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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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今更…<総優>  43.




此の日のF4&T4の集まりは、道明寺邸だったのだ。


何故なら…。
つくしが、息子の『翔』を産んで、まだ、数か月しか経って居ないのだ。


別の場所で、集まると成ると、つくしが行けないという構図に成るのだ。


なので、気を使ったで在ろうあきらが、司に相談して、集合場所が決まったのだった。



そして、全員(F3&T3)が、道明寺邸に集合した事で、先ずは、滋が、総二郎に、声を掛けたのだった。


「ちょっと…。
 ニッシー…。
 如何言う事…よ。
 私と桜子は、ニッシーの為に、協力したんだよね?
 なのに…。
 何故…?
 私達(F3&T3)には、内緒なのよ‼」


滋の口振りは、かなり、怒って居たのだった。


また、桜子も、参戦して来たのだった。


「本当ですわ。
 本来でしたら…。
 西門さんが、優紀さんとお付き合いに発展したのも…。
 滋さんと私のお陰と云っても、過言じゃ無い様に思うんですが…?
 其れに、少なく共…。
 西門さんは、優紀さんへのお気持ちに、もう少し、早く気が付くべきでは無かったので
 しょうか?
 其れなのに…。
 高校生の頃の優紀さんを、思いっ切り、振って置いて…。
 今頃に成って、優紀さんへの想いに気が付いたからって…。
 西門さんは、強引にも、程が御座いますわ。
 優紀さんのお気持ちを考えれば…。
 西門さんの此の強引さは、有り得ないと思うんですけど…。
 西門さんは、『感謝』というお言葉は、ご存知無いのでしょうか?」


滋と桜子は、総二郎に対して、言いたい放題だったのだ。


所謂、滋と桜子は、総二郎に対して、容赦なかったのだった。


だが、まだ、滋には、言いたい足りないのか?
怒りが静まる事は無かったのだった。


だから、滋は、総二郎に、更に、言えた言葉だったのだろう。


「ほんとだよね。
 優紀も、ニッシーに、手懐けられて…。
 『婚約』って…。
 優紀は、良く、決心出来たわよね?
 私達に報告も無しで…。」


だが、総二郎は、そんな滋と桜子に、反撃の手は、緩めなかったのだ。


「あのなぁ~。
 俺の事は、兎も角…。
 優紀の事を悪く言うな‼
 其れに…な。
 今回の此の婚約発表の件は、勝手に、俺の親が遣った事で…。
 俺と優紀が、親から、此の件を聞かされたのは、婚約発表の前夜だったんだ。
 其れに…な。
 俺は、まだ、優紀の両親に、挨拶もしてねぇっつーの‼
 勝手に、俺の親が、優紀の両親に、挨拶を済ませやがって…。
 俺は、優紀の両親に、優紀との結婚の挨拶も無しに成ったんだぞ‼
 俺は、優紀との結婚の挨拶の言葉も、考えて居たってのに…よ。
 普通、有り得ねぇだろ?
 婚約発表が済んでから…。
 “両家で揃って、食事会する。”って…。
 俺の親から言われた俺等の身にも成って視ろよ‼
 俺は、其の食事会で、優紀の両親に、“初めまして…。”と、言わなきゃ成んねぇんだ
 ぞ‼
 そんな風に、俺の親から聞かされた其の時の優紀は、放心状態だったっつーの‼
 俺は、そんな俺の親に、呆れて物も言えねぇし…よ。
 其れなのに…。
 お前等(F3&T3)に、報告出来る時間が、何処に有ったんだっつーの‼」
「「………」」


なので、そんな風に、総二郎からの話しを聞いた滋と桜子は、其れ以上の返答の言葉も出せずに居たのだった。



だが、あきらは、そんな西門家&松岡家の話しを、総二郎から聞かされて居なかった事で、驚愕するのだった。
だが、あきらは、総二郎に、同情するのだった。


“マジか?
 そりゃあ、仕方ねぇわな。”と…。


また、司も、総二郎より、先に、結婚した先輩として、思うのだった。


“マジか?
 其れは、有り得ねぇな。”と…。



だからだったのだろう。
優紀も、苦笑いだったのだ。



そんなこんなで、此の日のF4&T4の集まりは、総二郎の逆襲が、功を奏したかの様に…。
其の後の滋と桜子は、此の件に関しては、一切、触れなく成ったのだった。



そして、其の後の総二郎と優紀は、婚約発表を済ませた形と成って居たのだが…。
紙面上だけの婚約発表だったと言う事も有り…。
マスコミでは、憶測を呼ぶ結果と成って居たのだった。


何故なら…。
優紀の事には、殆ど、触れて居なかったのだ。


唯、『一般家庭出身の女性』と、婚約発表の紙面上では、記載されて居ただけで…。
総二郎と婚約者の女性(優紀)との馴れ初めには、一切、触れて居なかったのだ。


だからだったのだろう。
マスコミは、総二郎の婚約者について、報道の手を緩めなかったのだ。


なので、総二郎の周りを、記者が現れる様に成ったのだ。


其れまでの総二郎の『女遊び』に関して、パパラッチに追い掛けられるのとは、また、違った状況に、総二郎は、家元と家元夫人に訴えるのだった。


「こんな風に成るんだったら…。
 婚約発表をする必要性が、何処に有ったんだ?」と…。


だが、家元夫人からの返答の言葉は、其処では無かったのだった。


「そろそろ、優紀さんと一緒に、西門邸に、戻って来なさい。
 記者に追い掛けられる事に、苦痛を感じるの成らば…。
 其の方が無難でしょ‼」


だが、総二郎は、そんな事を言いたいのではないのだ。



勿論、優紀の身を守る為には、(西門)邸の方が、マンションよりも、安心・安全で在る事は、当然なのだ。


勿論、其の事に関しては、総二郎にも、理解されて居るのだ。


だが、道明寺総合病院の助産師として働く優紀にとって…。
マンションの方が、好条件だったのだ。


だが、此の時の総二郎が言いたい事は…。
今までの様に、総二郎が、優紀との自由な時間 及び 気ままな時間が無く成る事も、また、総二郎にとっては、辛い事だったのだ。



だが、何時かは…。
否…。
結婚をすれば…。
総二郎と優紀は、西門邸に戻らなくては、いけないのだ。


だが、其れまでの残り少ない日々を、総二郎は、優紀と二人で、過ごしたかったのだ。


だから、総二郎は、家元夫人に言えた言葉だったのだろう。


「あのなぁ~。
 そういう意味じゃねぇんだよ。
 婚約発表を早めたお陰で、俺と優紀の自由が束縛されて居ると言いてぇんだよ‼
 此れから、如何すんだよ?」と…。


だが、家元夫人は、飄々と、総二郎に返答するのだった。


「だから、言ってるでしょ‼
 (西門)邸に、優紀さんと二人で戻ってくれば…。
 良いだけの事…よ。」
「………」


なので、其れ以上…。
総二郎は、家元夫人に対して、反論の言葉を、失うのだった。




<此の二次小説『今更…<総優>  43.』は、切りが良い為…。
 短めに成っております事をお詫び申し上げます。>

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