tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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おとり捜査…<つかつく>  10.




目覚めた事で、此れが、夢だったと落胆していた司だった。


だから、言葉も無く、唯、何処とは無しに、天井をじーっと、見ているだけの司が其処には、居たのだった。



あれから、F3は、西田に確認した事に寄って、司が、本当に恋をして居た事を知ったF3だった。


F3にとって、些か、信じられない話しだった。


あの司が、恋をする事等、信じられないで居るF3だったのだ。


無理も無いだろう。
司は、F3には、何も言って無かったのだから…。


そして、司も、こう成って、やっと、つくしへの本当の想いに気付き、司自身のつくしへの想いを、司の中で、認めたのだから…。



だが、あれから、実に、半年は、既に、経っていた。
司が、つくしへの想いに気付くのに、既に、半年は、経って居たのだから…。


普通なら、誰もが、有り得ないと思うだろうが、其れが、司だった。
何故なら、其れまでの司自身、こういう想いを、肌で、感じた事が無かったのだから…。


司は、鈍感とかでは無いのだが…。
司自身のつくしへの想いを認める事が怖かったという方が、近いというべきだったのだろう。


司が、つくしへの想いを、司自身の中で認めた事で、自分自身が、如何成るかを知りたく無かったのかも知れなかった。


だが、こう成って、司は、つくしへの想いを認めた。


だが、もう、司の傍には、つくしは居ない。


こう成らないと、司のつくしへの想いを認められなかった自分(司)自身を自分(司)自身で呪っていた。


だが、司は、司自身が、恋をした相手の事は、F3には、一切、言わなかった。


何故なら、言えなかった。
口に出せば、つくしへの想いが、爆発しそうだったのだから…。


今にも、司は、つくしへの想いを爆発させそうに成って居たのだから…。



そして、あれから、また、半年が経った頃…。


そう、其の後の司は…。
そんな事が、つくしの身に起きて居ようとは、思いも寄らなかった。


後(のち)に、司が、聞かされたつくしの身に起こった事件とは…。


其の事を知った司は、何を置いても、つくしに向かうのだった。


つくし恋しさに、司は倒れそうに成る自分自身を諫めながら、つくしの元へと急いで向かうのだった。



其の後の一方のつくしは…。
警察官に復帰してから、生き生きしていた。


つくしは、思っていた。
“私の天職は、警察官だ‼”と…。


否、現場が好きなつくしが其処には居たのだった。



そして、非番の時に、久々に、つくしは、(幼馴染で親友の)優紀と会って居た。


優紀とは、中学・高校の同級生で在り、幼馴染で親友だった。


優紀は、つくしが、警察官に成ると聞いた時は、驚愕したが…。


優紀でさえも、“つくしの天職は、警察官だ‼”と、認めている程…。
“正義感の強いつくしに合って居る職業だ‼”と、思う程だった。



そんな時に、優紀は、つくしに提案して来た。


「桜子さんが…ね。
 “今度、女子会しましょ‼”って、言って来たんだけど…。
 つくしは、大丈夫なのかな?」


実は、つくしは、あきらと付き合って居た桜子を、優紀を介して、既に、紹介されていたのだった。


だから、つくしは、優紀に、即、答えていた。


「私の仕事は、休みが有って無い様なモノだから…なぁ。
 今日だって、呼び出しが在るかも知れないし…ね。
 “時間が合えば…。”って、事で良い?」
「うん、そうだよね。 
 分かった。
 桜子さんに、伝えて於くね。」


そう言って、其の日のつくしは、呼び出される事も無く…。
其の後は、つくしと優紀の二人の時間を楽しんで居た。



実は、優紀は、高校生の頃に茶道部に在籍していた。


つくしは、運動部(足の速かったつくしは、体育科の教師の勧めで、陸上部)の在籍だった。


だが、運動の苦手な優紀は、茶道部を選んでいた。


入学して直ぐのクラブ体験の時に…。
お茶に触れただけで、無に成れる自分自身に感動して、優紀は、茶道部に入部したのだった。


其処(茶道部)で、優紀は、可愛がってもらって居た1年先輩の更と知り合っていた。


高校卒業する頃に成った優紀は、高校を卒業しても、茶道は、続けて居たかった。


なので、本格的に、茶道に触れたかった優紀は、先輩の更に連絡して、相談していた。


そして、優紀は、更から、紹介された事に寄り、総二郎と知り合っていた。


総二郎にとって、更は、総二郎の幼少期の初恋の相手…。
だが、此の頃の歳に成ると、総二郎にとって、更は、妹的存在に変貌していた。


また、『女たらし』の異名を持つ総二郎…。


だから、優紀は、茶道のお稽古のお師匠さんという事以外、拘らないで於こうと思っていた。



一方の総二郎も、弟子には、手を出さない事を心情にして居た。
後で、ややこしく成る事を避ける為だった。


だが、優紀を見て居て、徐々に、総二郎の想いは変わって行った。


総二郎が、優紀に稽古を付ける様に成って半年が経った頃には、総二郎は、総二郎自身の気持ちに嘘が付けなく成って来ていた。


そして、稽古の日に、初めて、優紀を誘った総二郎だった。


そして、やはり総二郎というべきか?
ディナーの後、自然な形で、総二郎と優紀は、肌を合わせていた。


優紀にとっては、総二郎は、初めての相手だった。
優紀は、“此れが、西門さんとの最初で最後で、良かった。”と、思って居た。


総二郎は、そう言う人だと思って居た優紀だったのだから…。
優紀がそう思う事は、仕方ないと言える事だった。


だから、次の日の朝、優紀は、総二郎に何も言わず、総二郎を残して、ホテルの部屋から出て来たのだから…。
其の後の優紀は、総二郎への対応も、其れまでと変わらず、師匠と弟子という立場を貫いて居た。


其れを面白く無いと思って居たのは、総二郎の方だった。


優紀との行為は、総二郎自身、総二郎の身体に電気が走る程、総二郎でも、初めての体験だったのだ。


其れまでにも、星の数程、女性との行為を体験して来た総二郎で在っても…だった。


だから、総二郎は、優紀にのめり込んだ。


願わくば…。
総二郎は、稽古の後、優紀を取り押さえて、茶室で行為をしようとするのだから…。
優紀とっては、神聖な茶室だけに堪ったもんじゃ無かった。


そんな状態が、尚も半年続いた頃…。
漸く、総二郎の想いが優紀に通じて、付き合い出して居た。

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