tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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遅れて来た初恋…<ALL CP>  4.




そんな桜子を司から救ったのも、桜子にとって、恋敵(ライバル)だと思って居たつくしだったのだ。


つくしは、司を罵って居たのだ。


「あんたねぇ…。
 年下の後輩に、何という目付きで睨んでるのよ~。
 いい加減にしなさいよ‼
 可哀想に、怯えてるじゃないの。
 あんた、男でしょ‼
 心が腐ってるんじゃない?」


司は、つくしから、在らぬ疑いを掛けられて、困惑していたのだ。


司は、“お前の為だろ‼”と、つくしに言い返せず…。
つくしの顔を見る事が出来ず、悲しそうに、下を俯く事しか出来ない司が、出来上がったのだった。


つくしは、そんな司が、少しだけ、可哀想に成り、俯いて居た司の顔を覗き込み、司の様子を窺い乍ら、司に笑って魅せていた。


「うふふ…。」と…。


つくしの其の笑顔が可愛過ぎて、在らぬ妄想をしてしまう司だったのだ。



桜子は、そんな二人の様子を観て居て、二人の隙間に入る事も出来ない事を悟り、漸く、司を諦める決心をするのだった。


だが、其の後の桜子は、司の事より、つくしの『fan』に成り、今度は、つくしを追い掛ける様に成った桜子だったのだ。


此処に、また、『つくし信者』が、増えたのだった。


所謂、つくしは、『人たらし』だったのだ。



此の桜子の姿には、其の後の司が、桜子を睨み付ける日々だったのだ。



だが、司は、漸く、今回の事で、つくしへの想いに気が付いたのだった。


司にとっては、つくしへの此の恋心が、漸く、司に訪れた『遅れて来た初恋』だったのだ。


そして、其の後の司は、『party』でも、つくしを追い掛け廻り、司のパートナーに、つくしを指名する程…。
つくしに陶酔して居たのだった。


其れからのつくしを見詰める司の目は、優しく穏やかだったのだ。


だが、つくし以外の女性を見るそんな司の目付きは、冷ややかで、冷たく鋭さが有ったのだ。


所謂、司の優しく穏やかな目付きは、『つくし限定』と言う事だったのだ。


誰が如何見ても、司のつくしへの陶酔振りは、隠せて居ないのに…。
当の本人で在る つくしには、司の気持ちは、全く、気が付いて居ないのだ。


『鈍感つくし』此処に在り…だったのだ。


F3は、思って居た。


“司が、気の毒で仕方ねぇ(ない)。”と…。



そして、其の後のつくしの前に、また、一人の女性が、現れたのだ。


其の女性とは、司が、嘗て、高校生だった頃…。
婚約者にされそうに成った女性だったのだ。


司には、両家の両親の策略に寄り、お見合いを仕組まれ、しかも、政略結婚の婚約者として、紹介された相手が居たのだった。


其の相手が、大河原財閥のご令嬢の大河原滋だったのだ。


だが、司は、此の政略結婚を無かった事にしたのだ。


実は、其の時の司は、司の父親で在る 道明寺HD 会長 保 と 司の母親で在る 道明寺HD 社長 楓 に、脅しを掛けたのだ。


「もし、此の政略結婚を成立させるつもりなら、俺は、道明寺HDを継がねぇ。」と…。


其の事に寄り、此の話しは、無かった事に成ったのだった。



そして、滋は、或る日の『party』会場で、つくしに会って居たのだった。


其のつくしの横には、司が、陣取って居たのだ。


其の司とつくしの様子を観て居た滋は、嘗て、滋が知っていた司の豹変振りに、驚愕するのだった。


滋は、思って居たのだ。


“あの暴君の道明寺司が、恋をすると、人が変わったみたいに良い男に成るんだぁ~。
 『男性は、女性に寄って変わる。』って、本当だったんだね。
 今の雰囲気の道明寺司だったら、婚約者に成って上げても良かったんだけど…。
 あの道明寺司を変えたあの女性と話しして視たいわね。”と…。


そして、司が挨拶廻りをして居て、つくしが、丁度、司と離れて一人で居る所を捕らえた滋は、つくしに話し掛けて居た。


「こんばんは!
 私…。
 大河原財閥の娘で『滋』って、言うの。
 宜しくね。」


つくしは、滋に右手を差し出し乍ら、滋に挨拶していた。


「私は、『牧野製作所』の娘で、『牧野つくし』と、言います。
 此方こそ、宜しくお願いします。」


其処からは、二人の話しが弾んで行ったのだ。


滋は、つくしの人と成りが分かり、つくしの良さを理解して居たのだった。


“成程…ね。
 『牧野つくし』は、癒し系って処…ね。”と…。


其れからの滋は、桜子の様に、『つくし信者』に成って居た。



だが、其の後…。
桜子は、つくしと遊びたいというのに、滋が、邪魔ばかりするので、滋の事を嫌に成って居たのだ。


だが、つくしは、滋と一緒に居る事を嫌とは思って居ない様で、桜子は、つくしに、何とも言えない様な、ジレンマを抱えていたのだった。



唯、つくしは、中学の頃からの幼馴染で親友の優紀が居るので、優紀と遊ぶ事を選びたいという心境だったのだ。


優紀と遊ぶ日に、桜子が就いて来る様に成り、三人で遊んで居ると、滋から連絡が入り、自然と、つくしは、優紀と桜子と滋と、一緒に、遊ぶ事が多く成って居た。


また、つくしを通じて、それぞれが、顔見知りと成り、一緒に遊んで居ても、違和感が無く成り始めて、四人で遊ぶ事が多く成って行った。


此処に、『T4結成』と成ったのだ。


T4とは…。
『つくしを守る会』と、いう意味で、名付けられたのだ。


所謂、『つくし』のイニシャルの『T』に、4人組だから、『T4』と成ったのだ。


つくしを中心に、優紀と桜子と滋が、知り合い、仲良く成れた事へのつくしに対する感謝の意を込めて名付けられたのだった。


つくしを含めた4人は、会える日を、何時の頃からか?
楽しみにして居たのだった。



そんな頃の事だった。


F4からのお誘いの連絡が、頻繁に、つくしに入って来る様に成って居た。
勿論、司を通じてと言う事は言うまでも無いのだが…。


“何故、F4から…?”と、言う事が、つくしの見解だったのだ。


優紀と桜子と滋に相談していたつくしは、驚愕しか無かったのだ。
実は、T3は、全員、同じ意見だったのだから…。


「「「行きたい~(です)。」」」


そんなT3に、溜息しか出ないつくしは、F4に連絡するのだった。


「はぁ~
 行くけど、友達も連れて行くから…。」と…。


だが、此の事が切っ掛けで、“今後のT4に繋がってしまったのかも知れない。”と、後々、思うつくしだったのだ。


つくしは、此れからの事を思うと、更に、溜息しか出なかったのだった。


「はぁ~。」と…。



<此の二次小説『遅れて来た初恋…<ALL CP>  4.』は、此の度の世界的な事案に
 関わらず、握手するシーンを掲載させて頂いて居ります。
 ですが…。
 此処は、『二次小説の世界』…。
 スルーして頂けました成らば幸いです。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

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