女は武器(?)…<ALL CP> 【つかつく 編】
司とつくしの出会いは、英徳学園…。
司…英徳高校3年
つくし…英徳高校2年 だった。
司が、つくしのロッカーに赤札を張った事で、後には、司が、つくしに恋をした。
司にとっては、初恋の相手が…つくしだった。
だが、司が、つくしに赤札を張った事で、つくしは、英徳学園中から、ハブにされ、虐めに遭って居た。
だが、つくしは、絶対に、そんな生徒達に折れる事は無かった。
寧ろ、そんな英徳学園中の生徒と戦った。
つくしの起こしたそんな行動は、後には、伝説として英徳学園に受け継がれて行くのだった。
英徳学園を救った一人の勇敢な少女を称えるかの様に…。
英徳の『ジャンヌダルク』と…。
此の時点に於いても、つくしが、『女を武器』にして居ない事は、一目瞭然だった。
また、司とつくしが、付き合い始めた頃も、喧嘩は絶えなかった。
つくしは、司につくしの想いが、通じない事に苛立ち、いつも、切り口上の言葉を司に投げ掛けていた。
「分かってくれないなら、もう、良い‼」と…。
そんなつくしにも、司は、いつも言う言葉は決まっていた。
「ああ、良~く、分かった。
“もう、良い‼”なら、其れで良い‼」と…。
そんな時のつくしは、いつも、司に想いが通じない事で、目に一杯の涙を浮かべるのだった。
元々、司は、『女の涙』は、嫌いだった。
司にとっては、『女の涙』は、卑怯な道具の一つだと思って居たからだ。
司にとっての『女の涙』は、マイナス要因でしか無かった。
所謂、司にとっての『女の涙』は、『卑怯』という名の『女は武器(?)』にした行為としか思って居なかった。
だが、司にとってのつくしの涙は、そうでは、無かった。
何故なら、司は、つくしの涙に弱いからだ。
つくしの涙を見ると、如何しても、司は、つくしを怒れなく成るのだ。
否、司自身、狼狽える事に成るのだった。
如何して遣ったら良いのか?
分からず…。
寧ろ、狼狽えるだけの司が、其処に居た事は、言うまでも無い。
だから、司は、つくしを許してしまうのだ。
所謂、『女の涙』というモノは、司にとって…。
好意を寄せて居る女性か? or 好意を寄せて居ない女性か? に寄って、司の想いは、大きく分かれるという事なのだろう。
と言う事は、司にとっては、『女を武器』にして居ない涙なのか? or 『女を武器』にした涙なのか?と、いう処なのかも知れない。
所謂、司狙いのセレブ女性にとって、司をモノにする為には、『女は武器(?)』にする事で、司をモノに出来ると認識して居たのだ。
其れが、司狙いのセレブ女性達には、そもそもの、間違いだと気が付いて居ないのだ。
所謂、セレブ女性達は、“『女は武器(?)』に成る‼”と、勘違いして居る事を露呈していた。
だからこそ、つくしの涙は、『女を武器』して居ない事の証明だったのだ。
寧ろ、つくしは、『女を武器』する必要性が無かった。
つくしの内面の美しさは、誰よりも、美しかった。
其処を、初めに、見出したのは、司だった。
其の当時の司は、つくしに恋心を抱いて居る事に、中々、理解出来ないで居たのだが…。
また、類も、其処(つくしの内面の美しさ)は、当然、認識し始めていた。
唯、其の当時の類は、静しか見て居なかった。
唯、静しか見て居なかった類は、つくしを放って置けない気持ちにはさせられて居た。
だから、類は、つくしへの気持ちに気が付く事が、遅れてしまった。
そんな司と類は、タッチの差で、つくしを取り込む事が出来たのか? or 取り込め無かったのか? の違いだけだった。
何故なら、つくしの初恋は、類だった。
否、もしかしたら、類に対しては、憧れだったのかも知れない。
だが、もし、類が、つくしへの気持ちに、司より、一早く、気が付いて居たのなら、司のつくしへの想いは、木っ端微塵に、打ち砕かれていたのだろうか?
否、其れは、無いだろう‼
何故なら、一時、つくしが類を放って置けなかった様に…。
何れ、つくしは、司を放って置けなく成った事だろう‼
其れが、『人たらし』で在る つくしと言う人間なのだろう。
F4の司と類の二人から、好意を寄せられたつくしの人間性は、『人たらし』として表れていたのだから。
其れが、つくしの内面の美しさに繋がるのだろう。
所謂、『つくしにとっての『女の涙』は、『女の涙』=『女は武器(?)』では、無かった。』と、言う事だ。
つくしの涙は、司のみに関してだけだったのだから。
当然と言えば、当然なのだろう。
類の前で泣く時も…。
全て、司絡みだった。
所謂、つくしの涙は、司につくしの想いが通じないという、悔しさ & 苛立ちから来るものだった。
ところが、司に好意を寄せるセレブ女性達は、『女の涙』=『女は武器(?)』だったのだ。
『女性が、泣く姿は、美しい』とは、誰が言った言葉なのだろうか?
其の言葉を真に受けて居る女性が居たとした成らば…。
当然、『女の涙』=『女は武器(?)』と、成るだろう。
だからこそ、可愛く泣こうとする。
当然、司だけじゃ無く、類に於いてもそうだろうが…。
そんな女性に、見向きもしないのは、当然の事だった。
寧ろ、邪魔なだけだった。
だから、セレブ女性達は、つくしを羨ましく思うと同時に、疎ましく思うのだった。
所謂、嫉妬心から来る『妬み・嫉み』を、セレブ女性達は、つくしに向けていたのだろう。
そんなセレブ女性達は、心が、摺れている共、言うべきだろう。
英徳の『ジャンヌダルク』と、評されたつくし…。
そんなつくしだったからこそ、司は、つくしに惹かれて、好きに成った。
また、類も、そんなつくしに惹かれたのだろう。
此処で、伝えて於こう‼
『女の涙』=『女は武器(?)』に成らないという事を…。
fin
<此の二次小説『女は武器(?)…<ALL CP> 【つかつく 編】』に出て来る
『セレブ女性達』とは、司&類を含めたF4に纏わり付く『女性達』の事を指して居ま
すので、ご了承願います。>
<また、此の二次小説『女は武器(?)…<ALL CP>』は、それぞれのCPは、短編形
式で綴っております。
ですので、それぞれのCPの1編毎に、<fin>としております。
了承願います。>