tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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priority…<つかつく>  15.




<司side>


俺は、つくし自身とつくしの両親とつくしの弟に、俺が、何故、俺の誕生日に入籍してぇのか?
俺の想いを伝えていた。


「実の事を言うと…。
 俺は、つくしさんと再会する今の今まで、アラスカの事業を任されて居たんです。
 だから、つくしさんとは、音信不通に成らざるを得ない状況だったんです。
 其の時に、思ったんです。
 俺が今の仕事を成し得た時、つくしさんと再会出来たら、“今度は、ぜってぇ、つくし
 を離さねぇ‼”と…。
 だから、俺の誕生日に、俺とつくしさんが入籍する事で、俺という人間が産まれて来た
 事の意味も変わって来ると思えたんです。
 勿論、其れだけじゃ無く…。
 俺の誕生日が、つくしさんとの幸せを象徴出来る日にしたかったんです。
 だから、俺の誕生日に入籍する事を許して欲しいんです。
 如何か、お願いします。」


俺は、必死で、つくしの両親に、懇願した。


で、つくしの両親から、俺は、許された。


「其処まで、つくしとの幸せを願ってくれて、有難う御座います。
 道明寺さんとつくしの思う様にして下さい。」


其の言葉を聞いたつくしは、俺の気持ちに折れてくれたのか?
婚姻届にサインをしてくれた。


「そんな風に言われたら、サインし無い訳に行かないよね。
 仕方ないなぁ~。
 じゃあ、書くね。」


緊張し乍らも、丁寧に、サインを書いてくれたつくし…。
俺は、嬉しかった。


此れで、やっと、俺のつくしへの想いが、つくしに通じた様に感じて居た。


“此れで、やっと、俺とつくしの幸せの扉は、開かれたんだよな‼”と、そんな風に、俺は、感じて居た。



<つくしside>


私は、司と私の婚姻届に、サインをした。


ほんと、書く事に緊張した。


書くという事に、こんなに緊張した事は、初めてだった。


しかも、両親と私の弟で在る 進の前で、書く何て…。


“ほんと、信じられない。”と、思った事は、言うまでも無かった。


でも、忘れていた。
司が、『ロマンチスト』だったという事を…。



そして、司と私は、其の後、色々、パパとママと進と話しした後…。
牧野家のマンションを後にしていた。



そして、私は、リムジンの中で、司から、訊かれていた。


「つくし…。
 ババアじゃねぇが…。
 出来たら、藤堂商事は、辞めてもらえるか?
 日本で…。
 俺の傍で…。
 お前には、仕事して欲しい。
 今直ぐってのは、無理な事位ぇ…分かってる。
 けど…よ。
 俺とお前の冬期休暇が終われば、俺とお前は、また、イギリスに戻る事に成る。
 だが、俺とお前は、今は、同じプロジェクトを熟しては居るが…。
 何れ、別々のプロジェクトを熟して、擦れ違いの生活に成る事も予想出来る。
 そんな事は、俺は、もう、耐えれそうにねぇぞ‼」


実際、私も、プロジェクトの件に関して、予想される事は分かって居たから、もう、司と私の擦れ違いの生活は、既に、難しい事は、十分過ぎる位、分かって居た。


でも、如何すれば良いのだろうか?


静さんに、相談して視る事にした私だった。


けれど、此の後、何処に行くかも分からないままだったので、私は、司に其の処も合わせて訊いて視た。


「取り敢えず、私は、まだ、イギリス支社の人間だから、イギリス支社に戻る事に成るけ
 ど…。
 今後の事は、静さんに相談して視るね。
 引継ぎの件も有るだろうから…。
 今直ぐって訳には、いかないだろうけど…。
 で、此のリムジンは、何処に向かってるの?」


司は、間髪入れずに言って来た。


「道明寺邸…。
 タマが、“つくしを連れて来い‼”って、煩ぇんだよ‼
 姉ちゃんから、聞いたらしくてよ。」


“成程…ね。”と、私は、思って居た。


で、リムジンは、道明寺邸の門を潜っていた。


で、道明寺邸の中に入る成り、私は、タマさんに、抱き締められていた。
しかも、泣き乍ら…。
私まで、もらい泣きしてしまった程だった。


で、タマさんと私は、お互い新年の挨拶を交わしていた。


「先輩…。
 新年明けまして、おめでとうございます!」
「そうだったさね。
 つくし…。
 明けましておめでとう!」


で、タマさんからは、更に、泣き乍ら、言葉を紡がれていた。


「つくし…。
 漸く、つくしに逢えたさね。
 ほんとに、此の娘(こ)は、タマに心配を掛ける常習犯だ…事。
 司坊っちゃんの顔を観て居れば、良く分かるさね。
 つくし…。
 司坊っちゃんの事を宜しく頼むさね。」


私は、タマさんに、泣き乍ら、返答していた。


「先輩…。
 此方こそ、此れからも、宜しくお願い致します。」


そして、タマさんと私は、長く逢えなかった事を埋めるかの様に、お互い、泣き乍ら、抱き締め合って居た。


其処に、司は、私をタマさんから引き剥がしに掛かり、司の方に引き寄せて、タマさんに、悪態を突いて居た。


「タマ…。
 もう、良いだろ?
 つくしを逢わせて遣ったんだから…。
 俺に、つくしを返せよ‼」


と、司は、言い乍ら、私を引き摺る様に、懐かしの司の自室が在る 東の角部屋に、私は、連れ込まれてしまった。


私は、後ろ髪を引かれる思いで、タマさんを気にし乍ら…。
私は、後ろを振り向いたままの状態で、司に引き摺られて居た。


そして、私は、司の自室に連れ込まれたのだった。



<此の二次小説『priority…<つかつく>  15.』は、切り目が良い為、短めです
 が…。
 此処で、切らせて頂きました。
 短めで、申し訳御座いません。>

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