tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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懊悩(おうのう)≒ OH NO‼…<F4&T4>  14.




司は、つくしを呼び出し、総二郎とあきらは、優紀と桜子を呼び出した。


そして、F3&T3で集まって、類の件に関して、話しする事にして居た。



司と総二郎とあきらは、つくしと優紀と桜子に類の気持ちを伝えていた。


先ずは、あきらから、口火を切って来た。


「類の滋に対する見方が、変わって来た事は、事実の様だ…な。
 この前な、総二郎と俺が、英徳大学のF4ラウンジに入って行ったらな…。
 類と滋が、見詰め合ってたんだよ。
 多分、偶然の状況で、そう成ったとは思うんだけど…よ。
 “もしかしたら、もしかするかもな‼”と、思った訳よ。」


そう言った後、総二郎とあきらは、その時のF4ラウンジで起こった状況を、つくしと優紀と桜子に話しして聞かせていた。


また、司も、続けて、つくしと優紀と桜子に、話しして聞かせ出した。


「俺も、見てしまったんだよな。
 其の日は、午前中、親父に呼ばれて、道明寺の仕事に行ってたから、大学に着いたの
 が、午後からに成ってよ。
 総二郎とあきらを、探したんだが…見付けられなくてよ。
 会えずに居たら…。
 ふと、“F4ラウンジに行けば、総二郎とあきらが居るかも…な。”と、思ったんだよな。
 もし、総二郎とあきらに会えなくても、“類は、ソファで、寝転んでるだろう。”と、
 思ってよ。
 で、F4ラウンジに行ってみたら…よ。
 見てしまったんだわ。
 類と滋が、見詰め合って、kissしようとして居る所を…。
 で、“お邪魔だったな‼”と、思ってよ。
 そのまま、何も、言わず、F4ラウンジから出て来たんだよな。
 で、講義室前で、総二郎とあきらに会たって訳、何だ。」
「「「………」」」


つくしと優紀と桜子は、何も、言えなかった。


つくしと優紀と桜子は、それぞれ、心の中では、同じ事を思って居た。


“もしかして、滋さんの『形勢逆転』って事…⁉”と…。



だが、つくしと優紀と桜子に類の事を話しして聞かせて居る司と総二郎とあきらでは在るのだが…。


何時(いつ)の間に、類の気持ちに変化が有ったのか?
今一、ピンと来て居なかった。


“もしかしたら…。”と、思わなくも無いのだが…。


あんなにも、“無い‼”と、突っ撥ねて居た類の心の変化に驚愕するしかないF3だった。




そして、あの日から、数ヶ月が経った。
そして、また、季節は廻り…4月に成った。


F4&滋は、大学2年に…。
つくしと優紀は、英徳大学に入学した。


そして、桜子は、英徳高校3年に編入して来た。


F4&滋は、経営学部だった。
そして、優紀は、文学部だった。


でも、つくしも、経営学部に入って来ると思って居た司は…。
つくしが、法学部を選んだ事を怒って居た。


司は、つくしと、大学内デートがしたかったのだ。


誰からも、羨ましがられるCPを目指したかったのだ。


司の夢の中には…。


*他の学生CPがして居る様な、大学内のカフェテリアデートをするとか…。


*手を繋ぎながら、大学内を歩いてみるとか…。


*大学の送迎も、司が行い、一緒に来たり帰ったりするとか…。


数えたらキリが無い程に、司は、遣りたい事は、溢れ出て来るのだった。


だが、そういう事にも、一切、興味を示さないつくしは、司にとって、不満の一つだった。


だが、つくしとて、何時(いつ)、付き合い出したのか?
分からない程…だったのだ。


だから、つくしは、司には、敢えて、相談する事も無かったのだった。



だが、司は、つくしと一緒に居たがっていた。
だから、司は、つくしから、相談して欲しかったのだった。



勿論、つくしの気持ちは、司に傾いて居た。


不貞腐れ始める司を見れば、放って置けないつくしが居た事も、また、事実だった。


弟を持った宿命なのか?
長女で産まれたという産まれ順番の成せる業なのか?


其処は、つくしでも、分からないのだが…。
如何しても、司を放って置けないと思ってしまうつくしだったのだ。



だが、つくしは…。
“もしかしたら、椿さんに頼まれたから…。”と、責任感の強いつくしは、生真面目にも、そんな風に考えるのだった。



だが、司のつくしへの行動は、日に日に、強引なまでに、エスカレートして行くのだった。


例えば、講義終了時間、間際に成ると、つくしの講義室の前に司は現れ、強引につくしを連れ出そうとする。


こんな司のつくしへの行動は、まだ、可愛いモノで在った。


他には、誰が見ているのか?
分からない様な場所で、強引にkissしようとして来たり…。
抱き締めて来ようとして来たり…。


こんな事は、日常茶飯事の事だった。


高校の頃は、別々だったので、司は、英徳大学に入学して来たつくしの傍に居たくて仕方なかったのだ。


だが、つくしは、超がつく程の生真面目人間なのだ。


其れに、司の存在を認識するまで、恋の経験も無ければ、初恋も、まだ、だった。


そんな奥手の少女が、司の様に、出来る筈等無かったのだった。


だが、司は、つくしを自分色に染めたくて仕方なかった。


人から見れば、可愛げのないつくしでも…。
司から見れば…。
『最大級の可愛げの有る女』だったのだ。


だからこそ、つくしを離せない司だったのだ。
そんな司を受け入れて居るつくし…。


端から見れば、『バカップル』そのものだった事は、言うまでも無かった。


だが、司は、そんな司をつくしが受け入れてくれて居る事が、唯、嬉しくて仕方なかったのだった。


そして、つくしは、漸く、今まで、気に成って居た事を司に問うてみた。


「あのね…。
 私達って、何時(いつ)の間に付き合ってたの?
 今までに、そんな話しした事無かったよね?」


司の額には、青筋が3本浮き出た状態で…。
眉間に皺を寄せて、眉尻は上がった状態で、如何(いか)にも、怒っているで在ろう顔付きに成って、つくしを睨み付ける様に言って来た。


「はぁ~??」


リムジンでの会話だった為…。
司の声は、最大級に大きく、リムジン内に響き渡る程だった。


身体を凄めるつくし…。


だが、つくしのその顔付きは、真剣だった。


つくしは、司からの付き合って居るっていう証が欲しかったのだ。
司からの言葉として…。


そして、司は、言って除けていた。


「俺等は、もう、付き合ってるだろ‼
 kissだってした事が有んだ‼
 俺は、いつも、言ってるだろ‼
 “お前を愛してる‼”って…。
 何、ふざけた事を言ってるんだ⁉
 何なら、今から、付き合ってるっていう証に…。
 『ペアリング』を買いに行くか?
 『エンゲージリング』は、『プロポーズ』した時に渡すし…よ。」
「えっ??」


つくしは、司からの突拍子も無い言葉に、驚愕するしかなかった。

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