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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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今更…<総優>  44.



<此の二次小説『今更…<総優>  44.』は、一部の文面に、不快に成るやも知れな
 い文面が入って居ます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



時は、総二郎と優紀の婚約発表を行う予定の前夜…。
総二郎と優紀は、家元と家元夫人から西門邸に呼び出されて居たのだった。


其れは、何故なら…。
婚約発表する事について、総二郎と優紀に報告する為だったのだ。


家元と家元夫人に寄って、呼び出された其の日の優紀は、日勤だったのだ。


勿論、家元と家元夫人は、事前に、優紀の仕事のスケジュールを確認して居たからこそ…。
総二郎と優紀に報告する日 と 婚約発表の予定日を決めて居たのだった。


実は、婚約発表の予定日を決めた日を、総二郎と優紀に報告する事は、最初から、前夜にする事に決めて居た家元と家元夫人だったのだ。


なので、総二郎も、自身の両親で在る 家元と家元夫人の魂胆は、認識して居たのだ。



先ずは、家元から、総二郎と優紀に話しされたのだった。


「総二郎、優紀さん…。
 今日、西門邸に二人を呼び出したのは、他でも無い。
 明日、総二郎と優紀さんの婚約発表を行う予定だ。
 異論は無いな。」


総二郎と優紀は、驚愕処では無かったのだ。
所謂、優紀は、放心状態に成って居たのだ。


だが、総二郎は、自身の両親故…。
反論する事は、忘れて居なかったのだ。


「はぁ~??
 何…?
 勝手な事を言ってんだ⁉
 俺は、未だ、優紀の両親には、結婚の挨拶も出来てねぇんだぞ‼
 先ずは、俺が、優紀の両親に挨拶する方が先決だろ‼」と…。


だが、其処は、家元夫人…。
総二郎に言って除けるのだった。


「優紀さんのご両親への挨拶は、家元と私(わたくし;家元夫人)とで、済ませて置きま
 した。
 貴方(総二郎)が、まだ、優紀さんのご両親に、ご挨拶出来て居ないと聞きましたの
 で…。」


だが、其処は、総二郎だったのだ。
自身の母親で在る 家元夫人に、反論の言葉を伝えるのだった。


「だからって…よ。
 何で、親がしゃしゃり出てくんだよ‼
 結婚は、勿論、両家の繋がりも必要だろうよ。
 けど…な。
 先ずは、本人同士が決める事だろ?
 そう言う事は、俺と優紀に、任せろよ‼
 何、遣ってくれてんだよ‼」


だが、其処は、流石…なのだ。
総二郎の両親で在る 西門流 家元と家元夫人は、此れまでにも、色々な事を通して、修羅場を乗り越えて来ただけの事は有るのだ。
そんな風に、総二郎が、例え、反論して来ても、決して、動じる事は無いのだ。


だから、家元は、総二郎に言えた言葉だったのだ。


「総二郎…。
 まあ、其処まで、カリカリするな‼
 優紀さんのご両親への挨拶は、両家の食事会の折りに済ませれば良いだろう。
 優紀さんのご両親も、了承してくれている。
 優紀さんも、其れで、異論は無いね?」
「はい。」


実は、優紀には、言いたい事は山ほど有ったのだ。


だが、もし、優紀自身の言いたい事の全てを、家元と家元夫人に伝えれば…。
きっと、大事(おおごと)に成る事は、優紀とて、分かり切って居るのだ。


否…。
今の優紀に言える筈等…。
無いのだ。


総二郎の両親で在る 家元と家元夫人は、優紀にとって、将来の舅 と 姑 なのだ。
だからこそ、優紀は、口を慎む事にしたのだった。


何故なら…。
優紀の両親が、納得して居るのなら…。
今の優紀には、其れ以上の事は、言う必要性が無いと判断したからだったのだ。


だが、総二郎の両親に対する怒りは収まる事を知らなかったのだ。


だからだったのだろう。
総二郎は、総二郎の両親で在る 家元と家元夫人に、自身の怒りを露わにするのだった。


「何でも、先に、決めてんじゃねぇよ‼
 結婚すんのは、俺と優紀だろ?
 勝手に、話しは進めるし…よ。
 優紀の両親への挨拶も、俺より先に、済ませるし…よ。
 優紀の婚約者としての俺の立場は、如何してくれんだよ‼」


だが、其処は、総二郎の母親で在る 家元夫人だったのだ。


「あら、そんな事を、総二郎は、気にしてらっしゃるの?
 気の小さい男だわね。
 貴方は、他でも無い。
 西門流 次期家元の立場…よ。
 優紀さんは、貴方のお嫁さんに成るのかも知れないけれど…。
 西門流のお嫁さんでも有るのよ。
 所謂、西門家に嫁ぐという寄りも、西門流に嫁いでもらうと言った方が、我が家では、
 相応しいわね。
 と言う事は、貴方の親という寄り…。
 西門流として…。
 家元と家元夫人の立場として…。
 優紀さんのご両親には、ご挨拶したまでよ。
 貴方が、其処まで、お怒りに成る必要性は無いわよ。」
「………」


総二郎の母親で在る 家元夫人から、そう言われた総二郎は…。
其れ以上、反論する言葉が出て来なかったのだ。


なので、総二郎の両親で在る 家元と家元夫人は、そんな総二郎の態度から、“総二郎は、了承したのだろう。”と、見做し…。
更に、話しを続けるのだった。


という訳で、家元が、話しし始めたのだった。


「明日…。
 総二郎と優紀さんの婚約発表を行うのだが…。
 婚約発表は、紙面のみで行う事とする。
 だが…。
 マスコミが、騒ぎ立てる事も、予想される。
 其れは、総二郎が、つい最近まで、遊び人を公言して居たのだ。
 優紀さんと再会してからは、遊んで居ないとしても…。
 世間では、急展開過ぎるだろ‼
 其れに、司君の父上で在る 道明寺HD 会長の保が、マスコミを抑えてくれたが…。
 例の総二郎の事件の件を、既に、マスコミは、嗅ぎ付けて居たのだ。
 其の辺りから、世間では、総二郎の遊びが止まったと認識されて居るらしい。
 だからという訳では無いのだろうが…。
 総二郎と優紀さんの事で、道明寺総合病院の看護師を辞めざるを得なかった若い看護師
 が居たらしいな。
 司君が、裏で、色々、操作してくれたらしいが…。
 其の看護師が、如何も、優紀さんの事を有る事無い事…。
 喋って居るらしい。
 保が、嗅ぎ付けてくれた。
 だから、早目に、婚約発表をする事にしたんだよ。
 だが…。
 優紀さんは、道明寺総合病院の助産師だ。
 なので、名前も、全て、公表する事は出来ない。
 だから、一般家庭出身の娘という事以外…。
 公表し無い事に決めた。
 此処までで、総二郎と優紀さんには、異論は無いな?」
「「………」」


此処迄、話しを聞いた総二郎と優紀は、何も言えなかったのだ。


理由が理由だけに…。
反論の言葉も出て来ない総二郎と優紀だったのだ。



だが、家元には、総二郎と優紀に、伝えなくてはいけない事が有ったのだ。
実は、司の父親で在る 道明寺HD 会長の保との約束だったのだ。


「其れと…。
 此の話しの全ては、他言無用でお願いするよ。
 其れは、保との約束でも有る。
 其れに、保も、此の件は、司君には、伝えて居ないらしい。
 大事(おおごと)に成れば…。
 優紀さんに、危害が及ばないとも限らない。
 其れは、何も、例の若い看護師だけでは無い。
 総二郎に対して、嫉妬の炎に寄り、総二郎に危害を加えた女性の様に…。
 優紀さんに危害を及ぼそうとする女性が、現れないとも限らない。
 其処は、保も、心配してくれている。
 慎重に慎重を重ねても、足りないのかも知れない。
 だから、其のつもりで居なさい。」と…。


なので、総二郎と優紀は、家元の話しに、了承の返答をするのだった。


「「はい。」」と…。



だが、此の時の総二郎は、悟るのだった。


“俺と優紀が、西門邸に戻る日も近付いて居るのかも知れねぇな。
 マンションでも、セキュリティ強化して居るが…。
 (西門)邸の方が、確かに、安全なのは、分かり切ってる。
 でも、俺は、俺と優紀の此の二人だけの生活を気に入って居たんだけど…な。
 まだ、俺の婚約者が、誰なのか?
 バレてねぇ間は、大丈夫だと思うんだが…な。”と…。



そして、次の日…。
総二郎と優紀の婚約発表が、紙面上のみで行われたのだった。

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