tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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花男メンバー…<F4&T4>  5.




司は、あきらから聞いた話しで、司にとっては、良い事を思い付いたのだ。


で、司は、(道明寺)邸に着いた途端…。
自室に籠って、計画を立て始めたのだった。


そして、其の司が立てた計画を、司は、父親に話すのだった。


勿論、約12時間時差が在るので、時間を見計らっての連絡だった事は言うまでも無いのだが…。


何故なら、父親と話す時は、緊張を強いられる司だった事は言うまでも無いのだ。


「牧野財閥の娘が、英徳高校に通ってんだ。
 けど…。
 中々、知り合いに成れねぇんだ。
 親父は、牧野財閥の娘の親父さんと、幼馴染らしいな?
 俺が、牧野財閥の娘と、知り合いに成れる様に、セッティングしてくれねぇか?」


司の其の言葉に、司の父親で在る 保は、ピンっと、来たのだった。


「司は、つくしさんに惚れたのか?」


司は、つくしの姓は知っていたが…。
下の名前までは知らなかったのだ。


だから、父親に、疑問符付きで答えていた。


「つくし…?」


だからだったのだろう。
司の父親で在る 保は、司に呆れて居たのだった。


「司…?
 まさか、惚れた女のフルネームを知らないのか?」
「………」


司は、そうだとも言えず、父親には、何も、返答しなかったのだ。


其の事には、更に、呆れた司の父親で在る 保だったのだ。


だが、司の父親で在る 保とて、悪い話しでは無いと思って居たのだ。


何故なら、牧野財閥と、提携出来れば…。
元々、EU圏では弱い立場の道明寺財閥も、世界にアピール出来るチャンスだったのだから…。


また、同じ事が牧野財閥でも言えたのだった。


だから、此のチャンスを逃すまいと考える事は、企業人なら、当然な事だったのだ。


だから、司の父親で在る 保は、司に言えた言葉だったのかも知れない。


「分かった。
 一度、牧野家には、家族ぐるみでの食事会の打診をして視よう‼」


司の父親で在る 保の其の言葉に、司は、浮かれ気味に成って居た。


そして、司は、其の日が来る事を待ち望んで居たのだった。



一方のつくしは、偶然、休み時間に、優紀と知り合いに成って居た。


隣のクラスの優紀と、偶然、話す機会が有ったのだ。


つくしは、1-Cだった。
で、優紀は、1-Bだった。


其の時の優紀は、移動教室に向かって居る時に、つくしの教室の前を通って居たのだ。


優紀が、つくしの教室の前を通った時に、つくしと優紀がぶつかってしまったのだ。


そして、お互い、謝って居た。


「あっ、ごめん‼」
「ごめんなさい。」


そして、お互い、顔を見合わせて、笑って居た。


そんな事が有った放課後…。
つくしは、廊下で、優紀と話ししていたのだ。


お互いの自己紹介をして、此れまでの色々な話しをして居たのだ。


そして、お互いの第1印象は、良いモノだった。


なので、其れからのつくしは、優紀と一緒に居る事が多く成った。


だから、前程…。
頻繁には、あの非常階段には、行かなく成って居た。



だが、そんな時の放課後…。
つくしは、何気に、優紀に、あの非常階段の話しをして居たのだった。


そして、つくしは、優紀に、類の話しもして居たのだった。


そんな事から、優紀は、あの非常階段に行って視たく成って居たのだった。


だから、つくしに訊いて視た優紀だった。


「私は、初等部から、此の英徳学園に通って居るのに…。
 そんな非常階段が在っただ何て…。
 私は、今まで、知らなかったよ。
 だから、行って視たいな。
 連れて行ってよ、つくし…?」


そうなので在った。
つくしと優紀は、同学年と言う事も有り、呼び名を下の名前で、呼び合いして居たのだった。


「うん、良いよ‼」


つくしは、気軽な気持ちで、優紀に伝えて居たのだった。



だが、其の後のつくしは、あの非常階段に優紀を連れて行った事で、後には、優紀だけじゃ無く、類とも、暫く間、気拙い事に成るのだった。


其れは、つくしが、優紀をあの非常階段に連れて行った事で、類を怒らせてしまったからだったのだ。


此れには、優紀も、驚愕したのだった。


何故なら、優紀は、“『F4の花沢類』さんは、感情を表に出さない無表情な方だ‼”と、聞いて居たからだった。


其の時の類は、つくしに、尋常じゃない怒り方をして居たのだった。


「如何いう事…?
 此処(非常階段)は、俺と君の『癒しの場』だった筈だよね?
 何故、俺の知らない娘(こ)が、此処(非常階段)に居るのかな?」


類の瞳(め)は、笑って居ないが…。
其の時の類の顔付きは、冷たさを蓄えていた。


優紀は、思わず、つくしに、其の場から立ち去る事を提案していた。


「つくし…。
 今日の私は、此れで、帰るね。
 じゃあ、また、明日‼」と…。


だが、其の時のつくしは、此処(非常階段)に居てはいけない様な気がして、優紀と一緒に、此の場(非常階段)から立ち去る事を選ぶのだった。


「優紀…。
 私も、一緒に帰るよ‼
 花沢類…。
 じゃあ、また、今度…。」
「………」


だが、其の日の類は、無言だった。



実は、類の呼び名を、つくしは、『花沢類』と、呼んでいたのだった。


「其の方がしっくり来る。」と、つくしは、類に伝えて…。



そんなつくしは、初めて観る類の姿に、戸惑って居たのだ。


如何したら良いのか?
分からずに居たつくしが、其処に居た事は、事実だった。



だが、類は、つくしを怒って居る訳では無かったのだ。


此の空間に、類とつくし以外が、此の場(非常階段)に居る事が許せなかったのだ。


何故なら、類にとって、やっと、見付けた英徳学園での『癒しの場』だったのだから…。


其れは、類にとって、つくしも、同じ気持ちで居ると思って居たのだ。


其れなのに…。
此の場(非常階段)に、つくし以外の誰かが居たのだ。


其れが、例え、つくしが連れて来たつくしの友人だったとしても、許せない気持ちで居た類だったのだ。


だが、類の其の気持ちに、気が付いて居ないつくしだった事は言うまでも無いのだ。


つくしは、唯、“花沢類を怒らせてしまった。”と、後悔しているのだった。

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