tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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戸惑い…<つかつく>  5.




其の日の道明寺HD主催の『party』の終了後…。
静とつくしは、椿から誘われていた。


「静ちゃん…。
 つくしちゃん…。
 良かったら、此の後…。
 お茶でも、如何かしら?」


本当は、静にしても、つくしにしても…。
藤堂邸に帰りたかったのだ。


だが、椿を振り切る自信の無い静とつくしは、椿の申し出に従ったのだった。


「少しなら…。」


静は、つくしの顔色を確認し乍ら、椿に返答していた。


其処には、椿に伴って、一緒に、司も来て居たのだった。


つくしは、司のつくしへの態度に、“何か、居心地が悪いなぁ~。”と、密かに、感じて居たのだった。
何故なら、司は、つくしを、唯、凝視して観て居たのだから…。


司は、つくしを観て居て、イライラして居た。


否、司自身、気が付いて居ないだけで…。
既に、司は、つくしに、『一目惚れ』だったのだ。


司は、何故か?
つくしを見ると、“イライラする。”と、勘違いを起こしていたのだった。


其の司の様子に、つくしは、堪忍袋の緒が切れた様に…。
司とつくしの間に在った 沈黙を破るのだった。


つくしは、司の方を向いて、司に声を掛けて居たのだった。


「何か?
 私…。
 道明寺さんが不快に成る様な事をしました…か?」


だが、司は、つくしを凝視したまま、つくしに返答の言葉を告げていた。


「否…してねぇよ。」


なので、つくしは、司に呆れる様に、返答していた。


「だったら…。」


其処に、椿が、つくしの言葉を最後まで言わさない様に…。
つくしの言葉に被せる様に、話しし始めていた。


「つくしちゃん…。
 ごめんなさいね。
 弟の司が不機嫌で…。
 此の子…。
 『女性嫌い』なのよ。
 だから、女性を見るだけで、ちょっと、不機嫌な顔を、直ぐ、するのよね。
 でも、普段、女性の事を避ける司が…。
 女性で在る つくしちゃんの事を凝視するだ…何て。
 本来なら、考えられない事なのよ。
 司は、つくしちゃんの事を気に入ったのかしら?」
「………」


椿は、司の方を向いて言って除けて居たのだった。


だが、司は、椿の言葉にも、唯、つくしを凝視するだけで…。
何にも返答する事は、無かったのだった。


司の目線に耐えられず、つくしは、司の目線から背けていた。


司は、其れでも、つくしを、唯、凝視して居たのだ。


静は、司のつくしへの対応を観て居て、フランスへの留学を、延期するべきかと、悩み始めていた。


其れ程までに、司のつくしへの対応は、静を不安がらせていた。


取り敢えず、様子を視る事にして居た静だった事は言うまでも無かったのだ。



そして、其の後のつくしは、類も出席して居た道明寺HD主催の『party』の終了後の事を、類に、話しして居たのだった。


「あのねぇ~。
 類君は、『道明寺司』さんの事を知ってる?」


類は、司の名前が、つくしから出て来た事に、吃驚していた。


類は、つくしが、司を、毛嫌いして居る様に見えて居たからだった。


だが、類は、つくしに返答して居たのだった。


「うん。
 勿論、知ってるよ。
 司と俺は、英徳学園の幼稚舎の頃からの幼馴染で親友だから…ね。
 つくしちゃんも、此れからは、英徳高校に通うし…。
 司の事を伝えて於くね。
 司は、俺等 英徳学園の幼稚舎の頃からの幼馴染で親友のリーダー…何だ。
 俺等 幼馴染で親友の呼び名の通称を、『F4』って、言うんだよ。」


つくしは、呆気に取られた様な顔付きを、顔に張り付かせたまま、類に訊いて居た。


「『F4』って…。
 如何いう意味…。」


類は、苦笑いに成ったまま、つくしに返答していた。


「俺等 幼馴染で親友は、4人組…何だ。
 だから、『花の4人組 =Flower four』…。
 で、略して『F4』って…成ったんだ。」
「………」


つくしは、類の話し振りから、心の中で、思って居たのだ。


“『花の4人組 』って…。
 如何いう発想…何だろうか?
 って、いう寄り、自分達で名乗って居て、恥ずかしく無いのだろうか?”と…。


だからだったのだろう。
つくしは、苦笑いを浮かべるだけで、類には、何も、返答出来ずに居たのだった。


だから、類の方から、つくしが、何を云いたかったのか?
訊き出す事にしたのだった。


「で、其の『司』と、何か有ったの?」


つくしは、思い出した様に、類に話しし始めて居たのだった。


「うん。
 類君も出席して居たあの道明寺HD主催の『party』の終了後に…ね。
 椿さんのお誘いを受けて、静お姉様と一緒に、行って来たの。
 其の時に、椿さんの弟さんだという『道明寺司』さんが、椿さんと一緒に来ていたんだ
 よね。
 で、其の時に、私の顔を、唯、凝視する『道明寺司』さんが居たんだ。
 何だか、其の時に、私は、居心地の悪さを感じて…ね。
 “『道明寺司』さんって、如何いう人…何だろう。”って、ちょっと、思ったんだよ。」


類は、つくしの其の話しを聞いて、ピンっと来たのだった。


司が、つくしを気に入ったで在ろう事は、類には、認識出来たのだった。


だから、類は、思って居たのだ。


“司は、つくしちゃんに恋心を抱いたのかも…ね。”と…。


だが、類は、つくしに、其の事には、触れずに居たのだった。


「まあ、元々、司は、『女嫌い』だから…さ。」
「うん。
 其の事は、椿さんも、言ってたよ。
 と言う事は、私は、『道明寺司』さんに、嫌われたって、事だよね?」


類は、分かって居て、つくしに返答して居たのだった。


「如何だろうね。」


実は、つくし自身、司から凝視して観られて居た事に、ちょっとした恐怖というか?
パニックの様な感じに成って居たので、椿の言葉は、『女性嫌い』と言う言葉以外は、殆ど、聞いて居なかったのだ。


司のつくしへの凝視振りに、つくしが慄いて居た事は、事実だったので、致し方ないと云えたのだ。


だが、つくしにしたら、訳が分からず、初対面の男性に、凝視され続ければ…。
良い気持ちはしないのは、当たり前と云えたのだ。


其れならそうと、類も、つくしに伝えて上げれば良いモノを…。
面白がっている節の在る 類の事…。


類には、司に加担する気は、全く、無い様子だったのだ。


なので、司の態度を悩み続けるしかないつくしが其処に居た事は言うまでも無かったのだ。

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