tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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遅れて来た初恋…<ALL CP>  18.




楓は、つくしに同行の打診の話しをして居たのだった。


「つくしさん…。
 つくしさんに提案が有るのよ。
 此れからのつくしさんは、私(わたくし)に就いて仕事を覚えて欲しいの。
 此の事は、会長も了承済みの事案よ。
 貴女が、日本の弁護士資格を得て居る事は、理解しているわ。
 其れに、現在は、ロースクールに通って、国際弁護士の資格を得る為に、頑張っている
 事も、理解しているわ。
 けれど…。
 貴女は、既に、道明寺HDの社員なの。
 其れに、貴女は、司の婚約者でも在るわ。
 其処は、理解してくれているわよね?」


なので、つくしは、楓に返答して居たのだった。


「はい、理解しています。
 でも、まだまだ、未熟な私が、何故…。
 お義母様と、ご一緒させて頂く事に成るのでしょうか?」


楓は、溜息を突いて居たのだ。
“はぁ~。”と…。


そして、楓は、つくしに説明し始めて居たのだった。


「つくしさん…。
 道明寺HDの事を知るには、私(わたくし)と一緒に共にする方が、一番の早道なの。
 其れは、勿論、仕事を覚えるという意味で…ね。」


つくしは、楓の言葉に嬉しさを感じて居たのだった。


何故なら、楓から、信頼されて居ると実感出来たからだったのだ。


所謂、つくしは、将来の道明寺家の嫁の立場としてでは無く、企業人として、楓に信頼されて居る事が嬉しかったのだ。


だからこそ、つくしは、楓に云えた言葉だったのだろう。


「承知致しました。
 此れからも、宜しくお願い致します。」と…。


また、楓も、つくしからの返答には、嬉しく思って居たのだった。


「つくしさんは、理解力が早くて、助かるわ。
 此方こそ、宜しく。」


なので、つくしは、必然的な形で、学業と、『道明寺HD』の仕事との二足の草鞋を履く事に成ったのだった。



また、椿も、つくしのNYへの渡米の件を聞き付けて、NYの道明寺邸に、帰って来たのだった。


つくしが、司を追い掛ける形と成ったのだが…。
其れでも、椿は、つくしが、司の居るNYに渡米して、司と一緒に居る事を喜んで居たのだった。


ましてや、婚約者として、司とつくしが、NYに居る事自体、信じられない位、椿にとっては、嬉しい事だったのだ。


なので、椿は、其の思いをつくしに、ぶつける様に、強く抱き締めてしまって居たのだ。


其の時のつくしは、窒息する寸前だった事は言うまでも無かったのだ。


なので、司が、椿とつくしを引き剥がす様に、止めに入って居たのだった。


「姉ちゃん…。
 つくしが、窒息し掛けてるじゃねぇか?」


なので、慌てる様に、椿は、つくしから離れて、謝って居たのだった。


「あら、つくしちゃん…。
 大丈夫かしら…?
 ごめんなさいね。」


つくしは、息絶え絶えに成り乍らも、椿に返答して居たのだった。


「椿お姉様、大丈夫ですよ。」


だが、椿は、其れ処では無く、つくしに、嬉しさを爆発させて居たのだった。


「つくしちゃんが、私の期待に応えてくれた事が、嬉しくて…つい。
 だから、つくしちゃんには、心から、感謝して居るのよ。
 本当に、有難うね。」


つくしは、恐縮し乍ら、椿に答えて居たのだった。


「いいえ。
 私は、司さんの事が好きだから、NYに渡米して来たんです。
 なので、此れからも、宜しくお願い致します。」


椿は、まだ、興奮気味だったのだ。


「何て、可愛らしい事を言ってくれるのかしら。
 ましてや、『椿お姉様』って、言ってくれるだ何て…。
 お姉様は、嬉し過ぎて、涙が出そうよ。
 つくしちゃん…。
 有難う‼」


つくしは、椿の言葉に、クスクス笑って言って居たのだ。


「大袈裟ですよ‼
 椿お姉様…。」


そして、此の時の司と言えば…。
つくしの言って居た『私は、司さんの事が好きだから、NYに渡米して来たんです。』と言う言葉が、頭にこびり付いて離れなかったのだ。


所謂、司の顔は、デレっと、締まりの無い顔付きに成って居たのだった。



だが、此の後の展開は、司にとって、死活問題な事が、司の目の前で起こったのだ。


椿は、つくしの言葉が、余りにも嬉しくて、つくしを連れ出そうとして居たのだった。


「つくしちゃん…。
 今から、お買い物に行きましょ‼
 つくしちゃんが、可愛過ぎて、何でもして上げたく成ったの。
 私が、NYに居る間は、色々な所に、お出掛けしましょうね。
 何処に行こうかしら?
 楽しみで仕方ないわ。」
「………」


つくしは、其の場では、何も言い返せなかったのだ。


何故なら、つくしは、心の中で、思って居たからだった。


“やっぱり、椿お姉様は、他人(ひと)の話しは、全く、聞いて頂けないみたいだ 
 ね。
 けど…。
 私は、椿お姉様に慣れて行かなきゃね。”と…。


だが、つくしの心の声は、しっかり、司には、聞かれていた様子だった。


「相変わらず、お前の心の声は、駄々洩れだぞ‼
 姉ちゃんには、聞こえてねぇ視てぇだけど…な。」


司の言葉を聞いて、当の椿には、聞かれて居ない様子だったので、つくしは、ホッとして居たのだった。


で、司からは、言われていた。


「姉ちゃんに付き合うのは、程々にしとけ…よ。」と…。
「………」


司には、返す言葉が無かったのだった。


何故かと云えば…。
つくしは、思って居たのだ。


“司からは、そう言われているけど…。
 椿お姉様に、あそこまで、喜んでもらえると、無理してでも、椿お姉様とご一緒に、付
 き合いたく成るよね。
 私を受け入れてくれて居る事が、良く、分かって、感謝しか無いもんね。
 椿お姉様に感謝の言葉を伝えなきゃね。
 「此れからも、宜しくお願い致します。」って…。”と…。


其のつくしの心の声も、実は、しっかり、司には、聞こえて居たのだった。


だから、つくしの事が、心配にも成る司だったのだ。


“無茶をしなきゃ良いが…。”と…。



<此の二次小説『遅れて来た初恋…<ALL CP>  18.』は、短めに成っております
 事をお詫び申し上げます。
 了承願います。>

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