tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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其の後【司とつくしは兄妹?…<つかつく>】  1.



司とつくしは、其の後…。
NYに渡米したのだった。


そして、司とつくしの住まいは、やはりのNYに在る 道明寺邸だったのだ。


何故なら…。
つくしが、司と一緒に、渡米する際…。
一応、“司の両親で在る 道明寺保 と 楓夫妻の管理下の下…。”と、言う事が、つくしの実家で在る 花沢家との約束だったのだ。



だからだったのだろう。
其の事を、事前に聞かされて知って居たつくしは、NYに在る 道明寺邸自体、勝手知ったる場所なだけに、司とつくしが、NYに在る 道明寺邸に到着した時には、自身の自室だっ
た部屋に、向かおうとして居たのだった。


其処で、司は、強引に、つくしの腕を掴んで、自身の自室が在る 東の角部屋に、つくしを
連れて行こうとして居たのだった。


其処で、つくしは、司を、強引に、引き留めたのだった。


「司…。
 ちょっと、待って‼
 何処に行くの⁉」と…。


其処で、司は、当然と云わんばかりに、つくしに、訊き始めるのだった。


「はぁ~??
 当然…。
 俺の自室だろ?
 で、お前は、何処に行こうとしてたんだよ⁉」と…。


なので、つくしは、当然と云わんばかりに、司に、言って除けるのだった。


「えっ??
 私の自室…。
 まだ、或る程度の荷物は、私の自室だった部屋に在ると、思うんだけど…。」と…。


だからだったのだろう。
司は、更に、つくしに、訊き始めるのだった。


「お前…。
 まさか?
 以前、つくしが使用して居た部屋を、また、お前の自室にし様としてねぇだろうな?」と…。


司から、そう訊かれたとしても…。
つくしにとって、つくしが、嘗て、使用して居た部屋は、NYに住んで居た頃の自室だった訳で…。
当然の事乍ら…。
つくしは、其の嘗て、つくしが使用して居た部屋を、また、自身の自室として、使用するつもりで居たのだ。


なので、つくしは、“初めから、其のつもりだったんだけど…な。”と、思い乍らも…。
司に、返答するのだった。


「うん。
 初めから、其のつもりだったよ。」と…。



其処で、司は、馬鹿デカい声で、つくしに、罵倒し始めるのだった。


「馬鹿か?
 お前は…。
 今から、東の角部屋に、行くぞ‼」と…。



しかも、司とつくしが居た其の場所は、まだ、エントランスホールだったのだ。


其の為…。
司の其の馬鹿デカい声は、エントランスホールの吹き抜けが、反響音と成って、響いて居たのだった。


また、更に、エコーが掛かったかの様に成り、其の反響音は、辺りを響かせて居たのだった。



実は、此の時…。
執事だけじゃ無く…。
司とつくしの出迎えの為に、エントランスホールに勢揃いして居た使用人やスタッフが、出迎えの挨拶の終了後…。
一旦、奥に、はけて居た筈だったのだが…。


司の其の馬鹿デカい声に、吃驚したかの様に…。
使用人やスタッフまでもが、また、エントランスホールに飛び出して来たのだった。



だからだったのだろう。
此の時のつくしは、そんな司の馬鹿デカい声が、恥ずかしく成り…。
其の場(エントランスホール)から程近い、司の自室で在る 東の角部屋に向かって、つくしは、司を引っ張る様に、連れて行くのだった。


当然…。
司は、つくしに、引っ張られる振りをして、身体の力は、全く、入って居らず…。
寧ろ…。
つくしが、引っ張り易い様に、動いて遣って居たのだった。


だからだったのだろう。
力の弱い女性で在る つくしでも…。
身長 185㎝の大男で在る 司を、軽々と、引っ張って、連れて来れて居たのだった。



何故なら…。
司にとっては、簡単に、つくしを、自身の自室で在る 東の角部屋に、連れて来れたのだから…。
司にとっては、『結果オーライ』と、言った処だったのだろう。


そして、東の角部屋に入った司とつくしは、二人切りと成って居たのだった。



其処で、司は、つくしが、東の角部屋から、脱走しない様に…。
ドアのカギを掛けるのだった。


そして、司は、つくしに、言って除けるのだった。


「良いか?
 つくし…。
 俺とお前は、両家が認めた間柄…何だ‼
 云わば…。
 『許嫁』だろ。
 だから…。
 態々、離れて、お互いの自室で過ごす必要性はねぇよな?
 という訳で…。
 今日から、お前の自室は、俺と同じ…。
 此の東の角部屋で、決定だ‼」と…。


だが…。
此の時のつくしは、思って居たのだった。


“そんな事が、許されると思って居る方が、可笑しいと思うんだけど…。
 其れに、お義父様とお義母様が、許す訳無いと思うんだけど…。”と…。


だからだったのだろう。
つくしは、司に、言って除けるのだった。


「其れは、司のお父様とお母様に、訊いてからにしてくれる?
 そう簡単に、許される訳無いと思うから…。」と…。


だが、司は、自信満々だったのだ。


何故なら…。
司とつくしは、既に、『許嫁』だったのだから…。



其れに、司の両親で在る 道明寺保 と 楓夫妻にとっても、つくしは、『娘』なのだ。


つくしを、花沢家に戻すまでの十数年間…。
道明寺家にて、娘として、育てられたのだ。



実は、司の両親で在る 道明寺保 と 楓夫妻は、泣く泣く…。
つくしを、日本に、帰国させたのだ。


其の理由の一つには、つくしの兄は、『道明寺司』では無く…。
『花沢類』だと言う事を、つくし自身に、自覚させるという狙いが、一つと…。


もう一つの理由は…。
実は、司とつくしを、巡り合わせる為だったのだ。



実は、司の両親で在る 道明寺保 と 楓夫妻にとって…。
つくしは、『実娘』では無い。


だが、『実娘』で在る 椿と、同じ様な気持ちで、つくしを育てて来たのだ。
つくしは、何れ、花沢家に、戻す娘だという事が分かって居ても…だ。


云わば…。
つくしは、『道明寺つくし』として…。
つくしが、『道明寺家の娘』として、司の両親で在る 道明寺保 と 楓夫妻に寄って、大事に、育てられて居たのだった。



其れに、此の事実を、日本に居た椿は、知らなかったのだ。


もし、椿が、此の事実を知って居たとすれば…。
日本に居た椿には、“寧ろ、つくしの方が、『実娘』では無いのだろうか?”と、焼きもちを焼いて居たのかも知れない。


其れ程…。
つくしは、司の両親で在る 道明寺保 と 楓夫妻にとっては、既に、『娘』だったのだ。



だからだったのだろう。
司の両親で在る 道明寺保 と 楓夫妻にとって…。
立場は違えど…。
司の両親で在る 道明寺保 と 楓夫妻の『娘(=義娘)』として、また、つくしを、道明寺家に、迎え入れたかったのだ。


其の為には、司とつくしを、巡り合わせる必要性が有ったのだ。


其の為に…。
先ずは、つくしを、司の妹として、世田谷の道明寺邸に、送り込んだのだ。


其の結果…。
司の両親で在る 道明寺保 と 楓夫妻の思惑通りに、コトが動いたという訳だったのだ。


という訳で、司とつくしは、まんまと…。
司の両親で在る 道明寺保 と 楓夫妻の思惑に、引っ掛かってしまったという訳だったのだ。



そんな事は、百も承知の司にとって…。
自身の両親で在る 道明寺保 と 楓夫妻の思惑は、分かり切って居たのだった。


否…。
司は、寧ろ、自身の両親で在る 道明寺保 と 楓夫妻の思惑に関しては、司自身が、『つくしの事を、好きに成った。』という自覚が芽生えてから、気が付いたのだった。



だからこそ…。
此の時の司は、つくしに対して、強気で居られたのだ。


だからこそ、司は、そんなつくしに言えた言葉だったのだろう。


「大丈夫だ。
 親父とババアの言って来る言葉位ぇ…。
 俺には、分かってっから…よ。」と…。


此の時のつくしは、そんな風に、言い返して来た司に対して、呆れて居たのだった。


何故なら…。
司の態度が、嘗て無い程の自信満々さだったのだから…。




<此の二次小説『其の後【司とつくしは兄妹?…<つかつく>】  1.』の投稿日が、遅
 れて居ります事を、お詫び申し上げます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

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