tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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司とつくしは兄妹?…<つかつく>  13.




そんな日々が続いて居た頃に、楓が、日本への出張で、日本に帰国して帰って来たのだった。


つくしが、日本へ帰国して帰って来てから、つくしは、養母だった楓とは、全く、会って居なかったのだ。


楓が、つくしに会わない様にして居たのは、『花沢家』に対して、遠慮しての事だったのだ。


という寄り、実は、楓は、つくしの母親と成った類の実母で在る かすみに、遠慮して居たのだ。


つくしは、NY時代でも、道明寺邸で、殆ど、楓と顔を合わせる事は無かったのだ。


仕事で、忙しい楓は、使用人に、つくしの子育てを任せて居たのだ。


だが、同じ道明寺邸で、暮らしているという思いが、お互い有ったので…。
其れ成りに、親子としての絆は、生まれて居たのだ。


楓の場合は、つくしに対して、『母娘(おやこ)の情』として、つくしとは、繋がって居たのだ。


だから、其の当時の楓にとっては、楓の傍から、つくしを引き剥がす事は、苦渋の選択でも在ったのだ。



そんな頃の楓の日本への帰国だったのだ。


楓は、『花沢家』に了承を得て、つくしに、連絡を入れるのだった。


「つくし…。
 お話しが有るの。
 道明寺家のリムジンを、英徳学園に向かわせるから、道明寺邸に居らして頂戴‼」と…。


つくしは、久し振りの楓との再会だったので、嬉しく思って居たのだった。


なので、二つ返事で、つくしは、了承の意を、楓に伝えるのだった。


「はい。」と…。



そして、つくしは、久し振りの道明寺邸に、入るのだった。


其処では、タマだけでは無く、道明寺家の執事・使用人を含めたスタッフが、エントランスホールに勢揃いして、つくしを出迎えていた。


其の事自体、つくしが、道明寺家の執事・使用人を含めたスタッフから、慕われて居た事が垣間見えるのだった。


楓は、其の様子にも、満足だったのだ。


そして、其の後の楓は、先に、自室に入って居たので、つくしは、楓の部屋に、誘導されるのだった。


つくしにとって、世田谷の道明寺邸の楓の部屋に入る事は、初めてだったのだ。


だから、部屋の周りを見回していたつくしだったのだ。



其処に、着替えを済ませた楓は、つくしの前に現れたのだった。


「つくし…。
 お久し振りね。
 花沢家に戻って、もう、慣れたのかしら?」


なので、つくしは、楓に、安心してもらおうと、話しし始めて居たのだった。


「はい。
 皆さんから、良くして頂いて居ます。」


其処で、楓は、つくしを呼び出した意図を話しし始めて居たのだった。


「そう、其れは、良かったわ。
 其れに…ね。
 私(わたくし)は、タマから聞いて居ますよ。
 つくしは、司と、お付き合いして居るそうね。」
「えっ??」


つくしは、楓の言葉に、驚愕して居たのだった。


だから、其れ以上の言葉は、つくしには、見付からなかったのだ。


だからだったのかも知れない。
楓は、つくしの真意を、訊き出そうとして居たのだった。


「司は、つくしに好意を抱いて居る様ね。
 其のつくしの様子だったら…。
 つくしは、司には、好意を抱いて居ないのかしら?」


そう楓から訊かれたつくしは、言葉選びに、躊躇して居たのだった。


「そんな事は…。」


だが、楓は、つくしの言葉を被せる様に、話しし始めて居たのだった。


「つくし…。
 何れは、司とつくしが結婚する事は、既に、道明寺家 と 花沢家 との間で、決まっ
 て居る事…なのよ。
 所謂、両家の間では、了承済の事案なの。
 つくしが、司に好意を抱こうが…。
 抱かまいが…?
 そんな事は、関係無いのよ。
 其の為に、つくしは、道明寺家で、預かって来たの。
 と言う事は、其処に、つくしの意思は、関係無いわ。
 だけど…。
 両家の間では、つくしには、強引に、“司と結婚しなさい‼”と、言うつもりは、毛頭な
 いわ。
 だから、つくしが、司に好意を抱いてくれれば…。
 両家は、万々歳なのよ。
 其の方が、椿も、喜ぶと思うわ。
 本当は…ね。
 今回の私(わたくし)の出張に際しても、椿は、私(わたくし)に、就いて来るつもり
 で居たのよ。
 でも、私(わたくし)が、つくしを説得する事で、取り敢えず、椿の帰国を、止めたの
 よ。
 椿なら、強引に、つくしを了承させるでしょうから…ね。」
「………(苦笑)」


実は、此の時のつくしは、楓から、椿の話しを聞いた時に、有り得そうで、苦笑いしか無かったのだった。


だが、つくしは、楓の思いを知り、楓に、自身の司への想いを伝えるのだった。


「私は、司さんの強引さには、躊躇してしまう所も、まだ、有るのは、事実ですが…。
 決して、司さんを嫌いという訳では在りません。
 寧ろ、好きなのかも知れません。
 司さんは、何時も、私を、守ってくれています。
 なので、私は、司さんを、頼りにしています。
 お母様のお気持ちも、私は、嬉しく思って居ます。
 だから、将来的に、私が、道明寺家に嫁いで来る事が、両家の間で、既に、決まって居
 るのなら…。
 謹んでお受けします。」


楓は、ホッとしたと、同時に、内心では、役目を終えられた安堵感で一杯だったのだ。


実は、楓は、道明寺家 と 花沢家 の代表の様に、つくしの気持ちを訊き出す任務を担って居たのだった。


だから、楓は、ホッとしていたという訳だったのだ。


だからだったのかも知れない。


楓は、つくしに、ニコッと、微笑み乍ら、声を掛けるのだった。


「そう、其れは、良かったわ。
 つくし…。
 此れからも、司の事を宜しくお願いするわね。」


そんな楓の安堵した顔付きに、挑発される様に、つくしは、ニコッと、微笑み乍ら、返事するのだった。


「はい。」と…。



そして、道明寺邸に居るつくしを、未だ、英徳学園内で、探して居たそんな頃の司は…。
血相を変えて、つくしを探して居たのだった。


そして、つくしが、道明寺家のリムジンに乗り込んだ所を観たという男子生徒の言葉を信じて、司は、道明寺邸に帰って来たのだった。


そして、タマから、つくしが、楓の部屋に居る事を聞き付けた事で…。
慌てて、楓の部屋に向かう司だったのだ。


そして、ノックもせずに、楓の部屋のドアを足で開けた司に、呆気に取られた状況の楓とつくしだったのだ。


そして、楓から隠す様に、つくしの腕を掴んだ司は、つくしを引き寄せて、抱き締めるのだった。


此の様子を、じーっと、観て居た楓は、司に呆れるしか無かったのだ。


自身の息子と云えど…。
楓を避けるそんな司の姿に、楓は、母親らしい事を、一切、して来なかっただけに、何も、言い返せなかったのだ。


だから、一言だけ、つくしに言って除けるのだった。


「つくしの気持ちは、良く分かったわ。
 両家に、伝えます。
 つくしは、もう、行って良いわよ。
 司が、興奮状態の様だから、宥めてもらえるかしら?」


なので、つくしは、クスクス笑い乍ら、楓に返事するのだった。


「承知しました(笑)。」


そして、つくしは、司と共に、楓の部屋を退出して、司の部屋に向かったのだった。

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