tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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奇跡の出会い…<つかつく>  11.




此の半年間…。
司とつくしの様子を見続けていたF3…。


つくしと知り合う前までの司は、俺様で、横暴で、傲慢で、自己中心的な司だったのだが…。
ここ最近は、一切、そう言う処は、見受けられない事に、F3は、驚愕していた。


“あの頃の司は、何処に…??”と、誰もが、思う位…。
司の様子は一変して居たのだ。


F3は、思って居たのだ。


【あの司を一変させた『牧野つくし』という『司の女』…。
 其の『牧野つくし』という『司の女』が、其れまでの司を変えたらしい。】


と、F3は、西田から聞いて居た言葉を痛感して居たのだ。



だから、『牧野つくし』という『司の女』を観察して居たF3は、“成程…。”と、頷ける処が、幾つか在ったのだ。



【『牧野つくし』という『司の女』とは…。


 *誰にでも、同じ対応。


 *例え、相手がセレブだろうと、其の事は、関係無いし、媚びて来ない。


 *いつも、誰の前でも、笑顔を絶やさない。


 *誰にでも、どんな立場の人間にでも、「駄目なモノは駄目‼」と、発言する事が出来
  る。


 *また、間違った事をする相手には、突っ込む事が出来る。】



『牧野つくし』という『司の女』は、今まで、F3が、観て来たF3の周りに居た女性とは、全く、異質な存在だったのだ。


司とつくしの様子を観て行く中で、F3も、F3に対するつくしの対応で、F3自身のそれぞれが、変わっていったのだ。


先ずは、類が、変わって来た。


誰にも、興味を示さなかった類が、良く笑う様に成ったのだ。



そんな類の様子を観て居た総二郎とあきらは、同じ事を考えて居たのだ。


“意外と、類は、笑い上戸だったのか?”と…。


此れには、F2も、司も、驚きを隠せないで居た。



そんな類を観て居た司は、其の内、類を警戒し始める程だったのだ。


だから、司は、思って居たのだ。


“つくしを類に取られるのでは無いか?”と…不安に成る司だったのだ。


司が警戒する程…。
其れ程までに、類の見た目は、変わったと言う事なのだろう。


だからだったのかも知れない。
F2も、つくしを受け入れ始めていた。



此れには、司は、F3を警戒せざるを得ない状況だったのだ。


「お前等…。
 つくしは、『俺の女』…何だよ。
 俺から、奪おうと、すんじゃねぇぞ‼」


だからだったのだろう。
F3は、そんな司を、呆れて観て居た。


そして、反論の言葉を、司に言うF3だったのだ。


「「「奪ねぇよ‼」」」と…。


其れでも、司は、警戒心バリバリの目線で、F3を睨んで居たのだった。


F3は、そんな司を観て居て思って居た。


“やれやれ…。”と…。



【司・つくしside】


つくしは、司を許し、司を受け入れる事に決めたのだった。


だから、つくしは、素直な気持ちで、司に伝えられたのかも知れない。


「うち(『老舗割烹旅館 まきの』)の事を考えて、判断してくれた事が分かったか
 ら…。
 もう、道明寺さんには、何も、言わない。」と…。


そんなつくしの素直な気持ちを司に伝えた事で、司は、つくしを抱き締めて、離さなかった。


だから、司は、つくしを抱き締め乍ら、返答していた。


「サンキュな、つくし…。」


余りにも、素早い、突然な司の行動を、つくしは、驚愕して居たのだが…。
つくしも、自身の腕を、司の背中に回して、司に抱き着いて居た。


つくしは、反省していた。


“司と私のお互いの心の中が、余りにも、擦れ違って居ただけだったのだ。”と…。



そして、司は、つくしの気持ちを聞けて、喜びを爆発させて居たのだ。


そして、司は、つくしを手に入れられた喜びのままに、つくしに言って除けていた。


「今直ぐにでも、婚約発表するぞ‼」


つくしは、驚愕で、焦って、司を止めに入っていたのだ。


「何…言ってんの?
 私は、まだ、道明寺さんのお父様とお母様にお会いして居ないでしょ‼
 そんな勝手な事は、出来ないわよ‼」


司は、つくしの意見をスルーして、更に、つくしに言って除けていた。


「其の前に…。
 其の『道明寺さん』は、止めてくれ‼
 俺とつくしは、仮にも、恋人同士だろ。
 其れに、既に、そういう仲だろ⁉
 今から、『司』って、呼べよ⁉」


つくしは、返答に困って居た。


「………。
 無理って言ったら…?」


だから、司は、即答して来た。
しかも、ニヤ気乍ら…。


「ペナルティだな。」
「………。
 どんな??」
「俺の言う事を聞くだな‼」


司はして遣ったりだった。
だが、つくしは、まんまと、司に、嵌められたのだ。



つくしは、司から、嵌められた事で、後には、何事にも引けない自身が居る事を自覚して居たのだ。


だが、つくしは、司から、嵌められて居たという事には、自身に対して、怒りしか無かったのだ。


“何故、私は、簡単に、嵌められてしまうのか?”と…。


また、“此れが、男性(ひと)を好きに成るという事なのだ。”と、言う事を初めて知ったつくしだったのだから…仕方ないと言えば、仕方なかったのだろう。


恋愛は、一種の駆け引きが必要と言う事を…つくしは、初めて知ったのだった。



司とつくしは、お互いが、初恋の相手で、初めての相手…なのだ。


司とつくしは、“お互いが、お互いの『最初で最後の恋』…。”と、自覚して居るのだ。


だからこそ、司とつくしは、此の『奇跡の出会い』に、感謝して居たのだ。



もしも、牧野家が、旅館経営で無ければ…出会う筈の無い間柄だった。


牧野家が、旅館経営で在ったとしても、司が、『老舗割烹旅館 まきの』を選んで無ければ、勿論、出会う事は無かった相手だったのだ。


“此の奇跡に感謝して、当然‼”と、司は、心底、そう思って居たのだった。



其の後の司とつくしは、司の父親で道明寺HD 会長で在る 保 と 司の母親で道明寺HD 社長で在る 楓に会い、結婚の承諾を得ていた。


そして、更に、其の後…。
司とつくしは、つくしの両親で在る 『老舗割烹旅館 まきの』の支配人 晴夫 と 女将 千恵子にも会い、許しを得ていた。


そして、更に、其の後…。
婚約発表を行ったのだった。


司は、やっと、此処まで来れた事を喜びに表し、『婚約発表記者会見』の間中…。
司は、つくしの手を離す事が出来ずに居たのだった。


そして、司とつくしは、お互い、誓い合うのだった。


「つくし…。
 俺は、つくしに誓うよ‼
 ぜってぇ、お前を幸せにする。
 だから、此の先は、迷う事無く、俺に就いて来い‼」
「うん、私も、司から離れないから…ね。
 私を、一生、幸せにして下さい。」
「ああ、分かってる。
 サンキュな、つくし…‼」


司は、マンションを購入して、司とつくしは、二人だけの生活をスタートさせて居た。
所謂、同棲を開始して居たのだった。
今までの(道明寺)邸での生活では無く、結婚式を執り行うまでの束の間の二人だけの生活を…。

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