一歩手前で、込み上げる苦い思い出に…。
言葉が、とても、見付からない。
貴方が居なくも、こうして、元気で暮らして居る事を…。
さり気なく、告げたかったのに…。
確かに…。
貴方は…。
私が、昔、愛してた、あの人なの…ね。
貴方の後ろ姿が、自棄に哀しく心に残ってしまった。
貴方は、戻って行くの…よね?
私が、此処(貴方の目の前に)居る事を気付きもせずに…。
貴方の待つ人の下へ…。
私は、貴方と別れてからも、まだ、先に進めて居ない。
一歩先に、まだ、進めないで居る。
私は、恋愛の仕方を忘れてしまったみたい。
恋愛下手…⁉
ううん、恋愛が出来ないで居る。
貴方以外、もう、誰も、愛せないで居る。
そんな私は、如何したら良いのでしょうか?
貴方が、幸せなら…。
それだけで、私は、幸せだから…。
ううん…。
本当は、私も、幸せに成りたかった。
貴方と共に…。
そう…。
私には、有り触れた夜が、また、遣って来るだけ…。
fin
<此の二次小説『at the time of two years~二年の時~…<総優> 短編』は、自傷気
味の短い二次小説に成り、申し訳御座いません。
『優紀』の切ない気持ちが綴りたくて、竹内まりやさんの歌詞を拝借させて頂き、綴ら
せて頂きました。
また、勝手致しまして、竹内まりやさんの ♪ 駅 ♪ の歌詞を拝借させて頂き、文章
化して、引用させて頂きました事をお詫び申し上げます。
関係者各位 様、勝手致しております事をお詫び申し上げます。>