tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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お祖父ちゃんがくれたモノ…<総優>  1.




<優紀side>


今日は、久し振りのF4&T4会が、開催された。


ここ最近は、皆さん、大学を卒業してた事も在り、中々、会えるチャンスが無かった。


各いう私も、就職して、土日祝日しか時間が取れなく成っていた。


其の土日祝日も、仕事という事も在る。


今日は、そんな貴重な時間を縫って集まった面々だった。



で、いつもの如く、最後に登場したのが、道明寺さんとつくし…。


道明寺さんは、マスコミに発表した公約通り…。
4年でNYから日本に帰国して、NY➡日本に拠点を移した。


現在は、道明寺HD 日本支社 支社長との事だった。


つくしも、現役で司法試験を合格して、道明寺HDの法務部に入社して、1年間の司法修習生を経て、弁護士資格を取得したと、聞いて居た。


今は、道明寺さんの第2秘書をして居るらしい。


そして、道明寺さんとつくしは、婚約発表を済ましていた。
所謂、つくしは、道明寺さんの婚約者という事に成る。



花沢さんの現在は、花沢物産 フランス支社 支社長らしい。
今日は、偶々、日本に帰国して帰って来た日と重なったとの事…。


美作さんが、如何も、花沢さんの帰国日の其の日に、F4&T4会を合わせたらしいとの事だった。


こっそり、桜子さんが、教えてくれた。



其の美作さんも、イタリアと日本の行ったり来たりらしい。


月の半分は、日本で、残りがイタリアらしい。


美作さんは、美作商事 専務の役職に就いていらっしゃる。



滋さんは、大学を卒業後は、ドバイ生活が長かったらしいけど…。
ここ最近は、日本との事…。


滋さんの役職は、大河原グループ 常務との事だった。



桜子さんは、大学を卒業後、エステの会社を立ち上げたとか…。
現在の桜子さんは、女社長さんだよね。


私より、年下だけど…。
桜子さんは、凄いと思う。


私というと、惰性で、毎日を過ごして居る様な気さえして来た。



そして、西門さんは、“東京と京都を行ったり来たりして居るらしい。”と、つくしから、聞いて居た。


西門さんと私は、高校生のあの日から、『仲間』に徹していた。


その方が、楽だったし…。
何も、気にする必要が無いと思って居た。


だけど…。
こうして、集まりに参加すると…。
如何しても、西門さんの事を気にしてしまう。


何故か?
目が自然と、西門さんを追って居た。


其れに気付いたで在ろう滋さんと桜子さんが、F4の方に、聞こえる声で、話しし始めた。


実は、私達の仲間内で言うと、道明寺さんとつくしのCP以外は、誰も、お付き合いして居なかった。
皆、お年頃では在るのだが…。


だから、F4はF4で…。
T4はT4で、固まって、ボックス席で座って喋って居た。



で、滋さんが、口火を切って来た。


「優紀…?
 今、付き合ってる人…。
 居ないんだよね?」
「えっ??
 そうですね。」
「ほんと、勿体無いですよね?
 優紀さん、可愛いのに…。」
「だよね…。
 私も、そう思うんだよね?
 優紀って、選び放題だと思うんだけど…な?
 中学の時の優紀…?
 モテ度、学年で断トツTOPだったんじゃないかな?
 気付いて無かったでしょ、優紀…?」


私は、つくしの言葉に面食らった。


今日は、“私が、標的…?”と、訊きたく成る状況だった。


いつも、T4の女子会の時の標的は、つくしだったから…。
油断していた。


今日は、道明寺さんが居るから、滋さんと桜子さんは、つくしを避けたっぽい…⁉
ほんと、ヤバいんですが…。


「そんな事無いよ。
 つくしだって、モテてたよ‼
 気付いて無かったでしょ?」


私の言った言葉で、道明寺さんの目線が気に成った。


私を睨み付けている様に思えたからだった。
私は、苦笑いの冷や汗モノだった。


ほんと、今日は、油断し捲りの私だった。


其処で、つくしから、口火が切られた。


「私は、ガサツだし…。
 そんな事無いと思うけど…。
 優紀は、中学生の頃から、既に、落ち着いて居て、大人しかったし、誰にでも、優しい
 し…。
 でも、此処という時は、芯がしっかりしてる優紀を発揮するんだよね⁉」


つくしは、思い出した様に、話しを続けて居た。


「何時だったか?
 中学生の時…。
 同級生のクラスメイトの女子が、男子から虐められて、学校に来なく成った事が有った
 でしょ?
 その時も、私は、男子に食って掛かって、文句を言って…。
 “謝れ‼”って、私は、唯、男子に遣り返して居ただけだったけど…。
 優紀は、其の女子の家に、毎朝、迎えに行って、一緒に学校に登校して来てたでしょ?
 優紀の自宅から中学までの道のり寄り、其の女子の自宅は、遠回りに成るのに…。
 態々、毎朝、迎えに行くって、普通は、出来ないと思ったもん。
 その時は、流石に、“優紀を見習わなくちゃ‼”って、私は、思ったもんだよ。
 そんな中学生の頃の優紀は、同級生の男子が放って置かなかったのは、当然だよ‼」


私も、“そんな事があったなぁ~。”と、思い出していた。


「その頃は、彼女が、“学校に来れなく成るんじゃないか?”と、思って、居ても経っても
 居られなかったんだよね。
 だから、其れだけだったんだけど…ね‼」
「優しい気持ちが無いと、出来ない事だよ。
 あの頃から、優紀の本質は、全然変わって居ないし…。
 そりゃあ、男性は、優紀を見て居たら、放って置かないと思うよ。
 私が、もし、男性だったら、優紀に惚れるもん。」


私は、居た堪れなく成って、此の話しが直ぐに終わって欲しくて、話しを切る様に返答していた。


「そうかな?」
「そうだよ。」



その時…の西門さんが、何を考えて居たかは、私には、知る由も無かった。

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