tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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成人式【あの笑顔を見せて】…<つかつく>  続編⑤




つくしは、司の顔を、唯、じーっと見ていた。


椿が用意してくれたと思って居たつくしが、着付けられて居る振袖は…。
ブルーの地に、12月~4月の花で在る 紅白のツバキを『別染め』と『刺繍』で、描かれていた。


実は、司が、デザインしたつくしの為のつくしだけの振袖だったのだ。



【*ツバキの花言葉(全般): 「控えめな優しさ」「誇り」
 *赤ツバキの花言葉:「控えめな素晴らしさ」「気取らない優美さ」「気取らない魅
            力」「見栄を張らない」「慎み深い」「高潔な理性」「謙虚な
            美徳」
 *白ツバキの花言葉:「最高の愛らしさ」「申し分のない魅力」「至上の美」「理想的
            な愛情」「冷やかな美しさ」「素晴らしい魅力」「誇り」】
                           <引用させて頂きました。


『ツバキ』の花言葉は、つくしらしくも在り…。
また、司の姉で在る 椿に因んで、『ツバキ』の花柄を選択していた司だった。



つくしは、此の振袖を気に入って居た。


其れは、椿が自身に因んで、『ツバキ』の花柄を振袖に選んでくれたと思って居たからだった。


其れが、まさかの司からの『贈り物』だとは、つくしは、思わずに居たのだった。


だが、司からの『贈り物』は、其れだけでは、無かった。


小物一式と、ヘアアクセも、司からだった。


ヘアアクセも、司が、作らせた物だった。


そして、其のヘアアクセには、『ツバキ』の花が、施されていた。


つくしは、全てが、椿からの『贈り物』だと思って居たので、嬉しかったのだ。


つくしは、複雑な気持ちに成って居た。
“受け取っても良いのだろうか?”と…。
既に、振袖を着付けている状態のつくしだったのだが…。



其処に、タマが、呼びに来た。


「リムジンの用意が出来たさね。」と…。


そして、つくしは、リムジンに乗り込もうと、玄関に向かって居た。


だが、司も一緒に就いて来た。


で、つくしは、首を傾げて、司を上目遣いで見ていた。


だから、司は、つくしに窘める様に、言って除けていた。


「あのな…?
 俺も、一緒に行くんだよ‼
 何か、不満か?
 俺の記憶が、戻ったんだ‼
 お前と一緒に居たいと思って、何がいけねぇんだ‼」
「………」


つくしは、何も言い出せずに居た。


だから、司は、つくしを抱き締めたくて仕方なかった。


だから、せめて、つくしと手を繋ぐ事だけは、許して欲しくて…。
司は、つくしの手を取り、恋人繋ぎをし始めて居た。


つくしは、照れていた。


そして、成人式会場に着いても、司は、つくしの手を外せずに居た。


其処に、何故か?
F3&T3も居た。
つくしは、T3が居る事は、分かって居たのだが…。


其処に、何故、F3が居るのか?
つくしは、不思議で仕方なかったのだ。


実は、あきらから、情報を得ていたF2は、あきら共々、つくしと優紀の成人式会場に行く事は、決定していた。


実は、あきらから、F2は、連絡を受けて居た。
司の記憶が戻って居る事…を。


実の処…。
司からは、まだ、誰にも言わない様に言われていたあきらだったのだが…。
其処は、幼馴染で親友なのだ。
あきらも、黙って居る筈等無かったのだ。


だから、司が、日本に帰国して帰って来た事を知ったあきらは、司から、事前に、F2だけには、司の記憶が戻って居るという事を伝えて良いと、了承されていたあきらだった。



また、今後、T4が復活する事を、あきらは、桜子から、報告を受けて居た。


そして、其の事は、あきら➡F2に、報告されていた。



だから、司は、F3から、冷やかされていた。


「流石、司だな?
 牧野の記憶が戻った途端、もう、独占欲かよ‼」
「牧野は、良いの?
 こんな司で…。」
「司の記憶が戻った時点で、まあ、こう成るとは、俺は、思って居たけど…な。」


F3、それぞれ、三者三葉の言葉を司に送っていた。


で、司は、吠えていた。


「うっせぇ~‼」



そして、そんな所を、成人式会場に居たで在ろう成人式に出席して居る数名が、司とつくしの『恋人繋ぎ』をして居る所をSNSで上げてしまったのだ。


そして、全世界で、司とつくしの画像が出回ってしまった。


楓は、呆れるも…。
マスコミには、ノーコメントを貫いていた。


何故なら、何れは、知られる処では有るのだが…。
実は、司から、発表させる方向で居た楓だったのだ。



そして、成人式から数日後の事だった。
司は、全世界に発信する為…。
マスコミに公表したのだった。


「私は、高校生だった頃のあの港の事件の時に、暴漢に刺されました。
 そして、彼女(つくし)だけの記憶を失ってしまいました。
 だが、私は、彼女(つくし)の記憶を取り戻した。
 そして、私と彼女(つくし)は、寄りを戻した。
 其れが、あのSNSに投稿された画像でした。
 私は、昔も今も変わらず、彼女(つくし)を愛しています。
 だから、私と彼女(つくし)を、温かい目で、見守って頂きたい‼」


司は、切実に、マスコミに訴え掛けていた。



そして、此の件を境に、F4&T4の友情は、復活していた。
司とつくしの寄りが戻れば、当然な事では有ったのだが…。


そして、つくしは、楓に認められて…。
其の後のつくしは、道明寺邸に住まいを移して、英才教育を受けるのだった。


そして、進も、今後は、司の右腕と成るべく…。
楓からの命(めい)を受けて、道明寺邸に住まいを移して、英才教育を受ける事に成ったのだ。


此れには、進も、納得せざるを得ない様に仕向けられていた。


何故なら、楓にとっては、高校生の頃のつくしへの行為を詫びる為だった。


其れと、実は、牧野家への楓からの償いの為だったのだ。


楓は、牧野家を守る事が、つくしへの償いに成ると思っていた。



そして、タマから、楓の気持ちを知らされた司は…。
NYに戻る事を渋っていた。


だが、其処は、つくし…。
司を諭し、NYに戻る様に言い包めるのだった。


此れには、更に、楓は、“牧野さん(つくし)が、司の傍に居なければ、司は務まらない。“と、悟るのだった。


で、タマは、そんな司とつくしが、戻って来た事で、まだまだ、長生きする事を誓っていた。



其の後、司は、楓との約束の4年のNY生活を終えて、道明寺HD 日本支社 支社長として、凱旋帰国して帰って来た。


そして、其の後の進は、司の片腕に成るべく、道明寺HDに入社した。


つくしも、司法試験に、現役で合格して、道明寺HDに入社して、1年間、法務部で司法修習生と成り、弁護士資格を得てからは、司の第2秘書と成るのだった。


勿論、つくしは、司の専属弁護士と成って事は言うまでも無い。


そして、司が、日本に帰国した事を機に、やっと、司とつくしの生活が始まるのだった。



fin




<此の二次小説『成人式【あの笑顔を見せて】…<つかつく>  続編⑤』は、長目と成
 っております。
 一話を、二話に分けると、かなり、一話毎に短く成る為…。
 敢えて、一話に纏めて掲載致しております事をお詫び申し上げます。>

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