I’m crazy about you. ~お前に夢中~ 2.
<此の二次小説『I’m crazy about you. ~お前に夢中~ 2.』は、一部の言葉に、不快
に思われるやも知れない言葉が入っております。
了承の程、宜しくお願い致します。>
時は、経ち…。
4月と成った。
それぞれ、進学・進級シーズンと成った。
3月に、英徳高校を卒業したF4は、英徳大学に進学した。
また、永林高校を卒業した滋は、永林大学に進学した。
そして、優紀は、都立高校3年に進級した。
そして、桜子は、英徳高校2年に進級した。
そして、つくしは…。
あれ以来…。
音沙汰無かったのだ。
所謂、現在のつくしは、行方不明のまま…だったのだ。
そして、其の後…。
4月に入って、F3&桜子が、英徳学園に行って視れば…。
或る噂話で、英徳学園中が、持ち切りに成って居たのだった。
其れは、根も葉も無い様な噂話だったのだ。
実は、つくしは、3月の終了式の当日に、英徳学園を、自主退学して居たのだ。
所謂、4月からは、つくしの存在は、英徳学園には、無い事を示して居たのだった。
其の情報を、F3&桜子は、英徳学園に来てから、知らされたのだ。
噂話が、耳に入って来た事で…。
其の噂話とは…。
女子生徒・女子学生の間で、話されて居たのだった。
「ちょっと…。
聞いた?
あの『牧野つくし』が、漸く、此の(英徳)学園を、出て行ったわよ。
やっと、せいせいしたわ。」
「ほんと…よね。
でも、如何して、今頃なのかしら…⁉
あれ程、此の(英徳)学園の生徒から、ハブにされたのに…。
其れでも、此の(英徳)学園から、出て行かなかったのよ。
今頃、出て行く理由が、何処に有るのかしら…⁉」
「あら…⁉
有るじゃ無い。
ほら…。
牧野さんは、道明寺様から、捨てられたのよ。
道明寺様が、此の(英徳)学園に、復帰されると言う事は…。
牧野さんは、此の(英徳)学園に、居辛いに決まってるでしょ‼
だから…。
牧野さんは、此の(英徳)学園を、出て行ったのよ。
そうに、決まってるわ。」
「そうかぁ~。
そう言う事…ね。」と…。
そして、また、もう一人…。
F3&桜子に、其の事を教えてくれた人物が居たのだった。
そうなのだった。
青池和也だったのだ。
和也は、つくしの小学校の時のクラスメイト…。
つくしの幼馴染なのだ。
また、土地バブルで、行き成り、上流階級に仲間入りした青池家…。
元々の和也は、つくしと同じく、一般家庭出身の息子だったのだ。
青池家の家業は、不動産業…。
其の為…。
和也は、F4から、『成金息子』と呼ばれていたのだ。
和也は、天然で、つくしに片思いする様に成るが…。
一切、其の和也の想いを、つくしには、気付いて貰えなかったのだ。
だが、つくしと和也の距離の近さに、司が、嫉妬した程…だったのだ。
其の和也が、F4ラウンジに、向かって居たのだった。
和也は、息を切らせ乍ら、走って居たのだった。
そして、其の場(F4ラウンジ)に居たF3&桜子に、伝えるのだった。
「大変、大変…。
つくしちゃんが…。
英徳(学園)を、辞めたよ。
道明寺は…?
如何して、つくしちゃんが、英徳(学園)を、辞める必要が有るの?
こう成ったのも、全~部…。
道明寺の責任だ‼」と…。
勿論、其の話しは、既に、噂話を聞いて居たので、F3&桜子は、承知して居たのだ。
和也は、昼休憩の時間前に成って…。
其の話しを聞いたのだ。
勿論、和也は、つくしが、英徳学園に現れない事を、不思議に思って居たのだが…。
だからこそ…。
和也から、其の話しを聞くまでも無く…。
F3&桜子は、既に、知って居たのだ。
だからこそ…。
此の時のF3&桜子は、思って居たのだった。
“和也(青池さん)は、何時も、ワンテンポ、遅いん(ですわ)だよ。”と…。
なので、あきらは、そんな風に、興奮している和也に、言って除けるのだった。
「あのなぁ~、和也…。
俺等も、既に、其の話しは、知ってる。
和也から、聞く前に…な。
其れに、俺等 花沢家・西門家・美作家…。
そして、三条家でも、既に、牧野を探してる。
で、既に、道明寺家も、探してる。
けど…な。
牧野のバックには、大きな組織が、就いて居る様で…。
全ての牧野の情報には、ブロックが掛かってる。
調べ様がねぇだよ。」と…。
其処で、和也は、あきらに、食って掛かって居たのだった。
「“道明寺家も、探してる。”って…。
如何言う事…?
つくしちゃんの話しだと…。
確か、道明寺は、つくしちゃんの記憶を失くして居るんだよね?
じゃあ、道明寺家が、つくしちゃんを探す訳無いでしょ?
もしかしたら…。
道明寺の母親が、また、つくしちゃんに、意地悪する為に、つくしちゃんを隠したんじゃ
無いの?」と…。
そんな話しを、和也から聞いたF3&桜子は、気が付くのだった。
“そうか(そう何ですわね)?
和也(青池さん)は、牧野(先輩)の事も、何も、知らねぇ(ない)だけじゃ無く…。
司(道明寺さん)の現状も、何も知らねぇ(ない・ないんですね)のか?”と…。
だからだったのだろう。
類は、そんな和也に、話しし始めるのだった。
「ねぇ~、和也…。
司の現状…。
何も知らなかったんだね。
司は、牧野の記憶を取り戻したよ。
其れに、司の母ちゃんは、牧野を隠して無いよ。
司の母ちゃんも、牧野の行方を探してる。
道明寺の力を以てしても…。
牧野は、見付からないんだよ。
俺等 F3だって…。
他の牧野のダチだって…。
牧野の捜索はしてるよ。
其れに、誰一人として、諦めて無いよ。
だけど…。
全く、情報が掴めない。
何処から探ろうとも…。
全く、情報が、入って来ないんだよ。
其れが、如何いう意味か?
幾ら、和也だって…。
分かるでしょ?」と…。
そして、此処で、桜子も、口を開いたのだった。
「実は、私も、先日…。
滋さんとご一緒に、優紀さんのお宅に、お邪魔して来たんです。
そして、先輩が、優紀さんに、送ったLINEを見せて頂きました。
其の時、優紀さんから見せて頂いた先輩からのLINEでは、道明寺邸での出来事は書かれて
居ましたが、普通の報告LINEの様に、思えたんです。
先輩らしい言葉でした。
だからこそ…。
優紀さんも、先輩の気持ちが落ち着いたら…。
“また、連絡してくれるだろう。”と、考えたらしくて…。
優紀さんからは、先輩に、敢えて連絡し無かったそうです。
でも、優紀さんが、滋さんと私の話しを聞いて…。
気に成ったらしくて…。
先輩に、連絡を入れたら…。
『現在は、使用されておりません。』と、音声が流れて来たんです。
先輩が、つい最近、替えたばかりの携帯だったらしいんですけど…。」と…。
其処で、類は、桜子に、訊くのだった。
「あの娘(こ)は、牧野の新しい携帯のアドレスを知って居たんだぁ~。
三条達は…?」と…。
其処で、桜子は、寂しそうな顔付きで、話しするのだった。
「実は、滋さんも…。
私も、先輩から教えてもらって居なかったんです。
聞く筈だったんですが…。」と…。
そんな話しを桜子から聞いた時の類も、また、寂しそうな顔付きに成るのだった。
何故なら…。
類も、また、つくしから、新しいアドレスを教えてもらって居なかったのだから…。
そして、其処で、また、和也が、吠えたのだった。
「って、事は…。
つくしちゃんは、初めから…。
僕達の前から、姿を消すつもりだったのかな?」と…。
そんな話しを和也から聞いたF3&桜子は、思うのだった。
“もしかして…。
牧野(先輩)は、其の時には、既に、司(道明寺さん)に、最後の挨拶を兼ねて、道明寺
邸に現れて、司(道明寺さん)と牧野(先輩)の二人の大切な思いでの品を、返しに来た
という訳(だったの・だったのでしょう)か?”と…。