tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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初めての運動会【泣かずに居られるのなら】…<つかつく>  番外編




あと何日かすれば、航の『運動会』の日が、遣って来る。


航にとって、『運動会』と言うモノは、其れ程、珍しいモノでも無かった。


何故なら、幼稚舎から言えば…。
【5回目】だからだった。



だが、或る意味…。
航にとっては、『初めての運動会』というべき『学校行事』と成る。


何故なら、航の大好きなパパ(司)とママ(つくし)が、見に来てくれるからだった。


だから、張り切って居る航だったのだ。



それまでの航の『学校行事』には、タマが、見に行っていた。


航にとっては、其れが普通だった。


何故なら、クラスメイトの親の半分は、海外赴任だからだった。


英徳学園の児童にとって、別に、道明寺家だけが変わって居るという訳では無かった。


だが、今年の航の『運動会』には、“パパとママが見に来てくれる‼”と、密かに、喜んで居た航だった。



だが、当の航の父親と母親で在る 司とつくしは、其の事で、揉めていた。


実は、つくしの妊娠が、発覚したのだった。


妊娠8週目(3ヶ月に入った所)だったのだ。


司は、つくしが、心配で、仕方なかったのだ。


何故なら、女医から、言われていた司だった。


「まだ、奥様は、安定期に入って居ないので、無理は為さらぬ様に…。
 ご主人様が、監視為さって下さいませ。
 奥様は、お仕事を、少し、セーブ為さる事をお勧めします。」


こう言われた司は、つくしがする事に、一々、口煩く言うのだった。


「つくし…。
 無理をするな‼
 何かする時は、俺に言え‼」と…。


つくしは、司を呆れていた。


で、つくしは、言って除けていた。


「妊娠は、病気じゃないのよ‼
 そんなに、過保護に成らなくても良いから…。」


だが、司は、つくしを過保護張りに扱いたくて仕方なかったのだ。


で、司は、つくしに言って居た。


「なぁ~、つくし…。
 そろそろ、航に、つくしの妊娠を言おうぜ‼」


つくしは、まだ、迷っていた。


だが、何れは、航にも、伝えるべきだろうと思っていた。



そんな時に、航の『運動会』の日が、近付いて来たのだった。


司が、つくしの航の『運動会』の見学を心配し無い訳等無かったのだった。


だが、つくしが、初めて見る航の『運動会』を楽しみして居ない筈等無かったのだ。


だから、司は、航に伝えて、つくしを行かせなくても良い様にし様と、企んでいた。


だが、つくしは、司が、考えて居る事は、分かって居た。


だから、まだ、航に言わずに居ようとして居たつくしだった。



そして、航の『運動会』の日が、遣って来た。


この日は、つくしから連絡を受けて居た保と楓が、日本出張と合わせて、『運動会』の日の前日に、日本に帰国して帰って来た。


また、司から連絡して居たつくしの両親と進が、『運動会』を見学する為…。
前日から、道明寺邸に泊まりに来ていた。


なので、航の『運動会』の当日の朝は…。
ダイニングは、賑やかだった。


タマは、此の光景を、喜んで居た。



そして、道明寺家と牧野家の御一行様とタマが連れ立って、航の『運動会』を見学する為…。
英徳学園に、向かって居た。


事前に、西田から連絡の受けて居た英徳学園側は、“失礼の無い様に…。”と、道明寺家専用スペースを設けていた。
勿論、テント付きの場所を…。


此れには、牧野家の面々は、驚愕して居た。


つくしは、英徳学園側の対応は、“流石だ‼”と、呆れていた。


だが、道明寺家の面々は、英徳学園側の対応は、“当然の事…。”と、受け取って居た。



そして、航の出場する競技は…?


*学年競技の50m走…。


*50mの障害物競争…。


そして、流石…。
スポーツ万能の司と、足の速いつくしの子供だけは有り…。


*クラス代表の50mリレー…。


航は、出場したどの競技も、1位だった。


だから、司は、航の応援に熱が入って居た。


つくしは、航を応援して遣りたかったのだが…。
お腹に力を入れない様に、司に見張られて居たので、つくしは、応援に躊躇していた。


そんな司とつくしの様子を見ていた司の両親とつくしの両親は…。
“何か、有る‼”と、様子を窺っていた。


だが、いつの間にか?
航の頑張りに、熱が入る司の両親とつくしの両親だった。


そんな様子に、進は、呆れて居たのだが…。



また、まだ、可愛らしい盛りの航…。
学年の皆で踊るダンスが可愛くて、画像を撮り捲るつくしだった。


動画は、相も変わらず、SPの役目だった。



そんな頃、何時(いつ)の間にか、来ていたF3&T3と共に…。
道明寺家専用スペースのテント内は、大賑わいだった事は言うまでも無かった。


其れだけじゃなく…。
道明寺家専用スペースのテント以外では、F3の出現に、保護者、学校関係者の女性陣が…。
T3の出現に、保護者、学校関係者の男性陣が、騒ぎ始めていた。


何故なら、司のつくしへのデレデレ振りは、周りが引く位だったのだから…。


なので、F3&T3の出現に、英徳学園は、大賑わいに成っていた。



そして、F3&T3の出現により…。
其の場で、F3に寄って、つくしの妊娠が、其の場に居た道明寺家・牧野家の面々に、バレてしまった。


何故なら、F3&T3は、事前に、司からのLINE報告で、既に、知っていた。


「牧野…。
 お前、そんなに燥いで、大丈夫か?」
「まあ、司が、傍で、監視してるから、大丈夫じゃねぇの?」
「牧野…。
 無理は、禁物だよ‼」
「ほんとだよ‼
 つくし…。
 久々の妊娠、何だから…。」
「そうですわ‼
 航君の運動会だからって、こんな冷える所で…。
 先輩、大丈夫ですの⁉」
「でも、つくしの顔色が、そんな悪くないから、安心したよ‼」


六者六様の言葉が出ていた。


でも、つくしを心配している事は、F3&T3…皆、同じだった。


つくしは、F3&T3の心配してくれている姿には、感謝するが…。
“今、此処で、其の事を言う…?”と、言いたいつくしだった。


所謂、驚愕顔のつくしだった事は、言うまでも無かった。


だが、司は、ニタニタして居たが…。
其の司の顔付きを見て、睨み付けているつくしだった。


実は、F3&T3は、タマを含めた道明寺家・牧野家の面々は、つくしの妊娠を知っていると、思っていたのだった。


まさか、まだ、司とつくしから、知らされていないとは、思ってもみなかったのだ。



だから、勿論、F3に寄って、『運動会』終了後の航にも、バレてしまった。
否、態と、F3は、航に教えて居たのだった。


「航…?
 航の弟か? or 妹か? …。
 航が、3年に成った頃に、赤ちゃんが産まれるぞ‼」と…。


航は、あきらの言葉に大喜びだった。


「ほんと…?
 そうじろう君とあきら君のいった通りだったね‼」


其の日の航は、航のパパ(司)とママ(つくし)が、『初めての運動会』に、来てくれた事を喜んで居たのだが…。


つくしの妊娠の発覚に寄り…。
喜びの意味合いが、取って代わってしまった航だった事は言うまでも無かった。



fin




<此の二次小説『初めての運動会【泣かずに居られるのなら】…<つかつく>  番外
 編』を、2話に分けて、投稿するにも、1話毎が、かなり、短く成る為…。
 態と、1話に纏めました。
 かなり、長々と成ってしまいましたが、了承願います。>

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