priority…<つかつく> 9.
<一部の文面に、不快に感じるやも知れない言葉が入って居ます。
お詫びします。>
<司side>
俺は、ロンドンメープルの俺の部屋に、こいつを強制する様に、泊まって行く様にさせた。
そして、こいつは、俺に言って来た。
「泊まるって、部屋は、別々だよね?
私は、ゲストルームに泊まったら良いのかな?」
俺は、ズッコケそうに成っていた。
だから、俺は、言ってしまったのかも知れねぇ‼
「何で、態々、別々のベッドで寝るんだよ?
ふざけんな‼
今のお前の『priority【プライオリティ】(=優先順位)』は、『俺』
…何だよな?
じゃあ…よぉ。
何故、俺とお前が、態々、別々のベッドで寝る必要性が、何処に有んだ⁉
ああ、言ってみろ?」
「………」
俺の言葉を聞いたからか?
つくしは、言葉も無く、一歩、後ろに後退して居た。
なんせ、俺は、かなり、重低音で言って居た気がするから、つくしが、後ろに下がった意味合いも、俺自身にも分かったのだが…。
だから、俺は、続けて、話しして遣った。
「あのな…つくしさんよぉ。
まあ、良いわ‼
つくし…。
今から、バスルームに行くぞ‼
一緒に入るから…な。
良いな‼」
そう言い乍ら、俺は、つくしを引き摺って、そのまま、つくしをバスルームに連れて入った。
俺は、逃げられねぇ様に、服のまま、つくしをバスルームに入れた。
つくしは、何か、文句を言って居た様に思うが…。
俺は、聞いてぇねぇ振りをした。
そして、俺は、バスルームで、つくしの服を脱がせた。
其の度に、俺は、つくしから、悪態を突かれていた。
「もう、勝手に、進めないでぇ~‼
いい加減にして‼」
「………」
顔を真っ赤にし乍ら…。
頬を膨らませて、怒り乍ら…。
そう言うつくしに、俺は、却って、魅入ってしまって居た。
そして、黙ったままで居た俺に、つくしは、其のまま、怒った状態で、俺に言って来た。
「だから、ほんとに、勝手に、先に、進めないでぇ~。
私…。
『初めて』…なの‼」
「………」
俺は、つくしが言った言葉に、一瞬、意味が分からなかった。
だが、つくしの照れた様な顔付きを見て、気が付いた。
俺は、奇跡が起こったと思った。
俺とは、自然消滅で、別れていると思って居たこいつが、『初めて』だとは、思っても視なかった。
だから、俺は、咄嗟に、こいつを引き寄せて、抱き締めてしまった。
如何も、俺は、こいつが、息苦しさを感じる程、抱き締めてしまって居たらしい。
俺は、嬉しくて、仕方なかったんだから…。
俺は、心の中で、こいつに、“許せっ‼”と、叫んでいた。
で、俺も、こいつに言って遣った。
「俺も、アラスカでは、野郎ばかりの中で生活してたんだ‼
其れに、俺は、お前の事を、何時(いつ)までも、好きで好きで仕方なかった男だぞ‼
俺の人生に於いての『priority【プライオリティ】(=優先順位)』
は、何時何時(いつなんどき)も、『お前』だったんだぞ‼
だから、俺も、『初めて』だ‼」
つくしは、何故か?
吃驚した表情をして居る。
俺の事を如何思って居たんだ⁉
俺は、そんな事を思って居ても…。
“こいつは、そう言う『女』だった‼”と、思い出していた。
こいつは、あいつ等 F3の言う処の『鈍感 牧野』だったんだよな。
俺は、こいつのそういう所を、すっかり、忘れてしまって居たみてぇだ‼
“まあ、こいつは、こういう女だから、仕方ねぇか?”と、そう思って、俺は、結論付けた。
で、俺は、コトを進め始めた。
こいつが、如何言おうが、こいつの告白を受けて、何も思わねぇ『男』…何て、居るのか?
俺は、そう思って居た。
だから、取り敢えず、俺は、こいつとは、切っても切れねぇ仲に、早く、成りたかった。
所謂、“俺は、こいつと『深い関係』って、やつに成りたかった‼”と、言う事が、本音だった。
そして、こいつと念願の『深い関係』に成った俺とつくしだった。
だから、俺は、もう、つくしを離せねぇんだよ‼
否、離す筈等ねぇって事だ‼
だから、俺は、こいつに言って遣った。
「つくし…。
俺と一緒に、此の先の人生を共に過ごしてくれ‼」
「はい、宜しくお願いします。」
俺にとって、つくしからの言葉は、最高の言葉と成った。
だから、此れで、やっと、俺とつくしの二人の人生に於いての『priority【プライオリティ】(=優先順位)』は、『二人一緒の人生』と、言う事に成った事は言うまでもねぇ。
<此の二次小説『priority…<つかつく> 9.』も、少し、短めに成っております事を
お詫び申し上げます。>