tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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花男メンバー…<F4&T4>  15.



或る日の事だった。


滋は、或る『party』の席で、つくしと知り合うのだった。


此の日は、元 財閥系出身のセレブ女性達の為の『party』の席だったのだ。


牧野財閥の流れを汲む 牧野コーポレーションのお嬢様で在る つくしは、勿論の事…。
大河原財閥の流れを汲む 大河原グループのお嬢様で在る 滋も、出席して居たのだった。


そして、其の時に、同じ年頃で在る つくしに、滋は、声を掛けたのだった。


「あの~さ。
 もしかして、『牧野コーポレーション』の娘さんかしら?」


滋に、声を掛けられていたつくしは、滋の方を向いて、返事するのだった。


「はい、そうです。」


なので、滋は、つくしに、話しし始めて居たのだった。


「やっぱり…。
 私は、『大河原滋』って言うの。
 大河原財閥の流れを汲む 大河原グループの娘なの。
 宜しくね。
 で、何処の学園に通ってるの?」


なので、つくしは、何の感慨も無く、滋に、返答するのだった。


「私は、英徳学園です。」


そんなつくしの言葉に、滋は、有頂天に成るのだった。


何故なら、つくしと、知り合いに成れば…。
司と知り合えると思ったからだったのだ。



実は、司に、興味を抱いた滋は、自身の父親にお願いして、食事会の場を設けてもらおうとして居たのだった。


だが、『天下の大河原財閥』と認識していた筈の滋の下に、自身の父親から、意外な言葉が聞かされたのだった。


「道明寺HDから、断られたよ。」


なので、滋は、其の後も、司と知り合えるチャンスに、巡り会う事は無かったのだった。



滋にとっては、そんな時に、訪れたチャンスだったのだ。


だから、滋は、つくしと、友達に成ろうと思って居たのだった。


だから、滋は、つくしに言えた言葉だったのだろう。


「そう何だ‼
 私は、永林(学園)…何だ。
 ねぇねぇ~。
 私と、友達に成らない?
 『道明寺司』って、知ってるでしょ?
 紹介してよ‼」
「………」


つくしは、そんな滋の言葉に、驚愕するのだった。


否、苦笑いしか無かったのだった。


だから、返答出来ずに居たつくしだったのだ。



何故なら、つくしは、既に、司の気持ちに応える形と成り、付き合い始めて居たのだった。


そして、道明寺HD と 牧野コーポレーションとの提携が発表と成り、其の事で、司とつくしが付き合い始めた事も在り、まだ、高校生と言う事で、発表はして居ないが、両家の間では、『婚約者』という認識で居たのだった。


なので、既に、滋には、司とつくしとの間に、入る隙等無いのだ。


だが、其の事を知らない滋は、つくしからの返答を、今か今かと待って居たのだった。



其処に、或るご婦人が、つくしの母親で在る 牧野千恵子と、話ししている声が、滋の耳に聞こえて来たのだった。


「羨ましいわ。
 牧野財閥のお嬢さんのつくしさんは、道明寺財閥の御曹司の司さんと、ご婚約為さった
 んじゃ在りません事…。
 道明寺HD と 牧野コーポレーションとの提携のお話しは、聞いて居りますわ。」


其処に、上昇志向で在る つくしの母親の牧野千恵子は、本音をポロリと、喋ってしまったのだった。


「嫌ですわ。
 提携は致して折りますけど…。
 まだ、婚約だ何て…。
 先で御座いますわ。
 まだ、二人は、高校生ですし…。
 お付き合いは致して居る様ですけど…。
 此れからの二人ですから…。
 そっと、見守って頂けると、有難いですわ。」


其処に、司の母親で在る 道明寺HD 社長の楓も、現れたのだった。


千恵子 と 或るご婦人の会話を聞いて居た様で、千恵子の言葉を擁護する様な言葉を話しして居たのだった。


「本当ですわ。
 まだ、二人は、お付き合いの段階ですので、敢えて、婚約は、発表しておりませんけ
 ど…。
 両家では、其のつもりで居ますのよ‼」と…。


そんな楓からの言葉は、あちら此方で、聞いて居るで在ろう ご婦人 及び お嬢様への牽制の言葉と成ったのだった。


何故なら、司に対しては、お嬢様方が、自身をアピールしようと…。
また、つくしに対しては、ご婦人方が、息子を引き合わそうと…。
道明寺家 及び 牧野家に対して、アピール合戦を繰り広げて居たのだから…。


そんな事は、百も承知の楓と千恵子は、此処ぞとばかりに、そういう人間に対して、牽制を掛けるのだった。


そして、そんな楓と千恵子の言葉に、ショックを起こして居るのは、何も、ご婦人方 や お嬢様方だけでは無かったのだ。


滋は、司に会わずして、失恋した事に成ったのだった。


だが、せめて、司とお近付きに成りたいと思う滋は、何も答えられないで在ろう つくしに、更に、告げるのだった。


「ねぇ~。
 私…。
 つくしと、お友達に成りたいんだけど…。
 如何かな?」


つくしは、初めて会ったばかりの滋から、『つくし』と、呼ばれた事に、驚愕して居たのだ。


だから、独り言が、口から漏れていたつくしだったのだ。


「『つくし』って…。」


だからだったのだろう。
滋は、屈託の無い笑顔で、つくしに伝えるのだった。


「良いじゃん。
 もう、私とつくしは、友達でしょ?
 ううん。
 親友よね?」
「………」


つくしは、滋からのそんな飛躍した言葉に、驚愕で、言葉に成らなかったのだ。


だが、此の時の滋は、既に、つくしと親友に成れた気で居たのだった。



そして、其の後の滋は、つくしに会う振りをして、司に会う為に、英徳学園に、度々、現れる様に成るのだった。



そういう日が、続けば続く程…。
滋は、図々しく成り、つくしの傍に居ようとするのだった。


そして、其の事に怒り始めたのは、司だけでは無かったのだ。


桜子も、怒り始めたのだった。


「余りにも、図々しく在りません⁉」と…。


だが、当のつくしは、皆を諭す様に、話しするのだった。


「態々、滋さんが、英徳学園に来たのだから…。
 仲良くし様よ‼
 ねぇっ‼」と…。


なので、渋々、了承した様に、魅せ掛ける司で在り、桜子だったのだ。


そうして居る内に…。
滋は、人間性に長けているつくしに、魅了され始めて…。
司では無く、そんなつくしに会う為に、英徳学園に現れる様に成るのだった。


そして、滋は、思うのだった。


“真の親友を見付けられた‼”と…。

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