tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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戸惑い…<つかつく>  10.




類君、HAPPY BIRTHDAY‼



つくしは、静が、司に、つくしを託した事を、静から、知らされて居なかったのだ。


実は、司とつくしの意思に任せる事にした静だったのだ。


其の事は、静から類にも、伝わって居たのだった。



そして、静が、司と会った日から、幾日かが経ち、等々、静が、フランス留学する5日前と成ったのだった。


つくしは、静が、フランス留学する事を、寂しく思うと共に…。
此れからの類の事を思うと、何故か?
静を引き留め様として居たのだった。


「静お姉様…。
 本当に、フランスに、留学為さるの?
 静お姉様が、居なく成ったら…。
 類君が、悲しむんじゃないかしら?」


だが、静は、つくしを諭して居たのだ。


「つくし…?
 私が、フランス留学する事は、私の昔からの夢だったの。
 だから、フランス留学する事は、止めないわ。
 其れに、類も、もう、立派な、一人の男性に成長したわ。
 だから、此れからは、それぞれの道を進むべきなのよ‼」


だが、つくしには、静の気持ちは、理解出来なかったのだ。
其れが、例え、昔からの静の夢だったとしても…。



だから、つくしは、次の日に、類に静を引き留める様に、伝えるつもりに成って居たのだった。
そして、つくしは、類に伝えて居たのだった。


「類君…。
 静お姉様を引き留めて…。
 類君…。
 朝から、何か、寂しそうな顔をして居るよ。
 今、静お姉様を引き留めなきゃ…。
 絶対に、類君は、後悔するよ‼」


だが、類は、初めて、そんなつくしを罵倒したのだった。


何故なら、類は、自身の気持ちを偽り、折角した決心が鈍る事を自覚したからだった。


「良い、つくしちゃん…‼
 俺が、決めた事じゃないでしょ?
 静が、決めた事だよ‼
 静は、行くと云ったら、絶対、行くよ‼
 其の事は、静の『従姉妹』で在る つくしちゃんが、一番、良く知ってるでしょ?
 違うかな?」
「………」


だからだったのだろう。
つくしは、其れ以上、類には、何も言えなかったのだ。


だからだったのだろう。
類は、つくしを其の場に残して、其の場から、立ち去ったのだった。


つくしは、涙が出て、止まらなかったのだ。


其の類とつくしの様子を観て居た司は、“つくしの想い人は、やっぱり、類…何じゃねぇのか?”と、尚も、勘違いを起こしてしまったのだった。



だから、F4ラウンジで、類と会ってしまった司は、其の場を後にしようとして居たのだ。
何故なら、司は、つくしの事で、類に、向かってしまうと認識して居たからだった。


だが、類も、司の其の異様な雰囲気を察知したのか?
司に声を掛けて居たのだった。


「司…。
 何か?
 勘違いしてる?
 つくしちゃんの事で、気に成って居る事が有るんじゃ無いの?」
「………」


だが、司は、何も、返答しなかったのだ。


何故なら、司は、類の何もかも見透かしている態度に、不快感を現れにして居たのだった。


だからだったのだろう。
類は、司に言って除けて居たのだった。


「司…?
 つくしちゃんの名誉の為に、言って於くね。
 つくしちゃんは、俺の事は、『兄』としか思ってないよ。
 そんな怖い顔してたら、つくしちゃんに、嫌われるよ‼」


其処まで言い切った類は、何故か?
寝転んで居たソファから、のこっと、起きて来て、司に、更に、言って除けて居たのだった。


「俺…。
 やっと、分かったわ。
 ここ最近の俺のイライラの訳…。
 つくしちゃんの言う通りだよね。
 司…。
 俺、決めたよ。
 俺は、静を追って、フランスに行って来るよ。」
「………」


司は、類の其の言葉に、驚愕して居たのだった。


だからだったのかも知れない。
何も言わず、類を凝視する司が、其処に居たのだった。



そして、類は、其のまま、立ち上がり、英徳高校を後にしたのだった。
そんな類に、何も言えず、見送る事しか出来ない司が、其処に居た事も、また、事実だったのだ。



其の話しを、司から、それぞれ、聞いたF2&つくしは、それぞれ、思う事が違って居たのだ。


総二郎は…。
“類が、やっと、男に成ったんじゃねぇ‼” だった。


あきらは…。
“あの類が…か?” だった。


また、つくしは…。
“良かった‼
 類君が、動く気に成ってくれて…。” だった。


そして、司は、F2に、つくしに、それぞれ、提案するのだった。


「多分だけど…よ。
 静は、類に…。
 類は、静に…。
 何も言わず、それぞれ、空港に向かうだろうから、静には、内緒にしようぜ‼」と…。


だが、特に、つくしは、静の『従姉妹』なのだ。


司は、つくしにだけは、念押しして居たのだった。


「つくし…。
 ぜってぇ、静には、言うんじゃねぇぞ‼」


なので、つくしは、司に伝えるのだった。


「分かってるわよ‼」と…。



実は、此の司の提案は、類が、つくしの気持ちを、司に、代弁して教えてくれた事から、司が、考えた事だったのだ。


其れと…。
実は、司は、例の『テディベア事件』の事を、総二郎とあきらから、聞かされて思い出して居たのだった。



だから、類の気持ちを聞いた時の司は、其の場で、道明寺家の執事に連絡を入れて、静のフライトの日時を確認させ、類の為に、航空チケットを手配させて居たのだった。


そして、司は、航空チケットを用意出来たと連絡が有った後…直ぐに。
類に、航空チケットを手渡すのだった。


そう、実は…。
司が、類に、航空チケットを手渡した其の日は、類の誕生日の3月30日だったのだ。


司は、一言、類に添えて…手渡したのだった。


「間に合って良かったぜ‼
 今日は、類の誕生日だろ?
 だから、俺からの『Birthday present』だ‼
 受け取れよ‼」と…。


前以て、司が、調べる様に、執事に頼んだ静のフライト日は、3月31日だったのだ。


実は、類は、静から、フライトの日時を聞いて居なかったのだ。
否、聞かされて居なかったのだ。


其れは、つくしも、同じ事だったのだ。


何故なら…。
「見送りは、要らないわ。」と、類とつくしは、静から、それぞれ、言われて居たのだった。



なので、司は、静に黙ったまま、F3&つくしとで、類と静の見送りに行く事を、提案したという訳だったのだ。


そして、見送りが出来たF3&つくしだったのだ。


類は、司の男気に、感謝したのだった。



そして、其の後のつくしは、今回の類への司の思い遣りに感動した事で、司と付き合う事を了承したのだった。


そして、司とつくしは、『恋人』と、呼べる仲に成ったのだった。


漸く、司は、つくしを手中に収める事が、出来たのだ。


此の事を知った椿だけじゃ無く、道明寺家の面々…。
そして、牧野家の面々、藤堂家の面々も、喜んだ事は、言うまでも無い。


特に、椿は、結果的に、自分自身の思惑通りに、コトが運んだ事に、嬉しさを隠し切れずに居たのだった。


そして、また、類と静も、異国(フランス)の地で、司とつくしの事を知って、ホッとして居たのだった。


実は、つくしの『戸惑い』の『恋』は…。
司自身を変えた『恋』だったのだ。



fin
 


<此の二次小説『戸惑い…<つかつく>  10.』は、類君の『Birthday』に合わせて、
 司➡類への詫びの『プレゼント』をテーマに、綴って視ました。
 類君の『Birthday』っぽくない、お祝いをお詫び致します。>


<また、此の二次小説『戸惑い…<つかつく>  10.』は、長目に成っております。
 二話に分けて投稿しても、一話毎に、短く成る為、一話に纏めて投稿しております。
 お詫び申し上げます。>

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