tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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其の後【司とつくしは兄妹?…<つかつく>】  14.



つくしの『Birthday Party』の日の司は、結局、道明寺邸に、帰宅し無ければ成らない事に
成ったのだった。


何故なら…。
司の母親で在る 道明寺楓が、花沢邸に現れたのだから…。


実は、つくしの誕生日の12月28日の此の日…。
本来の司は、花沢邸に泊まって、翌日の西門邸に出向く時も、花沢邸から、つくしと一緒に、行くつもりだったのだ。
其れが、例え、ゲストルームで、泊まる事に成ったとしても…。


其れなのに…。
自身の母親で在る 道明寺楓の出現で、司の計画は、丸潰れだったのだ。



実は、司は、つくしの誕生日の此の日…。
類の手招きに寄り…。
翌日の話しを聞いて居たのだった。


「司…。
 知ってる?
 明日、西門邸で、つくしの振袖を選ぶらしいよ。」と…。


司は、知らなかったからこそ…。
司は、類に、感謝して居たのだった。


「類…。
 教えてくれて、サンキュな!」と…。


此の時の類には、分かったのだった。


“如何やら…。
 司は、知らなかった様だね。”と…。


だが、結局、此の時の司は、渋々、道明寺邸に帰って行ったのだった。



という訳で、翌日と成り…。
司は、類に、TELを入れて居たのだった。


「類…。
 つくしは、何時(なんじ)に、西門邸に、向かうのか?
 類は、知ってるか?」と…。


類とて、其処まで、聞いて居なかったのだ。


だからだったのだろう。
類は、司に、返答するのだった。


“俺は、知らないけど…。
 つくしに、訊いて上げ様か?”と…。


実は、此の時の司は、そんな類からの上から目線の物言いに、少しばかり、憤慨気味だったのだ。


だが、司の今の頼りは、類だけなのだ。


どれだけ、上から目線の物言いだったとしても、其処は、グッと、我慢せざるを得ない司だったのだ。


だからこそ…。
此の時の司は、類に、言って除けるのだった。


「ああ。
 訊いて欲しい。」と…。


なので、類は、司に、言って除けるのだった。
嫌味な様に…。


“ふ~ん。
 今日の司は、自棄(やけ)に、素直じゃん‼”と…。


なので、司にして視れば…。
苛立ちそうな類からの言葉では在ったのだが…。
取り敢えず…。
否…。
敢えて、素直に、類に話しするのだった。


「類…。
 今日のこんな素直な俺を虐めて、楽しいか?」と…。


だからだったのだろう。
類は、クスっと、笑って、司に返答するのだった。


“分かったよ(笑)。
 つくしに、訊いて…。
 後で、連絡して上げるね。”と…。


なので、司は、類に、お礼の言葉を、伝えるのだった。


「サンキュな!
 類…。」と…。


此の時の類は、そんな司からの素直なお礼の言葉を聞いて、“今日は、何時もと違って、かなり、素直じゃん!”と、思い乍ら、クスクス、笑って居たのだった。
勿論、此の類の心の声は、司には、聞こえて居なかったのだが…。



そして、類は、つくしの自室に行き、司からの伝言として、つくしに、訊き始めるのだった。


「つくし…。
 入るよ。」と、言い乍らも、類は、既に、つくしの了承の言葉を聞く間も無く…。
つくしの自室のドアを開けるのだった。


こんな類は、類とつくしが、兄妹だったと発覚した時から、当然の様に…。
日常茶飯事な出来事だったのだ。


なので、つくしも、全く、気にする様子も無かったのだった。


年頃の兄妹としては、珍しいのかも知れない。



其処で、類は、話しし始めるのだった。


「司からの伝言…。
 今日、何時(なんじ)に、西門邸に、行くの?」と…。


つくしは、驚愕だったのだ。


何故なら…。
“如何して、直接、私に、訊いて来ないんだろう?”と…、思ったからだったのだ。


だからだったのかも知れない。
つくしは、不満顔を、顔に張り付かせていた様で、類に、指摘されて居たのだった。


「つくしは、不満の様だね。
 だったら…さ。
 つくしから、司に、言いなよ。
 俺は、司から、伝言を頼まれただけだから…さ。」と…。


なので、つくしは、類に、返答するのだった。


「うん。
 そうだよね。
 お兄様は、仲介してくれただけ…だもんね。
 そうするね。」と…。


そして、つくしは、司に、連絡を入れるのだった。


「如何して、お兄様に、連絡を入れたの?
 私に、直接、訊けば良いじゃん!」と…。


其処で、司は、恥ずかしそうに、自身の想いをつくしに伝えるのだった。


“俺は、元々、つくしが、振袖を選ぶ時には、一緒に居て、選んで遣りたかったんだよ。
 だって…よ。
 俺が、選んだ振袖を着付けたつくしを観て視たかったから…な。
 でも…よ。
 「男が就いて行く様なモノではねぇ(無いさね)。」と、タマに言われて…よ。
 だから…よ。
 つくしに訊くのは、如何かと思ってよ。
 だから…な。
 「類を誘って…。
  総二郎に会いに行く振りをして、西門邸に行けば良いか?
  で、其の時に、偶然を装うって…。
  つくしの振袖を選んで遣れば良いか?」と、考えたんだ。
 ダメだったか?
 つくし…。”と…。


余りにも、泣きそうな司のそんな声を聞いたつくしは、其れ以上、怒る気も失せて居たのだった。


其の代わりに、司の耳に聞こえて来たTELの向こうからのつくしの声は、笑い声だったのだ。


「クスクス…。
 クスクス…。」と…。


なので、司は、つくしのそんな笑い声に、驚愕して、訊き始めるのだった。


“如何した?
 つくし…⁉”と…。


だからだったのだろう。
つくしは、司に、返答するのだった。


「司…。
 私を、迎えに来て…。
 帰りも、司が、送ってくれる?」と…。


だからだったのだろう。
司は、そんなつくしに、即答するのだった。


“ああ。
 つくしを迎えに行くし…。
 送って遣る。
 だから…。
 其処(花沢邸)で、待ってろよ‼”と…。


なので、司の気持ちは、急浮上したのだった。


司の気持ちは、つくし次第で、上がったり…。
下がったりする。


類は、そんな司を羨ましく思うと同時に…。
義弟に成る予定の司を、応援して居たのだった。
弄り乍らも…。



そして、つくしは、自身の母親で在る 花沢かすみに、報告するのだった。


「今日は、司と一緒に、西門邸に、向かうわね。」と、楽しそうに…。


此の時の類とつくし兄妹の母親で在る 花沢かすみは、そんな自身の娘で在る つくしを、呆気に取られて、観て居た事だけは、確かだったのだ。

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