tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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遅れて来た初恋…<ALL CP>  17.




楓は、改めて、つくしの両親で在る 牧野晴夫 と 牧野千恵子に、婚約話の意図を伝えるのだった。


「私共の愚息 司は、昨春、大学を卒業しておりますの。
 本来なら、大学を卒業後に、NYに渡米させる予定でおりましたの。
 ですが…。
 “此のままの状況で、牧野(つくし)と離れ離れに成る事は避けたい。”と、司からの申
 し出が有り…。
 また、同時期に、私共の娘の椿からも、“後1年、待って上げて欲しい。”との申し出が
 御座いましたので…。
 取り敢えず、司のNYへの渡米を1年は、延期する事に致しましたの。
 其れに、私共が、強行致しましても、つくしさんとのお付き合いが遠退く事を恐れて、
 司が、NYに渡米して来ない事も考えられましたので…。
 私(わたくし)の主人で在ります 道明寺HD 会長とも、相談致しました結果、1年間
 の延期と成りました。
 ですが…。
 延期は、延期で御座います。
 ですから、来春には、司をNYに渡米させます。」


楓は、此処迄を言い切ったのだ。


だが、牧野家の面々は、唯、聴き入って居ただけだったのだ。


なので、楓は、更に、話しを続けたのだった。


「そして、つくしさんの事ですわ。
 つくしさんは、此の度の司法試験に、現役合格為さいました。
 つくしさんが、来春、大学を卒業された後は、一年間、弊社 道明寺HD 日本支社の
 法務部に在籍してもらって、司法修習生と成り、弁護士資格を得てもらいます。
 其の後…。
 つくしさんには、NYに渡米してもらって、ロースクールに通い乍ら、国際弁護士を目
 指されては、如何と思いまして…。
 ですので、一年間は、司とつくしさんは、離れ離れに成りますが…。
 司にも、忍耐力を付けさせるには、良い機会かと存じますの。
 其れに、つくしさんのNYへの渡米後の住まいの件でしたら、ご安心あそばせ。
 NYには、私共の(道明寺)邸が、御座いますので…。」


楓は、其処で、一旦、言葉を切っては居たが…。
つくしの方を向いて、更に、確認の意味で、つくしに問うて居たのだった。


「つくしさん…。
 其れで、如何かしら?」


つくしは、了承せずには、居られなかったのだ。
司の瞳(め)が、つくしに訴える様に、物語って居たのだから…。


だから、つくしは、楓に返答して居たのだった。


「はい、宜しくお願い致します。」と…。



だが、何もかも、お膳立てが出来て居る事に、驚愕顔の牧野家の面々だったのだ。


此れには、牧野家は、了承するしかなかったのだ。
何故なら、つくしが望む事だったのだから…。


そして、司が、NYに渡米する前に、婚約発表を行う事に決まったのだった。


此れにも、つくしの両親は、了承するしかなかったのだ。


何故なら、婚約発表の打診が、道明寺家側から有った時…。
つくしの両親は、言われて居たのだった。


「司とつくしさんの二人が、一時期、NY⇔東京間と離れ離れに成ったとしても、婚約の
 証が有る事で、司とつくしさんの二人の絆は、離れる事は無いでしょう。」と…。


なので、つくしの両親は、了承せざるを得なかったのだ。


「司君とつくしの二人の付き合いが、此の先も続くので有れば…。」と、言う事を条件に、了承したのだ。



なので、司のNYへの渡米1ケ月前に、司とつくしの婚約発表が、執り行われたのだった。


勿論、出席したのは、当の本人の司と、司の両親で在る 道明寺HD 会長の保 と 社長の楓のみだったのだ。


先ずは、司の父親で在る 道明寺HD 会長の保からの挨拶が為されたのだった。


「此の度の私事で、皆様には、お集まり頂き、感謝します。
 先ずは、司本人より、説明させます。」


其の司の父親で在る 道明寺HD 会長の保の言葉を受けて、司が、話し始めたのだった。


「此の度は、私が、NYへ渡米するに辺り、婚約発表を執り行う運びと成りました事を、
 皆様に、ご報告致します。
 婚約者で在ります 『牧野製作所』の令嬢 牧野つくしとは、英徳大学で知り合いまし
 た。
 初めは、私の一方的な片思いからでしたが…。
 彼女も、何時しか、私を見てくれる様に成り、恋人として、此の1年を過ごして来まし
 た。
 決して、政略結婚では無い事をお伝え致します。」


司は、嬉しそうに、婚約発表の言葉を、マスコミを通して、世間に伝えて居たのだった。


後で、此の時の事を、司は、F3から、冷やかされて居たのだ。


「鼻の下が伸び切って居たぞ‼」と…。



そして、此の会見の2週間後には、つくしの英徳大学の卒業式が行われたのだ。


司は、つくしの卒業式後に行われるプロムに、つくしのパートナーとして出席する為…。
態と、NY渡米を4月に入ってからにして居たのだった。


そして、司は、後ろ髪が引かれる想いのまま…。
つくしより一足先に、渡米したのだ。


そして、更に、2週間後には、『道明寺HD』 と 『牧野製作所』 との提携合意が、発表されたのだった。


此れに寄り、『道明寺HD』 と 『牧野製作所』 との結び付きが、強固なモノに成ったのだった。


一方のつくしは、此の4月から、道明寺HD 日本支社に入社したのだった。


そして、予定通り、法務部に配属に成ったのだった。


そして、其の後のつくしは…。
一年間は、司法修習生と成り、道明寺HD 日本支社に入社後の一年後には、弁護士資格を得たのだった。


なので、晴れて、つくしは、心置き無く、NYに渡米する事に成ったのだった。



なので、つくしは、F3&T3と暫しのお別れと成る為…。
F3&T3からは、つくしが、弁護士資格を得たお祝いという名目で、つくしが、NYに渡米前に、『party』を開いてくれたのだった。


そして、つくしは、4月の声が聞こえる頃に、NYに渡米したのだった。



そして、司とつくしが揃ってNYに居る事で、マスコミは、此処ぞとばかりに…。
司とつくしの2ショット画像を撮ろうと、躍起に成って居たのだった。


其れは、日本のマスコミ…。
NYでは、パパラッチ…。
関係無く、撮影合戦に成って居たのだった。


つくしは、NYに渡米して間も無いと言う事も有り、其れ程、其の事には、気にして居ない様子だったのだ。


今、つくしが重きに於いて居るのは、一日でも早く、NYの生活に慣れる事だったのだ。


そんなつくしに、司は、心配だったのだ。


だから、司は、つくしに、SPを配置したのだった。


つくしは、無条件で、何時(いつ)も、司から見守られて居たのだった。


知らぬはつくし成り…だったのだ。


だが、つくしは、司が、つくしの傍に居る事で、安心感が其処には有ったのだった。



そして、漸くNYでの生活に慣れ始めたそんな頃のつくしは、楓に呼び出されて居たのだった。


其れは、楓の企みからだったのだ。


実は、つくしは、道明寺HDの仕事を、3年間、休職して、ロースクールに通う事に成って居たのだった。


其れは、司の父親で在る 道明寺HD 会長の保の意向だったのだ。


だが、楓は、別の思いが有ったのだ。


楓は、優秀なつくしに、楓の後を担って欲しかったのだ。


だから、楓は、つくしに、仕事の同行を要求したのだった。


此の事を司の父親で在る 道明寺HD 会長の保に相談した処…。
楓は、保から、了承されたのだった。


但し、楓は、保から、釘を指されて居たのだった。


「現在のつくしさんは、例え、司と婚約して居ると言っても、まだ、お預かりして居るお
 嬢さんだ‼
 無理強いはしない様に…。」と…。


其れは、何故なら、保は、危惧しての言葉だったのだ。
つくしの郷で在る 『牧野製作所』から、提携合意を解消されたのでは、今後の『道明寺HD』の立場が変わって来るのだから…。


一応、楓は、保の言葉に、了承したのだった。


「勿論ですわ。」と…。

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