遅れて来た初恋…<ALL CP> 16.
<此の二次小説『遅れて来た初恋…<ALL CP> 16.』の一部の言葉に、不快に思
われるやも知れない言葉が入って居ます。
了承の程、宜しくお願い致します。>
あれから、数か月が経った。
あのまま、中々、司とつくしのプライベートの時間が持てない中…。
其の頃の司は、つくしと大学で会い、会話をするだけでも、落ち着いた状態で居られた司だったのだ。
そして、其の後…。
F4&滋が大学を卒業して、つくし&優紀が大学4年・桜子が大学3年にそれぞれ進級して数か月たった頃…。
つくしが、司法試験を受けて、現役合格したのだ。
其の連絡を受けた司は、つくしに会いに行こうとして居たのだった。
何故なら、司は、つくしが司法試験を受ける事で、受験勉強に集中する為…。
プライベートでは、中々、会えないというのに…。
尚も、つくしから、禁欲生活を強いられて居たのだった。
だから、此の頃の司は、つくしと、中々、会えない事で、かなり、ダメージを起こしていた司だったのだ。
なので、司にとっては、やっと、つくしに向き合えると、喜んで居たのだった。
だが、司には、分かって居なかったのだ。
司法試験に現役合格する事が、どんなに難しく、並大抵な努力では、成し得ない事を…。
また、つくしの様に、幾ら才女でも、難しい事は事実だと言う事を…。
だが、F3&T3は、つくしが、努力して居る事を知って居たので、心の底から、司法試験の現役合格を祝福して居たのだった。
既に、F4&滋は、大学を卒業した事で、家業に、どっぼり浸かって居たのだ。
F3にして視れば…。
司の気持ちが分からない訳では無かったのだ。
だが、つくしからして視れば…。
司法試験に現役合格した事を、つくしは、司と一緒に喜びたかっただけなのだ。
つくしは、司の行為に、疑問視しか無かったのだった。
そんな或る日の事…。
つくしの司法試験の現役合格の結果が、司の母親で、道明寺HD 社長で在る 楓に伝わって居たのだった。
実は、司の大学卒業後は、司をNYに呼び付けるつもりで居た楓だったのだ。
其処で、つくしの司法試験の現役合格の報告を受けた楓は、つくしに国際弁護士の資格を取得させる事を思い付いたのだった。
其の為…。
司には、道明寺HD NY本社勤務に踏まえ、NYの大学院に進ませ、MBAの取得を目指させる事にしたのだった。
だが、つくしは、大学卒業後…。
弁護士事務所での一年間の司法修習生としての勤務を行われない限り…。
日本での弁護士活動は出来ない。
其の為…。
楓は、先ずは、司だけでも、先行で、NYに渡米させる事にしたのだった。
実は、楓には、或る野望を抱いて居たのだった。
現在の『牧野製作所』の業績は、更に、鰻上りだったのだ。
現在の『牧野製作所』の業績には、大学2年に成って居たつくしの弟の進の陰からの功績が大きかったのだ。
所謂、牧野姉弟の父親で在る 『牧野製作所』の社長 牧野晴夫の手綱を引いて居たのは、つくしの弟の進だったのだ。
其の事を考えると…。
今後の『牧野製作所』の業績は、まだまだ、上がって行く事が予想出来るのだ。
だからこそ、今の段階の内に、『牧野製作所』と提携を組んで於きたいと、思う事は、企業経営者成らば…当然の事だったのだ。
『牧野製作所』の提携先相手に求める条件は、クリーンな企業で在る事なのだ。
司とつくしの将来を考えて、今の内に、婚約に持ち込みたいと、思って居た楓だったのだ。
其の事で、『牧野製作所』との提携に持ち込み、世間には、クリーンな企業で在ると、楓は、アピールしたかったのだ。
其の為に、『牧野製作所』には、『道明寺HD』が、クリーンな企業で在ると、結び付けたかったのだ。
其の為に、楓は、日本に帰国して帰って来たのだ。
勿論、帰国理由は、司のNY渡米を説得するという理由だけでは無く…。
つくしの両親で在る 牧野晴夫 と 牧野千恵子に会う為だった。
司とつくしの婚約を成立させる事で、司のNY渡米を説得し、実現させる意図が在ったのだった。
其の為、楓は、司を引き連れて、牧野宅で在る マンションに訪れて居たのだった。
司は、つくしと、既に、付き合って居るのだが…。
牧野宅で在る マンションを訪れたのは、今回が初めてだったのだ。
其の時のつくしは、司の母親で、道明寺HD 社長で在る 楓 と 司が、牧野宅で在る マンションを訪ねて来る事を、事前に、知らされて居なかったので、仰け反りそうに成って居たのだった。
先ずは、楓から、話しが為されたのだった。
「牧野さん、初めまして。
司の母親の道明寺楓と申しますの。」
牧野姉弟の父親で在る 牧野晴夫は、楓を前に、緊張のせいか?
声は、上擦ってしまって居たのだった。
「此方こそ、初めまして。
私は、つくしの父親の牧野晴夫と申します。
此方は、つくしの母親の牧野千恵子と申します。
また、後ろに控えておりますのが、つくしの弟の進と、申します。
宜しくお願い致します。」
つくしの父親で在る 牧野晴夫の挨拶と共に、千恵子 と 進が、挨拶を交わして居たのだった。
勿論、お互い、握手し乍らだった事は、言うまでも無い。
「「宜しくお願い致します。」」
また、楓は、つくしの方を向いて、挨拶を交わして居たのだった。
楓とつくしは、初対面だったのだ。
「今日は、お休みに、恐れ入りますわ。
つくしさん…。
初めまして…ね。
司の母親の道明寺楓です。
息子がお世話に成って居る様ね。
此れからも、息子の事を宜しくお願いしますね。」
つくしも、緊張し乍ら、挨拶を交わして居たのだった。
「此方こそ、宜しくお願い致します。」
また、司を楓の後ろに控えさせていた楓は、司を楓の横に呼び、牧野家の面々に、司を紹介したのだった。
「此方に居ますのが、私共の愚息 司と、申しますの。
宜しくお願いしますわ。」
司も、牧野家の面々に挨拶を交わして居たのだった。
「ご挨拶が遅く成り、申し訳御座いません。
つくしさんと、お付き合いさせて頂いております道明寺司と申します。
宜しくお願い致します。」
此処で、楓は、本題に移ったのだった。
「此れから、申し上げますのは、ご相談と申しますより、ご提案と申し上げました方が、
宜しかったかと存じます。
既に、私共の愚息 司と、御社のご令嬢のつくしさんとは、お付き合いをさせて頂いて
居る様で御座います。
ですので、司とつくしさんの婚約を成立させとうございますが…。
如何でしょうか?」
牧野家の面々は、驚愕していた。
当然と云えば、当然なのだろう。
何故なら、司自身も、驚愕して居たのだから…。
なので、つくしの父親で在る 牧野晴夫から、発せられた言葉は、当然の言葉だったのだ。
「えっ??
まだ、つくしは、学生ですが…?」
其処で、楓は、改めて、つくしの両親で在る 牧野晴夫 と 牧野千恵子に、婚約話の意図を伝えるのだった。
<此の度の世界的な事案に寄り、握手を交わす行為は、タブー視されて居る昨今では在り
ますが…。
此の二次小説『遅れて来た初恋…<ALL CP> 16.』のシーンの中で、握手を交
わすシーンが出て来ます。
了承の程、宜しくお願い致します。>