tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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遅れて来た初恋…<ALL CP>  3.




そんな時の事だった。


司は、知ってしまったのだ。
『牧野つくし』を狙って居る企業経営者の息子が、非常に多く居る事を…。


所謂、『牧野つくし』の争奪戦は、必至という訳だったのだ。



司は、其の情報を知ってしまったからなのだろうか?
つくしは、司から、追い掛けられる日々だったのだ。


つくしは、いい加減にして欲しくて、講義の無い時間帯は、図書館の人目に付かない所に隠れて、勉学に勤しむ日々だったのだ。


しかし、勉強にも、集中出来ない日々が続いて居たのだ。


つくしは、独り言を発して居たのだった。


「もう、うんざり…。」と…。



また、いつもの如く、司は、つくしを探し廻って居た。


司は、つくしを見付けて、つくしに話し掛け様とするも、何時も、スルーされる日々だったのだ。


司は、司の父親で在る 道明寺HD 会長の保から、業務命令を受けたからだけでは無く…。
司は、つくしと話しして視たかったのだ。


如何したら、話しが出来るのか?
司は、つくしに訊きたく成る様な心境だった事は言うまでも無かったのだ。



そんな時…。
司は、つくしを捕らえる事が出来、つくしに話し掛けたのだった。


「何で、俺から、逃げ回るんだ?」


つくしは、そんな司に呆気に取られて居たのだった。


だから、つくしは、司に言えた言葉だったのかも知れない。


「あんたが、追い掛け回すからでしょ⁉
 もう、いい加減にして‼」


司は、つくしの腕を離さずに、つくしに、懇願していた。


「良いから…。
 俺の話しを聞けよ‼」


つくしは、そんな司の言葉を跳ね除けるが如く…。
首を左右に、大きく横に振って、言って除けて居たのだった。


「其れは、絶対に無理。
 何も、聞きたく無い。」


司には、つくしからの其の言葉の意味を、理解する事が出来なかったのだ。


司は、此の英徳学園の中に於いても、一番人気で在る事は、自負して居るのだ。


しかも、超絶イケメンを前にして、女性から拒絶された事が、今までに無かった司だったのだ。


幾ら、司が、『女性嫌い』だとしても…。
幾ら、司が、そういう女性達を、司から排除しようとしても…。
司の傍に寄りたくて、ウズウズしてる女性達しか、司は、観て来なかったのだ。


だから、司から、女性の腕を掴む事は、つくしが初めてだったのだ。


なのに、司は、つくしから拒絶されている。
理解に苦しむ司だったのだ。


だから、司は、つくしに言えた言葉だったのだろう。


「何でだよ⁉
 其の理由は…?」


なのに、つくしは、サラッと、司に言って除けたのだ。


「鬱陶しい。」


司は、つくしの一言だけの拒絶の言葉に、狼狽えて居たのだった。


「はぁ~??」


だから、つくしは、更に、一言、言って除けていた。


「しつこい‼」


そして、つくしは、其の言葉を口に出し乍ら、司に、廻し蹴りを食らわして居たのだった。


其れには、司自身、驚愕しただけでは無く、一気に、つくしに、『ロックオン』してしまったのだ。



其れからのつくしと言えば…。
英徳大学に入学して3ケ月が経った未だに、つくしは、司から逃げ回る日々だったのだ。


つくしを追い掛け回して居る当の司は、父親で在る 道明寺HD 会長から受けた業務命令だけでは無く、司自身の気持ちが、既に、つくしに向いて居る事に、司自身、全く、気が付いて居ないのだ。


誰が、如何見ても…。
司の矢は、つくしに向いて居るのに…だ。


だからこそ…。
英徳学園の企業経営者の息子達は、そんな司とつくしから、一歩、身を引いて観て居る事にも、司とつくしは、気が付いて居なかったのだ。



そんな司とつくしを観て居たF3は、そんな司とつくしの事を、話しして居たのだ。


「司は、完全に、牧野に惚れてるよな?」
「多分ね。
 でも、本人は、気が付いて居ないでしょ?」
「まあ、時間の問題…何じゃねぇの。
 自分自身の気持ちに気が付いたら、もう、牧野を諦めねぇだろうし…。
 牧野の気持ちを掴むまで、追い詰めるんだろうな。
 司の事だから…よ。」
「初恋って、手加減知らずって処…有るだろうしな。」
「牧野も諦めて、司に、食われれば良いのによ。」
「まあ、様子を観ようよ‼」


F3の会話を知らない司とつくし…。
一体、此れからのつくしは、如何成るのでしょうか?



実は、そんな司とつくしの様子を、高校学舎の陰から、様子を窺って居る者が居たのだった。
実は、旧 華族 三条家のお嬢様の三条桜子だったのだ。


実は、桜子は、幼少期の頃から、司に憧れを抱いて居たのだった。


しかし、其の当時の桜子は、其の当時の司から、全く、相手にもされて居なかったのだ。


だから、桜子は、つくしに、嫉妬し始めて居たのだった。


“何故、あのお方は、あの女(つくし)には、執拗に絡もうとするのか?
 私(桜子)には、到底、理解出来ない。”と…。



そんな頃の事だった。
『party』会場で、つくしを見掛けた桜子は、つくしに意地悪を仕掛けようとして居たのだった。


態と、桜子は、酔っ払いの男性の傍に近付き、悪戯されて居る様に魅せ掛けて居たのだった。


其れは、或る意味…。
“あの女(つくし)と知り合う切っ掛けにも成る。”と、桜子は、判断しての事だった。


案の定、正義感の強いつくしは、桜子を其の酔っ払いから救い出したのだ。


他人前(ひとまえ)で、恥を掻かせて遣ろうと思って居た桜子の思惑が崩れたのだ。


何故なら、其の酔っ払いは、すんなり、桜子から、身を引いたのだ。



また、別の『party』会場での或る日の事…。


桜子は、『party』会場内で、桜子が、整形して居る事を、英徳大学の学生から、罵られていた。


其の現場を、偶然、見掛けたつくしは、またもや、英徳大学の学生から、桜子を救い出したのだ。


「美をお金で買って、何が悪いのよ。
 貴女達も、美をお金で買って居るでしょ?
 其のバック や アクセサリー も、貴女達は、男性から貢いで貰った物だと言っても
 過言じゃ無いでしょ‼」


と、つくしは、反対に、女性達を罵ったのだ。


其の女性達は、そんなつくしの前から、退散したのだった。


今回の件は、桜子にとっては、偶然の出来事だったのだ。


実は、今回の桜子の整形の件を言い触らした英徳大学の学生は、以前から、桜子に嫌味を言って居た女性達だったのだ。


其処を、偶然、見掛けたつくしが、桜子を救い出したという訳だったのだ。


なので、桜子を救い出したつくしは、突然、英徳大学内で噂と成り、ヒーロー扱いに成ってしまったのだ。


だが、桜子は、つくしに暴言を吐いて居たのだった。


「貴女は、偽善者なの?」と…。



其の様子を観て居たF4は、実は、桜子の策略に気付いて居たのだった。


そんな桜子は、F4から、叱責されて居たのだった。


此の時に、桜子を叱責したのは、あきらだったのだ。


「三条…。
 遣り過ぎ…何だよ。
 いい加減にしろよ。」と…。


其れ以来、桜子は、つくしに、手出し出来ないで居たのだった。


しかも、其れ以来、桜子は、司の冷たい氷の様な目に、怯えなくてはいけない日々だったのだ。

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