【プロローグ　　①】

道明寺司は、道明寺財閥　御曹司にして、道明寺HD　後継者…。

実は、司は、英徳学園　幼稚舎に入舎（入園）当初から、既に、悪ガキ振りを発揮していたのだ。

其れには、理由が在った。

司が、生まれて直ぐの頃から、父親だけじゃ無く、母親までもが、既に、日本には、居なかったのだ。

其の当時の道明寺HD　NY本社を立て直す為に、司の祖父（其の当時の道明寺HD　会長）に寄って、NYに渡米して居たのだ。

所謂、NY在住だったのだ。

其の事に寄り、司の性格が、歪み始めて居た。

だからだったのだろう。
他人に対して、冷たい反応しか出来ない様に成ってしまって居た。

司は、姉で在る　椿　と　使用人頭のタマに寄って、教育を受けるも、本来なら、受ける筈の母親の愛情を受けられず、愛に飢えた子供に成ってしまった。

其の為…。
司の性格は、当然、俺様‼
でも、本当は、自分自身の気持ちを曝け出す事が苦手…。

其の為、他人には、自身の気持ちを曝け出す代わりに、『暴力』という行為を犯してしまって居たのだ。

そして、“此のままではいけないと…。”という司の母親で在る　楓の想いから…。
司だけじゃ無く、司の姉で在る　椿…。
そして、使用人頭のタマまでもが、NYに呼び寄せられたのだった。

所謂、永住の為だった。

其の時期は、司が、英徳学園　幼稚舎を卒舎（卒園）して、直ぐの頃の事だった。

だが、折角、NYに永住させるつもりで、渡米した司だったのだが…。
忙しさの余り、母親業が出来ない楓は、結局、司の教育をタマに任せっ切りだったのだ。

楓は、出張の為、1ケ月、NYの道明寺邸に帰れない事も、多々、有ったのだ。

だが、司にとっては、母親の存在を認識出来る環境化だけでも、司自身が、日本の頃とは違って居る様に感じていたタマだった。

そして、日本で言えば、高校入学を迎える頃の年頃と成った司は、“日本の仕来りにも精通する事も必要だろう。”と、司の父親で在る　道明寺HD　会長で在る　保の命（めい）を受けて、使用人頭のタマと共に、日本に帰国して帰って来たのだった。

そして、英徳学園　高等部1年として、日本の高校生と成った司だった。

【プロローグ　　②】

花沢類は、花沢物産　後継者…。

類は、一人っ子が故に、類の幼少期は、類の父親で在る　花沢物産　社長の孝（こう）の期待を一身に受けて居た。

其の為…。
類の父親で在る　孝（こう）の教育は、厳しかった。

そんな類は、笑わない・喋らない・自分自身の気持ちを他人に伝え様としない…。
といった内向的な性格に成ってしまって居た。

其の為…。
類の性格は、後には、典型的な一人っ子君を発揮するのだった。
だが、類の幼少期の頃は、父親の期待を、一身に受けた結果、内向的に成った類君。

でも、本当の類の性格は、笑い上戸で、お喋り好きだったのだ。

唯、他人の前では、自分自身を如何、表現して良いのか？
分からなかったのだろう。

だから、そんな類を放って置く事が出来ない類の父親の孝（こう）は、類をフランスに呼び寄せて居た。

で、類は、幼稚舎の年長だった当時の夏休みに入る前に、フランスに渡仏したのだった。

そして、類の父親で在る　花沢物産　社長の孝（こう）が、日本に帰国すると同時に、類も、一緒に、日本に帰国して帰って来たのだった。

そして、日本で言う処の英徳学園　高等部1年に入学したのだった。

【プロローグ　　③】

西門総二郎は、西門家の次男で在って、西門流　次期家元を襲名していた。

本来なら、西門家の長男で在る　西門祥一朗が、次期家元を襲名する運びと成って居たのだった。

実は、英徳学園　中等部3年に通って居た頃の祥一朗は、既に、西門流　次期家元を襲名していたのだ。

なので、総二郎は、西門家の次男として、将来、京都の地で、西門流を継いで行く事に決まって居たのだ。

其の為、英徳学園　幼稚舎を卒舎（卒園）して、直ぐの春休み中に、京都に永住する為に、総二郎は、引っ越しをして居たのだ。

だが、総二郎が、まだ、中学生に入学して間無しの頃に成って、西門家の長男で在る　西門祥一朗は、“西門流　次期家元を継がない。”と、言い始めたのだった。

西門家の長男で在る　西門祥一朗の其の当時の将来の夢は、ドクターに成る事だった。

元々、総二郎は、茶に長けて居る事を知って居た西門家の長男で在る　西門祥一朗にとって、“総二郎が、西門流を継ぐ方が、将来の西門流の為には良いに決まって居る。”と、認識して居たのだった。

だから、其の当時の西門家の長男で在る　西門祥一朗は、ドクターに成る夢を捨て切れて居なかったのだ。

だから、西門流　次期家元の座を、弟で在る　総二郎に託す事にしたのだった。

所謂、西門家の長男で在る　西門祥一朗は、親の期待に応える事に苦しさを感じ…。
西門家の長男で在る　西門祥一朗は、西門家の次男で在る　総二郎に、西門流を託す振りをして、逃げたという事だろう。

だから、西門家の長男で在る　西門祥一朗は、大学の入学と同時に、西門家を出て行ってしまったのだ。

だが、其の頃の総二郎にとって、信じられない事案だったのだ。

急に、西門流　次期家元の座を託された総二郎は、東京に呼び戻され、其れまでの自由が利かなく成り、荒れ始めていた。
其れは、『女遊び』という形で…。

其処は、総二郎の父親で在る　西門流　家元の西門修一郎の性質を受け継いだに過ぎないのだが…。

其の為…。
総二郎の性格は、典型的な真ん中っ子。
　　　　
総二郎は、頭の良い長男と比較されて育って来た感が窺える。
　　　　
だからって、元々の性格で在る　総二郎の性格　や　生き方を、今更、変えられない。

結局、東京に帰って来ても、総二郎は、『ちゃらんぽらん総二郎』を、貫こうとしていた。

其れは、総二郎が、京都の名門私立中学に入学して、僅か、1年後の中学2年に進級する前の春休みの頃の事だった。

なので、総二郎は、東京に戻って来たと共に、英徳学園　中等部2年に編入するのだった。
　

【プロローグ　　④】

美作あきらは、美作商事　後継者…。

あきらの母親で在る　美作夢子は、20歳であきらを出産していた。

あきらの母親で在る　美作夢子は、典型的な『Lovely fashion』を好む『Lovely』主婦だったのだ。

所謂、『夢見る少女』成らぬ…。
『夢見る主婦』だったのだ。

其れが故に、あきらは、幼少期の頃から、あきらの母親で在る　美作夢子を避けていた。

其れは、既に、幼少期の頃から、見え隠れしていた。

だからだったのだろうか？
あきらの父親で在る　美作たかしは、“此のままではいけない。”と、認識した様子だったのだ。

其の当時の美作商事　社長で在る　あきらの父親の美作たかしは、あきらの父親で在る　美作たかしの父親の会長より、イタリアに赴任する様に、仕向けられて居た。

なので、美作商事　社長で在る　あきらの父親の美作たかしは、あきらをイタリアに呼び寄せていた。

其れは、あきらが、英徳学園　幼稚舎を卒舎（卒園）して直ぐの頃の事だったのだ。

そして、あきらが、日本に帰国して帰って来たのは、美作商事　社長で在る　あきらの父親の美作たかしが、美作商事　日本本社へ赴任する事が決まった事から、あきらも、一緒に、日本に帰国して帰って来たのだった。

其れは、あきらが、日本で言う処の中学2年に成る頃の事だった。

なので、英徳学園　中等部2年に編入したのだった。

本来のあきらの性格は、典型的な長男気質。

他人が、困って居ると、見て見ぬ振りが出来ない。
ついつい、構ってしまう。
　　　　
其の結果、自分自身が火傷してしまう。

あきら自身、他人に頼られ、良い男を演じて居るが…。
本当は、自分自身も、他人（ひと）に頼ってみたい。
　　　　
其れに、あきらは、自分自身の気持ちを引く事も出来る。
自分自身の気持ちを人に押し付けない。

だが、長男気質のあきらは、如何やら、何時も、貧乏くじを、常に、引いてしまう特異体質の様子だったのだ。

＜此の二次小説『花男メンバー…＜F4＆T4＞』は、此の度の世界的な事案に寄り、此の
　時期に相応しく無い『二次小説ネタ』を綴っております。
　了承の程、宜しくお願い致します。＞