土用の丑の日…<総優>・<つかつく> 短編 前編
<此の二次小説『土用の丑の日…<総優>・<つかつく> 短編』は、【カテゴ
リー; パーティー…<総優>・<つかつく>】の『エイプリルフール…<総優>・<
つかつく>』と、同じ年の7月の『土用の丑の日』設定と、認識してもらえると、有難
いです。
また、今年の『土用の丑の日』は、7月27日ですが…。
此方sideの勝手な都合により、一日経った7月28日に、投稿して折ります事を、お詫び
申し上げます。
(投稿日は、7月28日ですが…。
綴って居る日は、7月27日に綴って居ます(記載日 7月27日 21:40)。>
【F4&T4の時系列…。】
この4月から、F3&滋は社会人。
所謂、この4月からは、家業に専念する事に成る。
つくしは英徳大学4年、桜子は英徳大学3年。
優紀は女子大4年。
それぞれ、進級する。
司は、NYの大学をスキップして、NYの大学を既に卒業した。
司は、去年4月に4年間のNY生活の所を3年で終了し、日本に帰国して帰って来た。
司は、帰国した事に寄り、道明寺HD 日本支社 支社長を兼務する道明寺HD 副社長を務めて1年が経った。
つくしは、つくしが大学2年の年明け直ぐに、教授に提出した論文が『英徳広報紙』に載り、それが何故か、司の母親で在る楓の眼に留まり、つくしは司の母親の楓に認められる事に成った。
つくしは、道明寺邸で司と同棲し、メープルの企画部に学生(大学3年)乍ら、将来の勉強という形で、特別社員としてバイトをして1年が経っていた。
そして、普段、マンション住まいの総二郎だったが…。
優紀は、総二郎と付き合う様に成ってから、総二郎と連れ立って西門邸に出向く事が増えていた。
そして、家元夫人に気に入られた優紀は、お茶会・婦人会等に、家元夫人のお供で同行する日々だった。
<優紀side>
私は、思い出していた。
“今年の7月27日は、『土用の丑の日』だった。”と、言う事を…。
で、私は、つくしにLINEで訊いてみた。
『つくし…。
今年の土用の丑の日って…。
(7月)27日だったんだね⁉
つくしは、道明寺さんと、鰻…食べるの?』
『あっ⁉
そうだったよね。
去年は、食べれなかったんだよね。』
『えっ??
如何して…?』
『だって…?
去年は、道明寺が、NYから帰国して帰って来たでしょ‼
すっかり、忘れて居たんだよねぇ~。』
『じゃあ、今年は、如何する?』
つくしは、一瞬、間があった。
でも、何か、考えたのだろうか?
『じゃあ、F4&T4で、集まって、鰻…食べる?
F4&T2は、見た事無いんじゃない…鰻っ(笑)‼』
絶対、つくし…。
何か、考えて居るよね⁉
ヤバそうなんですけど…つ・く・し?
そう思って居たのも、束の間…。
つくしが、『F4&T4LINE』に、【LINE】して来た。
『あのさぁ~?
皆は、土用の丑の日って、知ってる?』
『はぁ~??
何だ其れ…?』(F3)
『聞いた事、無いよ‼』(類)
『う~ん??』(滋)
『存じ上げて居りませんわ。』(桜子)
『………』(優紀)
私は、知って居ても、何も答えられなかった。
そんな時…。
滋さんが、訊いて来た。
『ねぇ、其れって何よ‼』
『所謂、暑い夏を乗り切る為に…『鰻』を食べる日よ。
夏バテ防止の為に、夏に『鰻』を食べる様に成ったらしいの。
土用の丑の日の日に鰻を食べる習慣は、『万葉集』にも書かれているんだって…。
昔は、夏の暑い時期を乗り超える為に、その当時の栄養価の高い鰻を食べる様に成った
んだって…。
でも、現代は、それ程、夏バテ防止対策には成らないらしいけど…。』
『じゃあ、別に食べなくても良いんじゃねぇのか?』
『でも、昔からの言い伝えでしょ。
此の時期の行事事じゃない‼
鰻の蒲焼(うな重)にして、食べるのよ。
皆で、食べない?』
道明寺さんが、集まりを提案して来た。
『それじゃあ、うち(道明寺邸)で、遣れば良いだろ‼
料理長に伝えとくし…よ。』
『ああ、そうしようぜ‼』
美作さんの声に、F2&T2も、賛成し始めた。
『了解‼』(類・総二郎・滋)
『了解しました。』(優紀・桜子)
私も、賛成していた。
だって、道明寺家の料理長さんが、作って下さる『うな重』って…興味が有るんだもん。
美味しい事、間違い無いだろうなぁ~。
<つくしside>
司の提案に、うっとりしてしまった私…。
其処に、司の顔が、私の顔を覗き込んで居た。
如何も、私の顔を、じーっと、見ていたらしい。
「つくし…。
お前、気持ちは、もう、『うな重』だろ?
遠~くの一点を見て、今、何を想像してた?
お前、涎垂れてるぞ(笑)‼」
私は、司の突拍子も無い言葉に、我に返った。
そして、私は、顎を拭いて居た。
「えっ??
嘘っ⁉
何処何処…?」
司は、笑い転げながら、私に言って来た。
「嘘だ‼
俺のLINEを見ただけでぇ~。
うっとり、唯、一点を見詰めてるからだろ‼
ほんと、お前は、食べる事に掛けては…俺は、負けるってか?
そんな、うっとりしやがって…。」
「えへへ。」
司は、不貞腐れてしまった。
「もっと、俺に集中しろよ‼」
「………」
で、私は、司に寄って、いつものパターンに成ってしまって居た。