tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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其の後【司とつくしは兄妹?…<つかつく>】  3.



栗巻あや乃は、久々に会った花沢つくしに、声を掛けるのだった。


「つくしさん…?」


なので、花沢つくしも、栗巻あや乃に、返答するのだった。


「えっ??
 あや乃さん…。
 お久し振りだね。」と…。


そして、花沢つくしと栗巻あや乃が、話しをして居る間中…。
道明寺司は、花沢つくしの隣で、大河原滋は、栗巻あや乃の隣で…。
唯、じーっと、花沢つくしと栗巻あや乃の話しが終わる事を待って居たのだった。


唯、違う事は、道明寺司が、花沢つくしを、ジーっと、見詰めていた状態だった事に対して…。
大河原滋は、道明寺司を、唯、ジーっと、見詰め続けて居たのだった。



そして、栗巻あや乃は、道明寺司と花沢つくしを、幼馴染で親友で在る 大河原滋に、紹介するのだった。


「此方は、道明寺HDの次期後継者の道明寺司さんと…。
 其の婚約者で、今、噂に成って居る花沢物産のご令嬢の花沢つくしさん。
 F4のメンバーの花沢類さんの妹さんでも在るの。」と…。


そして、栗巻あや乃は、大河原滋を、道明寺司と花沢つくしに、紹介するのだった。


「で、此方が、大河原滋さん。
 大河原財閥のご令嬢なの。
 学年は違うんだけど…。
 私の幼馴染で親友でも在るの。」と…。


なので、花沢つくしと大河原滋は、挨拶を交わし合いするのだった。


「宜しくお願いします。」
「宜しく!」と…。


だが、道明寺司は、一切、挨拶の言葉を口にする事は無かったのだった。
唯、不機嫌な様子だけだったのだ。



そして、そんな時だったのだ。
滋は、司とつくしに、暴言を吐いてしまったのだった。


其の滋の暴言とは…。


「二人は、『政略結婚』…何でしょ?
 親が決めた結婚…何でしょ?」と…。


此の時の滋は、自身の期待する想いを、唯、司とつくしに、ぶつけたに過ぎ無かったのだ。



其処で、司は、有り得ない程の怒りが、顔付きに現れた様に…。
滋を睨み付けた様な、此の世の者とは思えない様な般若の様な顔付きに成り、何時も寄りも、声のトーンを低くして、ドスを聞かせた声で、司は、滋に、反論するのだった。


「はぁ~??
 有り得ねぇ‼
 俺とつくしは、『恋愛結婚』だ‼
 言って置くが…。
 確かに、俺は、つくしの事を、“『妹』だ。”と、思って居た時期も在った。
 だが、つくしの事を知れば知る程…。
 俺は、どんどん、つくしに、惹かれて行った。
 そんな俺は、“つくしの兄貴として、不純だ‼”と、凄ぇ、思い悩んだ。
 けど…な。
 つくしが、俺の妹じゃねぇと分かった時…。
 俺は、どんなに、嬉しかった事か…。
 で、俺は、つくしに、どんどん、のめり込んだ。
 そして、つくしが、其の後、俺の事を、好きに成ってくれた。
 だから、俺とつくしは、付き合い始めた。
 確かに、俺とつくしは、産まれた時から、許嫁だったかも知れねぇ。
 其れは、俺とつくしの知らねぇ所で、出来上がっていた話しだ。
 もし、父親同士が、幼馴染で親友で無かったとしても…。
 俺自らが選ぶ相手は、『つくし』しか居ねぇんだよ。
 良いか?
 其処のお前…。
 此れからは、戯けた(たわけた)事を言うじゃねぇ。
 分かったか?」と…。


そして、其処まで、言い切った司は、滋を睨み付けて観て居た目付きでは無く…。
優しい目付きで、つくしの方を、見詰めて、言って除けて居たのだった。


「なぁ~、つくし…。」と…。


そして、つくしを自身の方に引き寄せた司は、在ろう事か?
滋とあや乃が、観て居る其の目の前で、ラブシーンを思わせる様なkissを、つくしに施したのだった。


つくしは、恥ずかしそうに、モジモジ、し始めるが…。
司は、そんな事は、お構い無しに、つくしに、kissを施すのだった。
司は、後で、つくしから怒られた事は言うまでも無かったのだが…。



実は、其の時点で、“隙在らば…。”と、機会を狙って居た滋は、司のつくしに対する気持ちを知って、何も言い返せなかったのだ。


実は、滋は、日本に居た頃から、司の事を知って居たので、会える機会を狙って居たのだった。


そして、司が、NYに渡米した事を知って、滋自身も、NYに留学する決意を固めた程だったのだ。


なので、司と、会えた事は、偶然だったとしても、此の話しを司から聞くまでの滋は、司と、会えた事を嬉しく思って居たのだった。


其れなのに…。
滋は、司に告白せずして、失恋した事と成ったのだった。



其れは、あや乃とて、同じ事だったのだ。


其れは、何故なら…。
司に未練を残したまま…。
また、あや乃は、NYに戻って居たのだから…。


だが、此の数年後には、あや乃にも、新たな恋が芽生えるのだった。



そして、其れから、また、2か月程経った頃…。
司とつくしは、NYの或るパーティーに、出席する事に成ったのだった。


実は、此のパーティーは、Juniorの為のパーティーだったのだ。


所謂、今後、経済界を担う事に成るJuniorの親睦を高める事が狙いで、経済界が、世界の発展の為に、開催したのだった。


此のパーティーの司のパートナーは、勿論のつくしだったのだ。


既に、司とつくしが、婚約した事を、世間に、発表して居たので、司は、つくしをパートナーとして、パーティーに出席出来る事を、嬉しく思って居たのだった。


だが、今迄、世間には、つくしの存在を公にして来なかったので、つくしは、パーティー慣れして居なかったのだ。


だからだったのかも知れない。
つくしは、気恥ずかしさが、前面に出て居たのだった。


なので、司は、徹底的に、つくしのフォローに、徹して居たのだった。



其処に、現れたのが、F3だったのだ。


そうなのだ。
類と総二郎とあきらが、パーティー会場に、到着したのだった。


世間的にも、司のお相手は、『花沢物産のご令嬢のつくしさん』と言う事で、司を狙おうとする淑女は、誰一人として居なかったのだ。


だが、其の反動だろうか?
F3に対しては、そうでは無かったのだ。


どの淑女も、ギラギラと、ギラ付く目付きで、F3のハンターの如く…。
F3を狙って居たのだった。


其処に、気安く話し出来る女性の存在が在ったのだ。
其れは、つくしだったのだ。


つくしは、司の『婚約者』で在り、類の『妹』なのだ。


唯一、F4の輪の中に入る事が、許された女性だったのだ。


此の場に居た淑女の誰もが…。
そんなつくしを、羨ましく思うのだった。



そして、つくしは、兄で在る 類に、声を掛けたのだった。


「お兄様…。」


類は、背後からつくしの声が聞こえて、つくしの方に、振り向いたのだった。
そして、つくしに、返答するのだった。


「あっ。
 つくし…。
 元気だった?」と…。


なので、類とつくしは、兄妹の会話を始めるのだった。


「うん。
 元気だったよ。」と…。


此の状況に、司は、類とつくしの間に入る事が出来ず…。
唯、司は、不貞腐れて居たのだった。


そんな司の唯一の抵抗は、つくしの肩を引き寄せて、つくしの肩を抱く位だったのだ。


そして、其の間も、類とつくし兄妹の会話は、続くのだった。



其の様子を、陰から、観て居た者が居たのだった。


そうなのだ。
大河原滋だったのだ。


此の時の滋は、唯、つくしを羨ましそうに観乍らも、そんなF4&つくしの様子を観て居たのだった。

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