エロ門、改め【エロ門、登場】…<総優> 続編⑮
<総二郎side>
俺が、『F4&T4LINE』で、優紀が、妊娠した事を報告した数日後…。
あきらから、『F4LINE』に連絡が入って来た。
あの時…。
『F4&T4LINE』で、優紀が、妊娠した事を報告した時は、F3のあいつ等は、何も、返答し無かった曲(くせ)に…よ。
こういう時は、ぜってぇ、F4だけで、集まろうとしやがるんだよな‼
俺は、優紀が、心配だから、本当は、F4の集まりをパスしたかったが…。
優紀が、言ってくれた。
「折角だし…。
(F4の集まりに)行って来て下さい。
楽しんで来て下さいね。
私は、大人しくして居ますから…。」
と、優紀から言われて、仕方なく行く事にした。
どうせ、F3から、攻撃されるのが、オチ、何だけど…な。
で、F4の集まりの日が来た。
俺は、些か、気が重い状態で、向かって居た。
で、案の定だった。
あきらから、口火を切って来た。
「なぁ~、総二郎…。
優紀ちゃんの妊娠って…?
結婚式前に入籍しているとは言え…。
もしかしなくても、結婚式前には、出来てたって事だよな⁉」
俺は、“何が、変…何だ‼”と、言わんが如く…。
あきらに言って除けて居た。
「はぁ~??
あきら…。
何が、言いてぇよ‼」
「………」
あきらは、無言だった。
だから、俺は、続けて、話しし始めた。
「一応、結婚式までは、優紀から、“避妊して欲しい‼”と、言われたけど…よ。
良~く、考えたら…。
日数的には、“結婚式後に、『妊娠発覚』って、成るよな‼”って、思ってよ。
優紀に内緒で、避妊は止めたんだよ。
未だに、優紀は、気が付いてねぇけど…な。」
F3は、納得したかの様に、それぞれ、言葉を発して来た。
「と、思った。」
「だろうな。」
「成程…。
通りで…。」
で、司から、俺は、声を掛けられていた。
「まさか…。
つくしの腹のガキと、総二郎んとこ(所)のガキと、同学年に成るとは…な。」
だから、俺も、言って遣った。
「俺は、態とじゃねぇけど…よ。
でも、別に良いんじゃねぇ?
父親同士も、母親同士も、俺等『幼馴染で親友』だろ‼
で、子供同士も、『幼馴染で親友』って…。
親の代からいう成れば…。
親子三代 『幼馴染で親友』って、訳だな‼」
「ああ。
そう成るな。」
司と俺は、其の日が楽しみに成って来た。
で、横に座って居る類とあきらは、羨ましそうにしていた。
で、話しを変えようとした類が、司の方に向いて、話しを振って居た。
類が、司に訊き出そうとしていた。
「ところで…さ。
司…。
『高い高い』って、如何いう意味…?」
実は、俺と優紀の新婚旅行に便乗して来たF3&T3と共に、滋の家(ち)の会社(大河原グループ)が、開発中の『リゾート施設』が在る 島に、F4&T4で訪れて居た時の初日のランチでの出来事…だった。
司と牧野の息子で在る 翔をあやす為に、司が翔にして遣って居た『高い高い』が、如何も、類は、気に成って居た様子だった。
だから、此の日に類が、司に訊いた事で、此の言葉(『高い高い』)が、一般的には、ポピュラーらしい事が分かった俺等 F3だった。
また、其の後、桜子は、司の話しを聞いたあきらから、『高い高い』の意味を聞いて、知ったみてぇだった。
また、滋は、桜子から、聞いたとの事だった。
如何も、司も、牧野から教えられて知ったらしい事は、後で、知ったのだが…。
まあ、俺等 F4の集まりの時は、司は、自慢げに言って居た。
其の日は、結局、午前様で、帰宅の途に就いた俺等 F4だった。
で、今年の1月7日の初釜も、滞り無く無事終了し…。
通常の日々が、過ぎて行った。
優紀は、無理をしない程度に、お袋に就いて、次期家元夫人としての役割を全うし様と、頑張って居る様子だった。
俺は、心配するも…。
優紀が、健気に、頑張って居る様子に、俺は、何も言えずに居た。
俺は、やっぱり、あの時…。
優紀に、捨てられたという汚点を、今も、心の中で、持ったままだった。
優紀を観て居れば…。
もう、あの頃の優紀は、既に、居ねぇ事は分かって居るのに、俺には、中々、払拭出来ずに居た。
ほんと、一人の女だけで、“こうも、違ぇのか?”と、思う程…。
俺は、優紀一色に成って居た。
だから、優紀に、強く言えねぇ俺が出来上がってしまった。
何が、『エロ門』だよな?
だが、今の俺は、もう、『エロ門』は、卒業した。
だって…よ。
今の俺は、『エロ門、改め』たんだから…よ‼
だから、もう、誰にも、『エロ門』とは、呼ばせねぇ‼
fin
<此の二次小説『エロ門、改め【エロ門、登場】…<総優> 続編⑮』は、短めに成っ
ております事をお詫び申し上げます。>