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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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エロ門、改め【エロ門、登場】…<総優>  続編⑫




<総二郎side>


優紀が眠った頃に、俺は、お袋に呼び出されていた。


「総二郎…。
 優紀さんが、落ち着いたら、病院に言って来なさい。」
「ああ。
 そうだな。
 胃薬だけでも処方してもらった方が良いだろうし…な。」


だが、お袋は、俺の顔を見て、呆気に取られていた。


「貴方、何を仰って居るの?
 あの優紀さんの体調の変化は、間違い無く、妊娠よ‼
 3人も出産した私(わたくし)が言うんですから…。
 間違い無いわ。
 祥一朗の病院は、如何かしら。
 祥一朗が、居てくれたら、あなた方も安心でしょ‼」
「………。」


俺は、次の言葉が、直ぐには出て来なかった。


だが、もし、優紀が妊娠して居るので在れば…。
俺も、そう思ったので、お袋には、伝えて於く事にした。


だが、俺は、お袋の言葉に、嬉しいのと、優紀を如何して遣ったら良いのか?
分からず、複雑な状況だった事は、言うまでもねぇ。


だが、優紀が、本当に、妊娠して居るので在れば、“兄貴の病院の方が、安心だろう。”と、俺は、思って居た。


だから、俺は、お袋に伝えて於いたのだ。


「兄貴に連絡して於いてくれよ‼」


だが、お袋は、そんな俺に言い返して来やがった。


「ご自分でし為さいな。
 あなた方の子供の事なのよ。」


だが、俺は、自然な形で、お袋に頼んで於いた。


「頼むわ。
 お袋から、兄貴に伝えといてくれ。
 兄貴に、何て言って良いか?
 分かんねぇんだよ。」


お袋は、呆れた様に、返事を返してくれた。


「仕方ないわね。」


で、お袋との話しの後…。
俺は、優紀が眠って居る(俺と優紀の)自室に戻って居た。



で、お袋と話しした其の日の内に…。
お袋から連絡の有ったで在ろう 兄貴から、俺に連絡が入って来た。


俺は、眠って居る優紀の眠りの妨げに成らねぇ様に…。
自室を出て、自室前の廊下で、兄貴とのTELの対応をしていた。


“総二郎…。
 優紀さんが、お目出度(おめでた)らしいな。”


俺は、実は、まだ、半信半疑だった。


何故なら、本人の優紀が、妊娠に気が付かねぇ筈等無いと思って居たからだった。


「ああ。
 お袋が言うには、そうらしい。
 けど、詳しくは、調べて視ねぇと、分からねぇから…な。」
“俺が、母さんから聞いた処に寄ると…。
 優紀さんには、悪阻の兆候が在るって、聞いたんだが…。
 優紀さんは、気が付いて居るのか?”
「否、あれは、多分、気が付いてねぇだろうな。」


兄貴は、俺の言葉に、一瞬、呆気に取られていた様子だったが…。
兄貴は、ニヤ付いた声で、俺に訊いて来た。


“…………。
 何方にしても、明日の(1月)5日までは、病院も、急病以外は、休院中だから…な。
 6日に来いよ‼
 俺の方から、産婦人科には、連絡して於いて遣るから…。
 で、ドクターは、女医の方が良いのか?”


だから、俺は、兄貴には、しっかり、言って遣った。


「ったりめーだろ‼
 優紀は、俺の奥さん何だ‼
 男は、駄目に決まってんだろ‼
 ぜってぇ、女医で話し付けて於いてくれよ‼」


そんな俺に対して、弱味を握ったかの様に、兄貴は、俺に、言い除けて来やがった。


“了解‼
 取り敢えず、1月7日は、初釜も有るんだよな。
 総二郎…。
 優紀さんには、出来るだけ、無理させんなよ‼”


俺は、“ったりめーだろ‼”と、言いたい処を、喉の奥に引っ込めて、兄貴には、丁重に、礼の言葉を言って於いた。


「ああ、分かってるよ。
 兄貴…。
 色々、サンキュな‼
 宜しく頼むよ‼」
“………(笑)”


兄貴は、唯、笑ってやがった。


“こんな風に、兄貴と俺は、兄弟の会話をしたのは、何時(いつ)振りだったんだろう
 か?”と、そんな風に思い乍ら、俺は、兄貴とのTELを切って居た。


久しく無かった様に、俺には、思えていた。



で、次の朝には、少しは、優紀の顔色も良く成り、朝食も、多少、喉を通って居た。


俺は、少し、ホッとしていた。


で、優紀を自室に戻した後…。
俺は、親父から、呼び出されていた。



如何も、司の親父さんから、クラウン・コーポレーションの『party』での事を聞いたらしかった。


で、俺に説明する様に、親父から話しを促されていた。


で、俺は、親父に、クラウンCEOとの会話の内容を伝えていた。


「クラウンCEOからは、今後の交流を約束してもらえた。
 司の所は勿論だけど…よ。
 花沢物産としても、美作商事としても、大河原グループとしても…。
 『企業の繋がりを強固にして行こう‼』と、話し出来たらしい。
 で、西門流としては…。 
 『今後は、慈善活動として、一度、家元にお会いしたい‼』と、仰って頂いたよ。
 如何いう話し合いに成るかまでは至らなかったが…。
 後は、親父に任せるよ‼」


親父は、真剣な顔付きで、俺の話しを聞いて居た。


今、親父の頭の中には、今後の算段が出来て居るのだろう。


取り敢えず、此処からは、TOP同士の話し合いに成るだろう。
俺は、親父に話しを繋ぐだけ繋いだので、ホッとして居た。



で、如何も、優紀は、優紀で…。
お袋から、呼び出されていた…らしい。


“幾ら、『妊娠は、病気じゃねぇ(無い)‼』と、言っても、其処迄、顔色の良く無い優紀
 を、呼び出すな‼”と、俺は、お袋に言いたかった。


だが、優紀には、1月7日の初釜を真剣に取り組もうとする姿勢が在る。


だから、お袋も、優紀に覚えて欲しいと思うんだろうから、“致し方ねぇ‼”と、俺は思えていた。


其れに、お袋も、妊娠・出産の経験者だ‼


“優紀に無茶をさせる事はねぇだろう‼”と、俺には、思えた事も、また、事実だった。

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