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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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今更…<総優>  11.




其の後の総二郎は、優紀に対して、遠慮する事は、無く成って居たのだった。


態々、総二郎は、優紀の出勤体系を、司に調べる様に頼み、優紀が退出する時間を見計らって、産婦人科の内線に連絡する様に、外科のナースに伝え、優紀を呼び出す、熱の入れ様だったのだ。


此れには、優紀も、あたふたするのだった。


本当に、現在の優紀にとって、現在の総二郎の遣り方には、困惑するしか無かったのだった。


何故なら…。
現在の優紀には、総二郎に対しての思い入れも…。
そして、想いも、既に、無かったのだ。


所謂、優紀は、高校生の頃に、総二郎から振られた事で、優紀の心の中には、総二郎に対しての想いは、受験勉強 や つくしとの約束を守る事が、第一に成って居た事も有り、既に、吹っ切れて居たのだった。


だからだったのだろうか?
総二郎の優紀に対する態度に、優紀自身、困惑も有るけれども、戸惑いの方が相応しい状況だったのだ。


もう既に、優紀の心の中には、『西門総二郎』という男性に対する想い入れは、存在して居なかったのだ。


だからこそ、こうして、総二郎から呼び出される事に、優紀は、戸惑いを感じて居たのだった。



だが、そんな優紀とは、反対に、総二郎は、優紀への想いに、気が付いてしまったのだ。


実は、優紀が、モテる事にも、焦って居た総二郎だったのだ。


だから、ポロっと、司の前で、総二郎自身が、喋って居た様でも…。
“態とじゃねぇのか?”と、あきらが、疑った程だったのだ。


そんな総二郎の事が、放って置けない司には、総二郎の味方の様に、動くのだった。
勿論、司は、愚痴を言い乍らだった事は言うまでも無いのだが…。



だが、滋と桜子は、思うのだった。


“其れなら、何故…。
 ニッシー(西門さん)は、高校生の頃に、優紀さんへの気持ちに、気が付かなかったの
 だろうか?”と…。


そう滋と桜子が思って居たのは、総二郎と優紀の間には、何か有ると認識して居たからだったのだ。


此の件は、当時…。
同じ団子屋で、つくしと優紀が、バイトをして居た事も有り…。
つくしは、知って居たのだった。


だから、滋と桜子は、総二郎と優紀の間に何が有ったのかは、知らなかったのだ。


だが、“何か、絶対に有る。”と、認識する滋と桜子だったのだ。



なので、F3&滋&桜子は、そんな総二郎と優紀の様子を、感知して居ない振りをし乍らも、唯、観察はして居たのだった。


何故なら…。
F3も、総二郎と優紀の間に在るモノを、知らされて居なかったのだ。



だからだったのだろうか?
ここ最近の総二郎は、優紀に対して、図々しく成って行くのだった。


なので、総二郎は、度々、優紀には、総二郎のお見舞いに来る様に、誘うのだった。


そんな総二郎には、拒否が出来ずに、等々、引き込まれる様に、総二郎の病室に、お見舞いに通う優紀だったのだ。



そんな或る日の事だった。


総二郎の主治医は、院長なので…。
総二郎の毎日の回診は、何時もの院長の筈だったのだ。


だが…。
其の日は、院長が、出張と言う事も在り…。
総二郎にとっては、会いたくない相手で在る 嘗て、優紀と噂に成って居た〇〇ドクターが、其の日の回診に来る事に成って居たのだった。


其の事を、事前に、院長から聞かされていた総二郎は、或る事を考え付くのだった。


其れは、其の日の優紀は、夜勤明けだったのだ。


なので、回診の少し前の時間に、優紀を総二郎の病室に、呼び出そうと思って居た総二郎だったのだ。


総二郎の回診時間は、何時も、AM10:00だったのだ。


優紀の夜勤の勤務が明ける時間は、AM9:00だったのだ。


更衣室で、着替えを済ませてから、総二郎の病室に、優紀が現れたとしても、回診の時間のAM10:00には、十分、間に合う時間だったのだ。


なので、態と、優紀には、言って除ける総二郎だったのだ。


「9:30には、俺の部屋に来いよ‼」と…。


優紀にして視れば…。
不思議だったのだ。


“何故…。
 時間指定…何だろうか?”と…。


だが、総二郎は、飄々と、していたのだった。


そして、優紀は、総二郎の指定通り…。
AM9:30に、総二郎の病室に、着いて居たのだった。


其の時の総二郎の心の中では、そんな優紀の事を思うのだった。


“素直で、宜しい‼”と…。


そして、総二郎は、優紀に伝えるのだった。


「そんな所に居ねぇで、こっち(ベッドの近く)に来い‼」と…。


実は、病室に入った優紀だったのだが…。
総二郎の事に関して、不思議に思って居た事も有り…。
総二郎を不審に思う優紀にとっては、中々、総二郎の傍には、近付け無かったのだ。


だが、少しだけ、近付いて視た優紀だったのだ。


少しでも動かないと…。
総二郎の顔付きが変わる事を知って居る優紀にとって、少し動くだけで、精一杯だったのだ。


だが、優紀は、総二郎のアームの長さが長い事を忘れて居たのだった。


優紀が、ベッドの方に、近付いて来た瞬間に、総二郎が、優紀の腕を掴んだのだ。


優紀にして視れば…。
まだ、ベッドからの距離が有ると認識して居ただけに…。
此の状況に、驚愕で、動く事が出来なかったのだ。


そう、出来なかった筈の優紀の身体は、総二郎の身体に、しがみ付く様に、抱き締められて居たのだった。


更に、驚愕する優紀だった事は言うまでも無いのだ。


そして、顔を上げた優紀の唇には、総二郎の唇が、吸い付いて居たのだった。


総二郎は、大人なkissを、優紀に施して居たのだった。



そんな時だったのだ。


総二郎にとっての敵対心を持つべき相手で在る 例の〇〇ドクターが、或る人物を従えて、総二郎の病室のドアをノックして居たのだった。




<此の二次小説『今更…<総優>  11.』は、切り目が良い為に、短めに成っており
 ます事をお詫び申し上げます。>

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