tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

PVアクセスランキング にほんブログ村

Love is the mystery~私を呼ぶの~…<つかつく>  9.





「つくし…。
 高校の頃…。
 お前、言ったよな?
 “後5年位掛かるかもしんないけど…。”って…。
 もう、あれから、5年以上、経ってるよな?
 つくし、良いか?」
「………」


つくしは、思い出していた。


そして、つくしは、言葉も出せなかった。


何故なら、デコルテまで、真っ赤な顔をして、俯いてしまって居たから…。


そんなつくしの姿に、喜んで居る司が居たのだった。



そして、もう一度、つくしに訊いて居た司だった。


「良いよな、つくしさん…?」


つくしは、“約束は、約束だから…。”と、了承するつもりだった。


だから、つくしは、司に頷いて見せていた。


だが…。
つくしには、司に言って於かないといけない事が有ったのだ。


意を決して、つくしは、司に話しし始めた。


「私…。
 此の歳で言うのも、何なんだけど…。
 実は、経験が無いんだ‼」


司は、つくしの告白に、嬉しさの余り、声は上擦って居たが…。
司も、きちんと言って於こうと思って居た。


「ったりめぇだろ‼
 俺とお前は、お初同士だ‼」


つくしは、がばっと、顔を上げて、驚愕していた。


なので、司は、きちんと、信用してもらえる様に話しして居た。


「俺は、お前が忘れられなかったんだぞ‼
 誰でも、良いって訳ねぇだろ‼
 其れに、お前だけ…としか出来ねぇよ‼」


つくしは、照れてしまい、そのまま、また、俯いてしまった。


可愛いつくしに、司は、煽られていた。


だから、司は、自身の両手で、つくしの両頬を挟んで上に向かせ、そのまま、お互いの唇を合わせた。


司は、やっと、つくしを手中に収められた様な気がしていた。



そして、司は、つくしを抱き上げて、ベッドに連れて行き、司とつくしは、やっと、一つに成れた。


司は、心の中で思って居た。
“此の幸せが、もう、無く成りません様に…。”と…。



で、司は、ピロートークの時に、つくしに訊いて居た。


*今まで何をして居たのか?


*何故、NYに居たのか?


*何故、クラウン・コーポレーションに入社して居たのか?


つくしは、今までの事を全て、司に話しして聞かせていた。



また、更に、司にとっては、訊きたく無いが、訊いて於かないといけない事を、つくしに訊いて居た。


「つくし…?
 結婚するって、本当か?」


つくしは、怪訝な顔付きをして居た。


だが、司には、きちんと、誠意を込めて、答えていた。


「私は、発表の有った企業のご子息とは、結婚する気は無いよ‼
 唯、相手方が、フェイントを掛けて来たの。
 元々、クラウンCEOが、乗り気の縁談だったみたいなの。
 報道が出るまで、私は、聞かされて居なかったんだけど…。
 所謂、早合点をして、相手方が、勝手に発表してしまったって訳。」


司は、ほっとしていた。



だが、司は、相手方が、フェイントを掛けて来た意味は、二つ有ると思っていた。


一つ目は…。
其れだけ、つくしが優秀だという事を、露呈した事に成る。


二つ目は…。
クラウン・コーポレーションとの提携を確実なモノにする事で、其の企業が、“将来安泰だ‼”と、知ら占めたかったという事だろう。



其の事も踏まえて、司は、再度、つくしに確認して居た。


「じゃあ、結婚しねぇんだな?」
「私は、報道が出た時点で、クラウンCEOには、お断りして居るの。
 道明寺と、こう成って、他の人と結婚出来る程、私は、黒く無いよ‼」
「ああ、つくしは、真っ白だ‼」


司は、嬉しさの余り、また、つくしを抱き締めて居た。



そして、つくしは、司に話しして居た。


「道明寺が…ね。
 私の夢の中に出て来て、私を呼ぶの。」


そして、司にそう伝えたまま、恥ずかしさの余り、つくしは、不意に、司の胸に飛び込んで居た。


そして、司には、分からない様に、つくしは、司の胸に飛び込んだまま、心の中で思っていた。


“一度は、諦めた人…。
 心の区切りの代わりに『涙』を流した。
 そう、あの雨の日の『涙』…は、『あの雨』と一緒に、流ししていた。
 そして、私の気持ちは、また、道明寺との気持ちと重なり合った筈だった。
 其れなのに…。
 結局、また、離れ離れに成った。
 でも…。
 もう、あの雨の日の『涙』と同じ『涙』は、流さなくて良いんだよね‼”と…思いなが
 ら、司の胸の中に納まるつくしだった。


だから、つくしは、司が安心する様に、言葉を掛けていた。


「私は、もう、道明寺だけだよ。
 其れが返事だよ‼」
「ああ。」


司は、つくしの言葉(気持ち)に、嬉しさが込み上げて来て、軽く返答するだけで精一杯だった。


そして、其の後の司とつくしは、長い夜が、また、始まった。



だが、此の時までの司は、浮かれていた。
“つくしを手中に収められた。”と…。




<此の二次小説『Love is the mystery~私を呼ぶの~…<つかつく>  9.』は、一部
 の言葉に、神尾葉子先生の『花より男子』の花男メンバーのセリフを、勝手に引用させ
 て頂いて折ります。
 勝手致しております事をお詫び申し上げます。
 関係者各位 様、勝手致しております事を、重ねて、お詫び申し上げます。>


<また、此の二次小説『Love is the mystery~私を呼ぶの~…<つかつく> 9.』は、
 中森明菜さんの ♪北ウイング♪ の歌詞の一部を文章化して、引用させて頂いて折りま
 す。
 勝手致しております事をお詫び申し上げます。
 関係者各位 様、勝手致しております事を、重ねて、お詫び申し上げます。>

×

非ログインユーザーとして返信する