tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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今更…<総優>  18.



来賓室に入って来た総二郎…。
そして、其の後に続く様に入って来た司とつくしは、家元と家元夫人と優紀が、向かい合って座って居るソファに座ったのだった。


勿論、優紀の隣には、総二郎が、陣取った。


そして、其の総二郎の隣に、司が座り…。
司の隣には、勿論のつくしが座った。


そして、其の向かい側に、家元と家元夫人が、座っていた。



実は、其の時の総二郎は、何も、言い出せずに居たのだった。


其の時だったのだ。


家元夫人は、総二郎に向かって口を開いたのだった。


「私(わたくし)…ね。
 思い出したのよ。
 先程も、優紀さんにお話しして居たんだけど…。
 総二郎…。
 貴方が、総二郎自身の感情を露わに出来るのは、優紀さんの前だけだって事を…。
 貴方は、覚えて居らっしゃるかしら…ね?
 私が、更ちゃんと偶然会って、西門邸にお連れした時に、其の事を、帰宅した総二郎
 に、伝えた処…。
 貴方は、私(わたくし)に怒鳴ったわよね。
 あの頃は、私(わたくし)が、勝手にした事を、貴方が怒って居たのだと、思って居た
 けど…。
 あの頃の貴方と更ちゃんとの間に、何か有ったんじゃ無くて…。
 だから、更ちゃんを、勝手に、西門邸にお連れした私(わたくし)の事を怒ったのよ
 ね?
 でも、其れは、更ちゃんに対して、分が悪いからだったんじゃ無くて…。
 其れが証拠に、あれだけ、西門邸に出入りして居た更ちゃんが、西門邸に寄り付かなく
 成った。
 あの時の優紀さんは、唯、更ちゃんに誘われたから、西門邸に寄っただけ…。
 でも、優紀さんに対して怒鳴って居た意味は、更ちゃんとの事とは違って居た筈よね?
 だって…。
 其の当時の総二郎は、更ちゃんには、直接、怒鳴ったりして居なかったわ。
 其の頃の総二郎は、優紀さんへの気持ちに気が付いて居なかったのかしら…?
 其れとも、総二郎の中で、封印し様として居たのかしら…ね?」


総二郎は、思い出して居たのだった。
あの頃の優紀への想いを…。


其の頃の総二郎は、優紀を見ると、唯、イライラして居たのだ。


『更』でも崩せなかった総二郎のポーカーフェイスを崩した女性は、優紀だけだったのだ。


其れだけでは無い、何かが、総二郎を支配し始めて居た事は、確かだったのだ。


云わば…。
つくしの記憶を失くして居た頃の司が、つくしを見ると、唯、イライラして居た司と同じ現象が、其の頃の総二郎の中にも起こって居たのだった。


だから、総二郎は、此の場が、居た堪れず、バツが悪かったのだ。


だが、総二郎は、其れと同時に、もう一つ、思い出した事が有ったのだ。


だから、総二郎は、家元夫人に、言えた言葉だったのだろう。


「お袋は、観てたのかよ?
 “私(わたくし)は、此れで…。”って、あの時のお袋は、言ってたろ?
 あの後…。
 奥に引っ込んだんじゃねぇのかよ?」


なので、家元夫人は、其の当時の頃の事を、総二郎に話し始めたのだった。


「そうね。
 でも、何だか?
 あなた達の動向が気に成って、奥に引っ込んだ振りをして、観て居たの?
 だから、其の後…。
 茶会の話しを、貴方にしたでしょ‼」


総二郎は、何もかも家元夫人に観られて居た事が、居た堪れずに居たのだった。


なので、舌打ちをして魅せた総二郎だったのだ。


「チェッ…‼」



其の時だったのだ。
其の当時、其の場(西門邸)に一緒に居たつくしは、思い出して居たのだった。


つくしは、『更』に、お手洗いの場所を案内してもらって居たのだ。


其の時につくしが観た光景が、正に、家元夫人が、話しして居た話しの内容だったのだ。


だからこそ、つくしも言えた言葉だったのだ。


「あぁ~。
 思い出した‼
 そう云えば…。
 そんな事、有りましたね。
 私は、あの場で、何が起こって居るのか?
 分かりませんでしたが…。
 でも、其の後の優紀の事が、心配で、仕方なかった事は、事実ですけど…。」


其処で、司も、口を開いたのだった。


「お前…。
 西門邸に行ったのかよ?
 総二郎と二人っ切りだったのかよ?」


なので、つくしも、間髪入れずに、司に、返答したのだった。


「ううん。
 類も、一緒だったよ。」


なので、つくしの口から、『類』の名前を聞いた司は、更に、顔付きが変わったのだった。


其処に、家元夫人が、つくしのフォローに入るのだった。


「つくしさんとは、其の時が、『初めまして』だったのよ。
 其の時の総二郎からは、つくしさんの事を、“司の彼女…。”と、紹介されたのよ。」


そんな家元夫人からのフォローに、司は、顔付きが柔らかく成ったのだった。


そんな司の姿に、家元は、思うのだった。


“保から聞いて居た話しは、本当の事だったんだな。
 つくしさんの事で、こんなに、一喜一憂する司君を観れるとは…。
 流石…。
 『類は友を呼ぶ』だな‼”と…。



だが…。
此の時の優紀は、そろそろ、仕事に戻らなくてはいけない時間だったのだ。


なので、優紀は、家元と家元夫人に挨拶をして、病棟に戻ろうとして居たのだった。


「あの~。
 宜しいでしょうか?
 私は、此れで、失礼します。
 もう、時間…何です。
 申し訳ございません。」


そう言って、ソファから立ち上がろうとして居た優紀の腕を掴んで、また、優紀を座らせた総二郎は、言って除けるのだった。


「優紀…。
 俺から逃げるな‼
 俺を拒むな‼
 もう、お袋にバレてるなら…。
 今の俺は、はっきり、優紀に言える。
 あの頃の俺は、優紀への気持ちには気が付いて居ない様で、優紀への気持ち自体を封印
 し様として居た。
 俺自身、“あの頃の俺の気持ちを言え‼”って、言われても、俺自身の事なのに…。
 俺自身も、理解されてねぇ‼
 唯、俺にも言える事は、あの頃の俺は、優紀を見ると、唯、イライラしてた。
 何故、イライラするのかも、あの当時の俺には、分からなかったけど…。
 あの頃の俺は、唯、イライラしてた。
 けど…。
 今、お袋から、良い当てられて、やっと、気が付いた。
 俺は、あの頃から、優紀の事が気に成って居たんだ。
 情けねぇよな‼
 今頃、気が付く何てな‼
 しかも、親に、良い当てられる何てな‼」


其処で、司は、総二郎に言って除けるのだった。


「あの当時の俺は、総二郎から、色々、言われてた様な気がするけど…な。」


だから、総二郎は、司に、謝って居たのだった。


「司…。
 悪かった…な。」
「ああ。」


実は、此の時の司は、神妙に謝って来る総二郎に、其れ以上の言葉が出て来なかったのだ。



そして、 総二郎は、優紀の顔を観乍ら、更に、強要するのだった。


「優紀…。
 俺の傍に、ずーっと、一緒に、居てくれ‼
 優紀の返事は…?」


だが、優紀は、返答に困って居たのだった。


だから、優紀は、言えた言葉だったのだろう。


「考えさせて下さい。」


そして、其の後の優紀は、「時間だから…。」と…言って、其のまま、其の場を離れたのだった。



だが、此の時の総二郎は、決意したのだった。


“俺は、ぜってぇ…。
 あいつから、離れて遣らねぇ‼”と…。




<此の二次小説『今更…<総優>  18.』に出て来る家元夫人の話しは、私共の見解
 に基き、記載させて頂きました。
 勝手致しております事をお詫び申し上げます。
 神尾葉子先生に於かれましては、勝手致しております事をお詫び申し上げます。
 また、関係者各位 様…。
 勝手致しております事を重ねてお詫び申し上げます。>

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