tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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Love is the mystery~私を呼ぶの~…<つかつく>  8.




つくしは、楓に促されるまま、リムジンに乗り込み、NYの道明寺邸に赴いて居た。


つくしにとっては、苦い思い出の其の場所…。


だから、楓は、つくしに詫びを入れて来た。


「つくしさん…。
 貴女にとって、此方(NYの道明寺邸)は、辛い場所よね。
 ごめんなさい。
 此方(NYの道明寺邸)に貴女をお連れした事…許してね。」


つくしは、唖然とした顔付きをして居た。


何故なら…。
今の『道明寺楓』の中には、つくしが高校生の頃に、此処(NYの道明寺邸)で会った時の、あの楓の威厳さは、何処にも無かったのだから…。


楓は、つくしに逢う事で、『PRIDE』を捨てる決心をして居たのだ。


楓にとっては、当然と言えば、当然だった。


そして、楓は、つくしに司の部屋に向かう様に指示を出して居た。


「司の部屋は、東の角部屋なの。
 此処(NYの道明寺邸のエントランスホール)から、司の部屋に、直接、向かってくれ
 るかしら?」
「はい、分かりました。」


そして、つくしは、執事の誘導の下、司の部屋に向かった。


そして、つくしは、司の部屋の前に着いた。


で、つくしは、司の部屋のドアをノックした。


【コンコン】


しかし、司の反応は、全く、無かった。


なので、もう一度、確認する意味で、つくしは、司の部屋のドアをノックしようとして居た。


“もしかしたら、道明寺には、此のドアのノックの音は、聞こえて居ないかも…?
 其れとも、もしかしたら、道明寺は、部屋に居ない可能性も有るかも…?
 でも、楓社長からは、道明寺の部屋に向かう様に、言われたんだけど…なぁ~。”


と、つくしは、そう思い乍らも司の部屋のドアを、再度、ノックする事にしたのだった。


【コンコン】


部屋の中からは、司の反応が、全く無い為…。
つくしは、ドアに向かって、声を掛けていた。


「道明寺…居ないの?
 私…。
 つくしだけど…。」
「………」


つくしの報道を知ってからの司は、暴れるだけ、暴れて居た事も有り…。
ここ最近では、何も考えたく無いという司は、“何もかもから逃げ出したい‼”と、無の状況に成ってしまって居た司だった。


なので、司と言えば、唯、ベッドに寝転んで居るだけだった。


そんなここ最近の司の生活は、睡眠が取れる筈等無かった。


寝れない司は、睡眠不足気味だった。


其れでも、司は、唯、ベッドに横には成っていた。


だから、司自身、何も、返答する気にも成らなかったのだ。



だからなのだろう。
つくしの声が聞こえて来た事に、司は、つくしの幻聴が聞こえて来たと思って居た。


だが、自棄に、リアル過ぎて…。
司は、慌てる様にベッドから下りて、ドアの前に行き、ドアのカギを解除して、ドアを開けて居た。


其処(司の部屋のドアの前)には、司が、逢いたくて堪らなかった愛しのつくしが立って居た。


司は、驚愕で、身動きも出来ない状態に成っていた。


だが、我に返った司は、つくしの腕を掴んで離さず、そのまま、つくしを引っ張って、部屋の中に入れ込んだ。


そして、そのまま、つくしを抱き締めた司だった。


そして、司は、自身の顔をつくしの首筋に近付けて、つくしの変わらない甘い匂いを堪能していた。


そして、司は、更に、つくしを強く抱き締めて、つくし自身を堪能していた。


つくしは、余りにも、力強い締め付けに、藻掻いて離れ様として居た。


だが、力勝負では、司に軍配が上がるのだ。


司は、女姓のつくしの力には、負ける筈等無かった。


だから、諦めて、つくしは、司に抱き締められていた。


そして、一頻り、堪能して納得した司は、一旦、つくしへの力を弱め、つくしの顔をじーっと見詰めていた司だった。


そして、つくしに声を掛けていた。


「つくし…。
 kissして良いか?」


つくしは、初めて、司から、『つくし』と、呼ばれた事で照れてしまって、頭の天辺からデコルテまで、白い肌を真っ赤に染めていた。


だから、つくしは、言葉は出せずに居たのだが…。
つくしが頷いたので、司は、軽いタッチのkissから、どんどん深く成るkissをつくしに施して居たのだった。


其れも、どの位、そうして居たのだろうか?


つくしは、段々、息苦しく成り、唇を離そうとするも、其れを許さないと言わんばかりに…。
司は、司の右手をつくしの頭の後ろに置き、司の方に引き寄せていた。


司から、そんな事をされれば、寄り一層、苦しく成るつくしだった。


司は、漸く、司の唇をつくしの唇から離していた。


そして、今度は、司のつくしへの要求がエスカレートした。


つくしは、司の部屋に入って、まだ、僅か15分程しか経って居なかった。


つくしは、『野獣 司』を、久し振りに、実感していたのだった。


「つくし…。
 お前、あの時、言ったよな?
 お前が言った言葉、何だから…。
 覚えてるよな?」
「う~ん。
 あの時…?」


つくしは、“何時の時の事を言って居るのだろう?”と、真剣、悩んでいた。


司は、つくしの可愛く、首を傾げる姿に、呆気に取られていた。
“つくし自身が言った言葉だろ?”と…。


だから、司は、つくしに言って遣っていた。


「つくし…。
 高校の頃…。
 お前、言ったよな?
 “後5年位掛かるかもしんないけど…。”って…。
 もう、あれから、5年以上、経ってるよな?
 つくし、良いか?」
「………」


つくしは、思い出していた。


そして、つくしは、言葉も出せなかった。


何故なら、デコルテまで、真っ赤な顔をして、俯いてしまって居たから…だった。


そんなつくしの姿に、喜んで居る司が居た事は、また、事実だった。




<此の二次小説『Love is the mystery~私を呼ぶの~…<つかつく>  8.』は、一部
 の言葉に、神尾葉子先生の『花より男子』の花男メンバーのセリフを、勝手に引用させ
 て頂いて折ります。
 勝手致しております事をお詫び申し上げます。
 関係者各位 様、勝手致しております事を、重ねて、お詫び申し上げます。>

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