tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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priority…<つかつく>  1.




<つくしside>


私は、藤堂商事に入社して、早、10年近くが経とうとして居た。


藤堂商事 イギリス支社 海外事業部 課長を、仰せ遣って居る。


無我夢中で、仕事を熟して来た約10年だったと思う。


やっぱり、私は、『働かざる者食うべからず 』…(?)の精神だけは、捨てていなかった。



私は、高校生の頃から…。
親に頼れない環境下に居て、そんな環境下にも関わらず、母親の思いのままに英徳高校に進学してしまった。
其の為、バイトに明け暮れる日々…。


其れでも、中学の頃から、勉強だけは好きで、頑張って居た事も有り、成績は落とさずに、高校を卒業出来た。


そして、道明寺のお陰で、英徳大学に進み、卒業した。


其れでも、バイトに精を出す事は変わり無く…。
其れでも、成績を落とす事無く、英徳大学も卒業出来た。


其の甲斐が有ったのかは、定かでは無いが…。
藤堂商事の就職試験を受けて、内定を貰えた。


そして、今日に至る。


だから、私は、思う。
私の人生の『priority【プライオリティ】(=優先順位)』に於けるウエートは、やはりの『働かざる者食うべからず 』…(?)だったという事を…。



其れに、私は、一般家庭に産まれ育った。


其れなのに、私が、英徳学園に入学した事で、『牧野家』の『エンゲル係数』が、変わってしまった。


そして、『牧野家』の歯車が、更に、狂い始めた様に、私は、思う。



娘に、“玉の輿を狙え‼”と、平気で言うママ…。
“パパの出世を狙えないなら、娘で…。”と、簡略的に考えるママ…。


其のママに同調するパパ…。
楽な方を選んだのだろう‼


ママは、上昇志向が強い。


なのに、パパが、どんなに借金をしても、ママは、パパを見捨てる事が出来なかった。


或る意味、娘に頼っていたとも言える私の両親。


其れでも、そんなパパとママを、私は、憎めない。


お金が無くても、家族愛に溢れた家庭に生まれ育った事は、今の私を築けていると、思うから…。
だから、私は、パパを助けて上げたいんだと思う。


パパは、自分の事より、他人(ひと)の事…。
パパは、他人(ひと)への思い遣りで、溢れている人…。
パパは、他人(ひと)の悪口は、一切、言わない。


唯、パパは、不器用なだけ…。
パパは、他人(ひと)より、器用に回れないだけ…。


だから、ママも、其の事を知って居るから、パパを見捨てられないんだと思う。



だからと言って、そんな家庭に生まれ育った筈の私の人生の『priority【プライオリティ】(=優先順位)』に、恋愛を持って来る事は、先ず、無い。


勿論、其れは、今の私の人生に於いて、『priority【プライオリティ】(=優先順位)』に、家庭を持って来る事も無いという事…。



そういう意味で言うと、私の傍には、何時(いつ)も、『反面教師が居た』という事なのかも知れない。


其れは、パパとママ…。
そして、『道明寺家』…。



私の高校生の頃の夢は、普通の家庭を持つ事…。


ママの言う『玉の輿』でも、『セレブ』でも無い…。
普通の『家庭』…。



なのに…。
私は、英徳学園に入学して、道明寺と知り合い、私は、道明寺と恋に落ちた。



私の初恋は…高校2年の頃だった。


しかも、私の初恋の相手は、あのF4の『類』。


今、思えば…。
類への恋心は、『憧れ』の様なモノだったのかも知れない。


私が、初めて恋をした類への恋心は、『淡い恋心』だったのだと、今なら思える。



其の後の私は、道明寺に恋心を抱いた。


其れは、嫌いから好きに成った恋だった。


しかも、『ジェットコースターの様な恋』…だった。


そして、道明寺は、NYに4年の区切りを付けて、渡米した。


なのに、其れ以降、道明寺とは、音信不通のまま…。
そして、道明寺と音信不通に成ってからの10年余り、一切、私は、恋愛をして来なかった。


恋愛をして来なかったんじゃ無くて、出来なかったの方が正しいのかも知れない。


其れは、遠い昔に、私の中で、『恋』とか、『愛』とか、言う言葉は、捨ててしまった様に感じる。



そんな或る日…。
優紀から連絡が入って来た。


優紀は、西門さんと結婚して、既に、『西門優紀』に成って居る。


まだ、子供の話しは、私の下に、聞こえては来ない。


まあ、“まだ、若いんだし…‼”って、言ったら…。
“お前が言うな‼”って、西門さんに怒られそうだけど…。


“幸せを呼ぶ話しは、沢山、訊きたい‼”と、私は、節に願う。




<此の二次小説『priority…<つかつく>  1.』以降(ほぼ、全て)、一部の文面に、
 竹内まりやさんの ♪ 幸せのものさし ♪ の一部の歌詞を勝手に拝借させて頂きまし
 た。
 そして、勝手に、引用させて頂いて折ります事をお詫び申し上げます。
 関係者各位 様、勝手致して折ります事をお詫び申し上げます。>


<『priority…<つかつく>  まえがき②』の(注)
  此の二次小説『priority…<つかつく>  1.』の【覚書】
   記載日…2019.9.8 20:46
   追加記載日…2019.10.8 23:07
   予約投稿日…2019.10.8 23:07>

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