【プロローグ　　⑤】

牧野つくしは、牧野財閥　ご令嬢で在り、牧野コーポレーションのお嬢様…。

牧野コーポレーションは、日本にのみ成らず、ヨーロッパを拠点にして、業績を伸ばして来た企業で在る。

つくしの父親で在る　牧野晴夫は、父親の命（めい）を受けて、EU圏を任される事に成ったのだった。

其の為、つくしは、幼少期の頃より、イギリスに在住して居た。

其れが、其の後…。
つくしの父親で在る　牧野晴夫が、父親の命（めい）を受けて、日本本社への赴任が決まったと同時に、家族で、日本に帰国して帰って来て居た。

つくしの父親の父親…。
所謂、つくしの祖父は、牧野財閥　総帥にして、牧野コーポレーションの会長で在る。

其れ故…。
牧野家にとって、牧野財閥　総帥の命（めい）は、絶対なので在った。

つくしにとっては、生まれた地で在る　日本だが…。
育った地は、イギリス故…。

日本への帰国は、不安だったのだ。

だが、つくしは、其の思いを伏せたまま、日本の高校に通う事と成った。

其れは、つくしが、日本で言う処の高校1年に成る頃の事だった。

つくしは、既に、イギリスの高校では、卒業が決まって居た。
所謂、つくしは、イギリスの高校をスキップして居たのだった。

だが、日本では、年齢制で、学年が決まって居る。
なので、つくしは、英徳学園　高等部1年に編入したのだった。

つくしの性格は、典型的な長女気質。
　　　　
自分自身の意見は、しっかり持っている。
だが、其れが返って、自分自身を苦しめている事に成り、後で、後悔する事も有った。
　　　　
また、長女気質故のサガなのだろうか？
心に柔軟性が持てない。
　　　　
また、つくしは、他人（ひと）から、頼られる事に生き甲斐を持ってしまう事も、つくしの中には、見え隠れして居たのだった。

【プロローグ　　⑥】

松岡優紀は、松岡総合病院のお嬢様…。

優紀には、4歳年上の姉が居る。
所謂、優紀は、松岡家では、次女に当たる。

そんな優紀は、英徳学園　初等部の頃より、英徳学園に通って居る。
勿論、優紀の姉も、英徳学園　初等部の頃より、英徳学園に通って居る。
優紀の姉は、4月から、英徳大学2年に進級する。

優紀の性格は、心の柔軟性に於いては、右に出る者は居ない程、他人（ひと）に合わせる事が出来る少女だった。

其れは、末っ子ちゃんに生まれた所以かも知れない。

また、他人（ひと）に合わせる事が出来る女性だったのだが、芯はしっかりして居るので、他人（ひと）に意見する事も出来るのだ。

所謂、他人（ひと）の良し悪しをちゃんと伝える事が出来るのだ。
其れは、他人（ひと）に対して、様子を窺う事に長けていると言う事に成る。

唯、自分自身の気持ちを他人（ひと）に伝える事が苦手だったのだ。

言葉に困ると…。
また、困った事が起こると…。

何故か？
優紀の眉は、下がり眉に成るのだった。

所謂、『8時20分眉』に成ってしまうのだ。

後に、つくしと知り合った優紀は、つくしの支えに寄って、其の事を、少しずつ、克服出来る様に成るのだった。

【プロローグ　　⑦】

三条桜子は、旧　華族　三条家のお嬢様…。

実は、幼少期の頃の桜子は、英徳学園　幼稚舎の年少に入舎（入園）した当初に、2歳年上の司に一目惚れしていたのだ。

そして、其の当時の桜子は、司から、心に傷を負う様な言葉を投げ掛けられていた。

其の当時の桜子が、司を好きだと言う事を知った、総二郎とあきらに寄って、桜子の想いが司にバレたのだった。

其の時に、司から言われた一言に、其の当時の桜子は、傷付いたのだった。

「ブス、ブス…。
　お前なんて、好きじゃねぇ‼」と…。

其の為、幼少期の頃の桜子は、容姿にコンプレックスを持って居た為に、綺麗に変身する事だけを考えて、ドイツに渡独したのだった。

そして、其の後の桜子は、ドイツで、整形手術を受けたのだった。

其の後…。
桜子は、英徳高校に編入する事を切っ掛けに、日本に帰国して帰って来て居た。

そして、桜子は、英徳学園　高等部1年に編入するのだった。

そんな桜子の性格は、典型的な一人っ子ちゃん。

桜子は、幼少期に、事故で、両親を亡くした事で、祖母に寄って、育てられていた。
其の為、我儘に育てられた感が窺えるのだ。

其れに加え…。
祖母の愛情しか知らず、親の愛情を受けられずに育ち、間違った考えを持ってしまった感が窺えるのだ。
　　　
其の為に、間違った考えのまま、桜子は、育った様子だった。

また、其の間違った考え方に気付かずに居た桜子だった。

其れは、勿論、何もかも、自分自身の思い通りにコトが運ぶ幼少期を過ごして来たからに他成らないのだ。

誰からも、其の事に触れられず、何も言われて来なかった桜子の幼少期…だったのだ。

環境が、そうさせたのなら、致し方ないのかも知れない。

＜桜子の下りで、一部、不快に思われる個所が在るやも知れません。
　お詫び申し上げます。＞
　

【プロローグ　　⑧】

大河原滋は、大河原財閥　ご令嬢で在り、大河原グループ　後継者…。

滋は、永林学園　幼稚舎から、永林学園に通って居た。

また、滋は、NYでの『party』の際…。
司を見掛けて、一目惚れしてしまった。

其れ以来、司の事が忘れられない滋だった。

そんな滋の性格は、典型的な一人っ子ちゃん。

親の愛情を一身に受け、我儘に育った結果…。
幼少期の頃は、“何もかも、世界は、自分自身のモノ…。”と、言う感性に成った様に窺える。

何もかも、自分自身の思い通りに、コトを動かしてしまう。
だから、トラブルが絶えない。

後には、つくしにも、言って除ける程…。
滋は、そんなトラブルを避ける為に、初等部の頃から、「大河原家の娘で在る事を隠して生きて来た‼」のだ。

そんな等身大の自分自身を隠し乍ら過ごして来た滋だったのだ。

だから、「本当の意味での友人が出来ない。」と、言う滋…。

多分、滋自身は、隠して居るつもりでも、幼少期の頃から、他人前（ひとまえ）では、素が出て居たんじゃないだろうか？

そんな滋は、将来、知り合う事と成るつくしと一緒に居る事で、解消出来つつ在る様子だった事は言うまでも無いのだった。

＜此の二次小説『花男メンバー…＜F4＆T4＞　　2．』は、此の度の世界的な事案に寄
　り、此の時期に相応しく無い『二次小説ネタ』と成っております事をお詫び申し上げま
　す。
　また、此の後の『花男メンバー…＜F4＆T4＞』の全話数に於いても、此の度の世界的
　な事案に寄り、此の時期に相応しく無い『二次小説ネタ』と成っております事をお詫び
　申し上げます。＞