tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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司とつくしは兄妹?…<つかつく>  8.




本来のつくしは、『動』の人間だった。


其れに対して、『静』のあや乃…。


気が合わない様で、気が合う二人だった。


だから、出来れば、競い合いたくないつくしだったのだ。



で、案の定…あや乃は?


【子供達の前で、ピアノを弾いて聞かせたり…。


 お歌を歌ったり…。


 絵本の読み聞かせをしたり…。】と、女の子達が、あや乃の周りに集まっていた。



其れに引き換え…つくしは?


【追い掛けっこしたり…。


 けん玉で遊んだり…(つくしは、幼少期に、タマに教わって居た。)。


 自転車で遊んだり…。


 ボールで遊んだり…。】して居た。



初めの内は、つくしの周りには、男の子達だけが集まっていた。


だが、女の子達も、男の子達を観て居て、つくしの方へ集まって来たのだ。


そして、あや乃の周りには、子供達は居なく成った。


なので、つくしは、あや乃に手伝ってもらう為に声を掛けて居たのだ。


「あや乃さん…。
 一緒に、遊びましょ‼」と…。


なので、あや乃も一緒に、全員で、遊び始めたつくしだったのだ。



実は、別会場で行われている様子が、会場内の画面から映されて居たのだった。


そんな初めて観るつくしの姿に、最初は、戸惑いを魅せていた司だったが、そんなつくしに、更に、惹かれて行った。


“やっぱり、俺のつくしだ‼”と…。



そして、類は類で…。
そんな妹(つくし)の姿にも、会場の皆と一緒に成って、笑って居た。


そんな類の姿には、F3は、驚愕していた。
初めて観る類の姿だったのだから…。


だが、あきらは、そんな類が心配で、一応、類に声を掛けていた。


「類…?
 良いのか?
 つくしちゃんを止めさせなくて…?」
「えっ??
 何で…?」


そんな類の返答には、驚愕でしかないあきらだった。


「だって…よ。
 類の父ちゃんと母ちゃんは、こんなつくしちゃんの姿を観たら、気絶すんじゃねぇの
 か?
 TV放映されてるだろ?」
「如何だろ?
 でも、良いんじゃない?
 此れが、本来のつくしじゃん‼」
「「………」」


総二郎とあきらは、類の言葉に、何も、言えなかったのだ。


だが、実は、類は、知って居たのだ。
本来のつくしの姿を…。


実は、類は、つくしの本来の姿を観て居たのだ。
メイド室で、つくしが、メイド達と、会話したり、トランプしたりして、戯れて居る姿を…。


だが、司は…?
何も、飾らないつくしに、更に、惹かれている様子だった。


だから、司の顔付きが緩んで居る姿を、総二郎とあきらは、呆れて観て居た。



また、あや乃は、つくしの人と成りを観た様な気がしていた。



そして、『TOJ』の優勝者は、あや乃だった。


子供達は、つくしとあや乃の何方も選べない様子だったが…。
審査員の見解で、優勝者は、『あや乃』と成ったのだった。


準優勝者は、『つくし』だった。


だが、観客席からは、【つくし】コールが起こった。


敵味方関係なく、あや乃をも引き込み、子供達の思い出作りに貢献した事は、大きいとされた。


また、何よりも、つくしに対する子供達の態度が、あや乃とは、また、違って居た。


其の功績を称えて、観客席から【つくし】コールが、沸き上がったのだった。


類は、思って居た。
“やっぱり、俺の妹だ‼”と…。


だが、椿は、叫んで居た。


「観客がつくしを褒めて居るのに…。
 如何して、つくしが、準優勝なの…よ?」と…。


椿は、怒鳴る勢いで、喋って居た。


其処を宥めたのは、やっぱりのあきらだった。


「仕方ねぇよ。
 総合得点では、あや乃の方が上だったんじゃねぇの?」
「はぁ~??」


椿は、あきらを睨み付けていた。


あきらは、良いとばっちりだった。



そして、つくしは、舞台から観客席にお礼を述べていた。


「皆さん、有難う御座います。」


深々と、頭を下げていた。


お嬢様らしからぬ、つくしの対応に、誰からも好感が持たれていたつくしだった。



また、あや乃は、自身が、『TOJ』の優勝者なのに…。
まるで、つくしに負けた様な敗北感が其処には在ったのだった。


つくしの人を引き寄せられる天性の『人たらし』振りに、あや乃は、つくしを羨ましく思うのだった。


そして、あや乃は、司が、つくしを好きに成った意味を理解していた。


そして、あや乃は、司を諦めるのだった。



また、此の状態を、不服に思って居る男が一人、居た。


今まで、顔付きが緩んで居た男とは思えない司の顔付きは…。
怪訝な顔付きに成っていた。


つくしが、観客席をも、巻き込んで居る天性の『人たらし』振りに…。
良い気はして居ない司だったのだ。


総二郎とあきらは、思って居た。


「「此れからが、思い遣られるな‼」」


『猛獣 司』を操る事を、今後は、つくしに託そうと思って居た総二郎とあきらだった。



そして、其の後の司は、つくしを捕まえる為…。
つくしを迎えに向かったのだった。

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